ジャパンインターナショナルボートショー2015【トヨタの高級クルーザー『PONAM-31(ポーナム)』を検証】

『ジャパンインターナショナルボートショー2015』を見に、横浜にあるパシフィコ横浜に来ています。

ジャパンインターナショナルボートショー2015

トヨタのブースを見てみることにします。トヨタは車だけではなく、トヨタホーム(家)やマリン事業部など、いろいろな分野の事業を展開しているようで、車のエンジンやボディーの技術を生かしてジェットスキーも作ってくれないかと思ってしまいます。

ジャパンインターナショナルボートショー2015

受付のキレイなお姉さんを見ながらとりあえずはブースへ突入。車のエンジンを『マリナイズ(マリン用にカスタマイズという意味?)』したエンジンを展示してありました。

船のエンジンは洋上において命綱のようなもので、エンジンへの絶対的な信頼がなければ安心して海上に出ることなどできません。燃費や静寂性、整備性の良さも重要ですが、やはり一番重要なのは『壊れないこと』だと思います。

エンジンの馬力や排気量などは二の次で、やはりエンジンの耐久性と信頼性がマリンエンジンにとっては最も大切。

ジャパンインターナショナルボートショー2015

トヨタのマリンエンジン『M1KD-HV D-4D』という型式のエンジンは、排気量2,982ccのディーゼルターボエンジンで、最高出力は260馬力もあります。「えっ、3,000ccのディーゼルターボエンジンで260馬力もあるの?」と思ってしまいます。

キャンピングカー専用シャーシとしてトヨタが製造している2015年時点の現行型カムロードのディーゼルエンジン(1KD-FTV)は、排気量2,982ccと同じでディーゼルターボ仕様、しかし最高出力は144馬力と M1KD-HVエンジンより100馬力以上控えめな出力。

ジャパンインターナショナルボートショー2015

闇雲にエンジン馬力を上げれば燃費などが悪くなるので一概に馬力だけを上げろとは言いませんが、重たいキャンピングカーを軽快に走らせるためには、200馬力位は欲しいところ。

わずか1,500ccのガソリンエンジンとスーパーチャージャーの組み合わせで300馬力を発生させる私のジェットスキーに比べれば、3,000ccもの排気量があるディーゼルターボエンジンでは260馬力でも足りないと思うところ。

この260馬力のエンジンを搭載している船の名前は『PONAM-31(ポーナム)』という呼び方らしいです。まぁ、水の抵抗はハンパではないため、マリン用エンジンは陸上を走る車よりエンジン馬力が大きいのは仕方のないことかもしれませんが、カムロードのディーゼルターボエンジンももう少し馬力が欲しいところ。

ジャパンインターナショナルボートショー2015

このエンジンを搭載している『PONAM-31(ポーナム)』の試乗艇が展示されていたため、ちょっと中を見せてもらうことにしました。

ジャパンインターナショナルボートショー2015

ちなみにデッキに立っている女性二人はどうやらモデルさんのようで、ずっとデッキに立って外を眺めているのでどうしたのかと思っていたのですが、お仕事中のようでした。

人がひっきりなしに行ったり来たりする中で一日中立ち続けるお仕事は大変だと思いますが、頑張っているようです。ポーナムのイメージ作りに一役買っていることには違いありません。

ジャパンインターナショナルボートショー2015

室内は高級なキャンピングカーのようで、右側にあるギャレースペースにはシンクや冷蔵庫などが装備されていました。対面式のシートも装備されていて、キャンピングカーショー会場と錯覚してしまいそうな光景。

ジャパンインターナショナルボートショー2015

今度は2階にある運転席に乗ってみました。ここは会場内でもかなり高い場所にあるため、ボートショーの会場が一望できる見晴らしの良い場所。

ステアリングを握ったりして悦に入っていると後ろから3人のオッサン(自分もそうですが・・・)が乗り込んできて、「ん~、ちょっと狭いけどこんなもんかな、でも俺の船と比べればコンパクトで操船しやすいかもね」などと話をしていて「も、持ってるんかい!しかもコレより大きな船を・・・」と、その場から逃げ出したくなるような羨ましい会話が私の後方で交わされていました。

ポーナム

ちなみにこの『PONAM-31(ポーナム)』の価格は2,970万円(税別)と、庶民にはとても手が届かない価格。スペックも凄まじく、前述の260馬力のディーゼルエンジンを2基掛けし、合計520馬力という仕様。

燃料は軽油ですが、その燃料タンク容量は620リットルと、車などと比べても桁外れに多い容量。「そりゃ~洋上でガス欠なんてシャレにならないから、これだけの容量が必要だと思うのだけど、スゴイ量だな」と思ってしまいました。2015年3月現在の軽油価格は100円/L位ですから、燃料タンクが空の状態から満タンにすれば6万円程掛かる計算になります。

しかもマリーナなどで給油する場合は街中のガソリンスタンドの価格より高額なため、この1.5倍程の費用が掛かると思われ、そうなると満タンにした場合9万円程となります。

「ま、満タンにするだけで9万円・・・、ありえないな・・・」と、思うような人はこの船を買うことができないので関係はないと思いますが、私のような庶民には理解できない世界。

また、ハル(船体)も従来のFRPではなく、アルミ合金製のハル(船体)を採用し、波の衝撃が船内に伝わりにくいという特徴を持っているようです。

ジャパンインターナショナルボートショー2015

ボートショーの会場内はこんな感じで、それなりに賑わっていますが、このような超高級クルーザーを購入できる人は何人位いるのでしょうか。

ジャパンインターナショナルボートショー2015

会場の奥の方には『横浜中古艇フェア』の看板も見え、中古のジェットスキーも多数展示されていると思われるため、後で見るのが楽しみです。

ジャパンインターナショナルボートショー2015

この『PONAM-31(ポーナム)』は2014年の日本ボート・オブ・ザ・イヤーを受賞しているようで、その垂れ幕が誇らしげに掲げてありました。

ジャパンインターナショナルボートショー2015

このようなクルーザーの多くに採用されている、接岸する際に使用する船底のインペラも装備されています。

ジャパンインターナショナルボートショー2015

この装置の名前は『サイドスラスター(船首にあるのでバウスラスター)』という装置のようで、大型船などにも採用されている比較的ポピュラーな装置のようで、これがあれば縦横自由に船を操ることができるため、接岸が容易になるのは間違いありません。

ジャパンインターナショナルボートショー2015

ポーナムの運転席には人が途切れず、購入はできなくても一目超高級クルーザーの運転席を見ておこうという方が次々と訪れていました。

ジャパンインターナショナルボートショー2015

その隣のコーナーでは船釣りに関する講義が開催されていて、99%がオッサンというオッサン率が非常に高い講習会となっていました。いつの時代も釣りという趣味は男の狩猟本能を満たしてくれるもので、『誰よりもたくさんの魚を釣りたい』という気持ちは釣り好きの私にも痛いほど分かります。

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