『ジャパンインターナショナルボートショー2017』inパシフィコ横浜へ行ってきました【その02-1】画期的な船外機のオプションを発見!
今回は、2017年3月5日(日曜日)に横浜のパシフィコ横浜で開催された『ジャパンインターナショナルボートショー2017』を見に行った時の様子をご紹介。
『浜口ウレタン(株)』ハマウレというボート製造会社のコーナーにやってきました。
のぼりに『不沈』という文字が書いてあり、この『不沈』というフレーズに弱い私。加えて、栄養とか、ビタミンというフレーズにも弱く、さらに防水という言葉にも萌えてしまいます。
基本的に水辺で遊ぶのが好きな人間のため、『不沈=沈まない』『防水=水中に落としても大丈夫』という脳内構成のため、それらの言葉には敏感に反応。
「あ、焼き芋の模型だ・・・!」と、本気で一瞬思ってしまったディスプレイ。でもコレはゴムボートのチューブ部分にウレタンを注入したところを切り取ったカットモデル。
浜口ウレタンという会社名から分かる通り、ウレタンの加工技術が得意な会社のよう。ウレタンを注入したアルミリブボートが2016年の伊勢志摩サミットの警備艇として採用され、テロ対策警備艇として新たに販売を始めた模様。
確かに警備艇がいざという時にパンクして沈んでしまっては意味がありませんからね。
不沈構造のゴムボートも興味深いものがありますが、さらに興味深い製品がさりげなく展示されていました。
それがこの『スズキ4ストロークDF15ジェット船外機(ハマウレオリジナル)』という製品。これのどこが画期的かと言えば・・・。
通常船外機のこの部分にはプロペラが付いていて、そのプロペラが回転して推進力を生み、船などを前進させる原動力となっています。
ところがこの船外機にはそのプロペラの姿がありません。
あるのはこの写真のような丸い筒状の穴だけ。「分かった!プロペラはオプション扱いなんだ~」って、そんな訳はありません。プロペラがオプション扱いということは、自動車に例えれば、「タイヤはオプションになります~♪」と、サラッと言っているようなもの。
このポッテリとした感じ、実は船外機に取り付けることができる、ジェット推進システムということらしいです。
プロペラがむき出しになっていることのデメリットとして、人が接触すると大怪我をする恐れがあることや、浅瀬を航行する際、プロペラが水底に接触する恐れがあるなど、いろいろと問題になることも・・・。
その点、ジェット推進システムであれば、人がプロペラに触れる心配もなく、浅瀬でもプロペラを水底に接触させる心配をしなくても済むなど、メリットも多いハズ。
ジェットスキーにも採用されている、ジェット推進システムのため、どこかに吸水口がなければならないのですが、それはあのポッテリとした物体の真下にありました。
ジェットスキーの吸水口同様、格子状のゴミ除けが付いています。もちろん100%ゴミの吸い込みを防ぐことはできませんが、ある程度浮遊物の多い水域でもプロペラへの直接的なダメージを気にせず航行できそうです。
ジェット船外機『人・浅瀬・ガレキに安全』というのぼりの通り、なかなか画期的な船外機のアタッチメントに感心する私でした。
「やっぱボートショー面白いわぁ~♪」と思いながら、さらなる新発見を求め、『ジャパンインターナショナルボートショー2017』の会場内をフラつく私でした。