『ジャパンインターナショナルボートショー2017』inパシフィコ横浜へ行ってきました【その07】ボートショーで新型NSXの運転席に座ってみた!?
今回は、2017年3月5日(日曜日)に横浜のパシフィコ横浜で開催された『ジャパンインターナショナルボートショー2017』を見に行った時の様子をご紹介。
ホンダのコーナーにやってきました。ホンダと言えば『HONDA』と書いた方が馴染みがあると思いますが、あの自動車で有名なホンダのこと。
ホンダにもマリン事業部のような『汎用製品部門』があり、そこで船に使われるマリンエンジンを開発・製造しています。昔はアクアトラックスというジェットスキーを製造・販売していたこともありました。
日本国内であまり見掛けることはなく、数年前に生産は終了していると聞いていますが、一度は乗ってみたかったジェットスキーの一台ですね。
今年はやや大きめの釣り用ボートを展示。
昨年は大型のパワーボートを展示していたのですが、今年はナシ。パワーボートの展示も興味深いものがありますが、現実的な路線に転向した模様。
最近再燃した釣り熱により、やたら釣り関連の装備品が気になる私。この展示用に使われているロッド、使用感たっぷりで、単なる展示用機材とは違い、ホンダの関係者の誰かが実際に使っている道具のよう。
よく展示機材にある「コレ、この遊びをよく知らない人が展示したでしょ・・・」みたいな感じではないところが面白いところ。
その大型の釣り船を載せているトレーラーを見て「オヤッ?」と思ったのがコレ。
何やらドローバーの部分が折り畳みできる構造のようで、トレーラーの全長を短くできるようになっています。コレ、ジェットスキー用のトレーラーにも欲しい機能ですね。月極駐車場などにジェットスキー用トレーラーを駐車する際、長さが気になる場合があり、折り畳み機構があれば、スペースの節約になります。
折り畳み部分の構造はこのような感じで、ピンを抜き差しして固定・解除をする仕組み。この部分が短くなっていれば、不用意に足をぶつける心配も少ないと思われ、なかなか良いアイデアだと思います。
その他、小型のボートや船外機なども展示してありました。
ホンダの新型NSXも展示してありました。
以前東京駅で見たNSXはワインレッドでしたが、『ジャパンインターナショナルボートショー2017』の会場にはホワイトの車体を展示。
何と今回は運転席に乗ってもいいとのことで、私も順番に並んで運転席に座らせてもらうことに。
ボートや船外機に混じり、NSXが展示されています。
係のお姉さんにドアを開けてもらい、運転席に乗り込みますが、乗り込むというよりは『潜り込む』と表現した方がいい感じ。シート座面が非常に低い位置にある上、運転席の狭さもなかなかのもの。
座ってしまえばバケットシートに身体がホールドされ、囲まれ感が心地良く感じます。視線の高さが非常に低く、ボンネットは見えません。「これは慣れるまで相当な緊張感を強いられる車だなぁ~」というのが素直な感想。
それでも、どんな加速をし、どのようなコーナーワークを体験させてくれるのか、自分で運転しなくとも、助手席に乗って体験してみたいと思わせるようなスポーツカーです。
ホンダのコーナーにキレイ(美しい)な船が展示してありました。
『有限会社 佐野造船所』という会社が製造した船のようで、200年以上の社歴がある会社。
『江戸時代の和船造りから始まり現在のヨット、モーターボートまで。和船の高度な木工技術を生かし時代の流れに取り残されることなく、その時代に求められる木造船を造り続けています。』ということらしく、東京都の江東区に会社があるみたい。
フレームは木造のようで、木造フレームとFRPを組み合わせた美しい船。特にキャビン部分の造形が美しく、味わいがありますね。
コクピット部分も木がふんだんに使われ、温もりある内装になっています。
このレトロ感がたまりません。
制作途中の様子を写真に収めたパネルが展示されていました。ホンダの社員の方もお手伝いしている様子で、かなり手作業での部分が多い船だということが分かります。
お値段は2,700万円程とのこと、先程運転席に乗せてもらったNSXも2,700万円程ということで、陸を走るか、海の上を走るか、迷うところですね。
まぁ、私の場合、迷うことなく『買えませんが・・・』(苦笑)