ジャパンインターナショナルボートショー2016『個人用救難信号発信機 ACRレスキューリンクプラス が非常に気になる私』

『ジャパンインターナショナルボートショー2016』を見に、横浜にあるパシフィコ横浜に来ています。

ジャパンインターナショナルボートショー2016

こちらは、MARCURY(マーキュリー)のコーナー。確か船に使う船外機のメーカーだったと思うのですが、船外機も多数のメーカーがあり、競争が激しい分野。

日本国内のメーカーも、トーハツ、スズキ、ヤマハ、ホンダ等が有名どころで、それに海外勢も入れるとかなりの数の船外機メーカーが世界中にあります。

それ程市場規模が大きくない海洋レジャー関連の産業だけに、生き残りをかけた戦いは厳しいものがあるのかもしれません。

ジャパンインターナショナルボートショー2016

凄く船体の細いカヤックが展示してありました。

ジャパンインターナショナルボートショー2016

セーリングカヤック『ETUPiRKA(エトピリカ)』というモデル名のカヤックらしく、『水上を自在にめぐり、まだ見たことのない体験と感動を。』『しなやかな「船体」と力強い「翼」で、自由に・・・より遠くへ。』

『アウトドアスポーツの楽園北海道から生まれたセーリングカヤック「エトピリカ」』というような説明文がありました。

ジャパンインターナショナルボートショー2016

Made in japanということで、非常に美しい造りをしています。細部まで丁寧に造られており、やはり日本製の製品はいいなと思ってしまいます。

ジャパンインターナショナルボートショー2016

船体サイズは、全長4,850mm×全幅2,300mm×全高3,300mmという大きさで、100艇限定で698,000円(税別)という価格。

70万円程でこれだけ美しい船体と軽快な走りをするセーリングカヤックが手に入るのであれば、そこそこ安い気がするのですがいかがなものでしょう。

ジャパンインターナショナルボートショー2016

セイルが付いているため、風があれば自分で漕がなくてもいい訳で、エレキなどのバッテリー関係の装備も必要とせず、ある程度の距離を楽に移動できると思います。

ジャパンインターナショナルボートショー2016

ジャパンインターナショナルボートショー2016の会場内で気になったのがコレ。『個人用救難信号発信機 ACRレスキューリンクプラス』という商品。

1982年から3万人を超える命を救った実績が認められています。というようなふれ込みで、個人で使える救難信号機のよう。

ジャパンインターナショナルボートショー2016

『あなたの最後の命綱』突然の落水、エンジン停止、船体破損・・・携帯電話は圏外、無線も無い

どうしますか?

というポスターが目を惹きます。

今は霞ヶ浦や河口湖、利根川などの基本的にはクローズド水面でジェットスキーに乗っているため、漂流して遭難するような危険性は極めて少ないものの、海でジェットスキーに乗る場合は別。

沖に一人で出ている際、エンジントラブルなどで航行不能になった場合、風向きによっては岸に帰れなくなる場合もあります。

「PLB※」は、そんな時に頼りになる、最後の命綱。

空が開けている場所ならどこからでも全世界をカバーする人工衛星網があなたの救難信号をキャッチします。

※PLB(Personal Locator Beacon)は、個人で使用できる救難信号発信機です。人工衛星を使った全世界的な救助システム「コスパス・サーキット」の一環として運用され、携帯電話や船舶無線が通じないような海域でも人工衛星に向けて救難信号を発信することができ、生還の可能性を飛躍的に高めます。

ジャパンインターナショナルボートショー2016

ということで、こんな感じでコンパクトな本体にアンテナと機器が装備されている模様。46,000円(税別)という価格ですが、これで命が助かるのであれば安いものだと思います。

外洋でジェットスキーに乗る際には是非あった方がいい装備品だと感じました。

過去には、ランナバウトで真夏の海に出たまま行方不明になった男女のカップルが、数日後に変わり果てた姿で発見されたという事例もあるため、海というオープンスペースで遊ぶ以上はそのようなリスクがあるというのも十分に理解しておかなければなりません。

興味深い機器のため、細かい仕様を載せておきます。

●概要/環境
製品型番:PLB-375 ResQLink+
製品番号:2881.68
外寸:4.1×4.8×11.4cm
重量:153g
浮力:カテゴリー1、浮力あり※
材質:高耐衝撃性・耐紫外線プラスチック
色:ACR-treuse[TM](高視認性の黄色)
ストロボ:明るい白色、3秒に1度点滅
起動:手動
操作:2段階(アンテナを展開し、ONボタンを押す)
防水性:水深5mにて1時間、10mにて10分(21℃)
作動寿命:24時間以上(-20~+55℃)
認証:コスパス・サーキット、FCC、カナダ、R&TTE、AMSA、日本の電波法

製品保障:5年
鉛の使用:無し

温度領域
作動:-20℃~+55℃(クラス2)
保管:-30℃~+70℃

●電池
種類:非危険物のリチウム電池(国連分類による危険物クラスにて非危険物に適合)
電池交換:ビーコンの登録後5年又は緊急時に使用した後に交換してください。

●406MHz発振器
周波数:406.037MHz
出力:5W+/-2dB
安定性:±2ppb/100ms

デジタルメッセージ
フォーマット:144ビット
Longメッセージ:シリアル化コード**
メッセージプロトコル:標準位置
持続時間:520ms
レート:400bps
符号化:バイフェーズL
変調:±1.1ラジアンピーク

●121.5MHz発振器
周波数:121.5MHz
許容偏差:±50ppm
出力:>25 W PEP(基準80mW)

変調
種類:AM(A3X)
掃引範囲:400~1,200MHz
掃引速度:3MHz
デューティーサイクル:33.3%

空中線(アンテナ)
周波数:406.037MHz及び121.5MHz
偏波:垂直
定在波比/VSWR:1.5:1以下

※ResQLink+は浮力を有するPLBですが、水中での使用には対応していません。水面より上でご使用ください。アンテナを垂直に伸ばし、障害物の無い空に向けてください。

ということで、自分でもよく分からないような単位などの数字が羅列されているようですが、分かる人が見れば理解できるのでしょう。

注意事項としては・・・

●無線局の免許が必要です
本製品は購入してすぐに使用できません。電波法により定められた手続きを行い、遭難自動通報局の無線局免許が必要です(無線従事者資格は必要ありません。)。PLBの無線局の免許の有効期間は、免許の日から5年間です。有効期間が切れた状態で使用すると、海上遭難の際、捜索救助活動が行われないばかりか、不法無線局として法令により処罰されるおそれがあります。

●本人(無線局免許状に記載された方)以外は使えません
PLBは、無線局の免許を受けた本人が遭難したことを知らせるためのものです。他人へ貸したり電波法で定める手続きを経ないで譲ったりすることはできません。他人が勝手に使用しないよう、保管の際にも十分注意して下さい。

●日本の技術基準に適合したPLBしか使えません
PLBは、技術基準適合証明等を取得したものでなければなりません。外国で販売されている技適マークのないPLBを使用した場合、電波法に違反するだけでなく、遭難救助活動に支障が出るおそれがあります。

●万一に備え、本人以外に連絡できる方が必要です
PLBから電波が発射された場合、遭難の事実を確認するために少なくとも2名の方と連絡がとれる電話番号を無線局免許の際の申請書に記入して頂く必要があります(変更があった時は届け出が必要です)。

●海上以外では使用できません
PLBは我が国では海上においてのみ使用することができます。陸上(山岳、湖沼、河川など)や上空では使用できません。

●海上遭難時以外には絶対に使用しないで下さい
PLBを作動させると、直ちに捜索救助活動が開始されます。したがって、海上遭難時以外は絶対に作動させないで下さい。故意に使用すると法令により処罰されるおそれがあります。なお、誤って作動させてしまった場合には、本体の動作を解除し、たとえ数秒間であっても電話番号118番や船舶無線などで海上保安庁に連絡して下さい。

という感じで、かなり使用に際しては厳格なルールがある模様。確かに一度作動させれば大勢の方や機材を動員する事態となるため、誤報は許されないと思います。

ジャパンインターナショナルボートショー2016

なかなか面白いモノを見せてもらいました。実際に使用するような場面が訪れないことが一番ですが、いざという時に持っておけばこれ程心強い装備品もありません。

アマゾンでも取り扱っているようなので、興味のある方は一度ご覧になってみるのもいいかと思います。

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