『ジャパンインターナショナルボートショー2017』inパシフィコ横浜へ行ってきました【その11】大型クルーザーに乗って『加山雄三』気分!?
今回は、2017年3月5日(日曜日)に横浜のパシフィコ横浜で開催された『ジャパンインターナショナルボートショー2017』を見に行った時の様子をご紹介。
ボートショーの華でもある、大型の船を展示しているコーナーの一角にある、ヤンマーのコーナーにやってきました。
とても買えるような船ではありませんが、見るだけであれば誰にでも見せてもらえるのがボートショーの良いところ。
船底にある『サイドスラスター』と呼ばれる船を横向きに動かすための装置に使われているインペラの色は赤。黒い色のインペラもあり、普段は見える場所ではありませんが、カラーリングされていました。
船体を支える船台も巨大で、どっしりとした物を使用。ボートショーらしく、ヤンマーのロゴ入り。
肝心の船のデッキはこんな感じ。
全長12.39m×全幅3.40mという大きさで、495馬力のエンジンを搭載。驚くべきは燃料タンクの容量で、800Lもの燃料が入るみたい。
さらに驚くのが燃費。100.7L/hとサラリと記載していますが、1時間に100Lの燃料を消費するようです。ということは800Lの燃料を約8時間で使い果たしてしまうということ。
価格は3,200万円程と、一般庶民が買えるような金額ではないことは確かですが、ものすごく無理をして購入したとしても、マリーナの保管費用や燃費などを考えると、買ってからの維持も大変そう。
そんな非現実的な大型船ではありますが、多くの方が見学中。
モニターに映し出されているように、大海原を颯爽と航海すればさぞ気持ちが良いと思われます。
私も少し失礼してデッキ部分を見学させて頂くことに。
キャビンの外にも魚群探知機等の画面を確認できるモニターが設置されていました。
キャビン内に入ると、これは多分ショーモデルということだと思いますが、床の開口部の扉がアクリル製になっており、エンジンルームが見えるようになっています。
上から覗き込むと、巨大なエンジンが船底に格納されている様子がよく分かり、コレは面白い演出ですね。
キャビン先端部からの眺め。住宅の2階部分からの眺望のようで、『ジャパンインターナショナルボートショー2017』の会場内が一望できます。
運転席に座ってみました。もう既に気分は『加山雄三』です(笑)。「海はいいなぁ~」などと頭の中には大海原。妄想が加速しそうな素晴らしい眺めです。
運転席部分にも魚群探知機などのモニターが設置されており、「3,200万円の船で釣りかぁ~、贅沢だよなぁ~」と、思ってしまう私。
キャビンの正面下部にはベッドルームのような部屋があり、その手前にトイレだと思われる扉がありました。
扉を開けるとマリントイレが設置されていました。私の愛するウォシュレットは付いていない模様。
「3,200万円もする船なのだから、ウォシュレット付き便座位は装備して欲しいよなぁ~」と、買えない一般庶民が申しております(滝汗)。
ベッドルームはこんな感じ。陸地で横になっている分には良いかもしれませんが、船に弱い私は閉鎖的な空間で波に揺られていると、船酔いしそう。
とりあえずデッキに出るためのハッチはありました。ここから頭を出して海風に当たるのは気持ち良さそうな感じ。
船の後端にはリボーディングステップのような物が付いていました。舩を海に浮かべた時、ここに腰掛けて停泊中は足を海に浸けておくことが出来るみたい。
『DIESEL INBOARD FISHING CRUISER EX PROTOTYPE』と書かれており、※プロトタイプということは、開発段階の船のよう。
フィッシングクルーザーという名の通り、釣りに特化した船のよう。
※プロトタイプ
デモンストレーション目的や新技術・新機構の検証、試験、量産前での問題点の洗い出しのために設計・仮組み・製造された原型機(Wikiより)
男性が熱心にエンジンルームとおぼしき場所を覗き込んでいました。
こちらはお隣のホンダのブース。
マリン用エンジンも展示してありました。
6LY440という型式で排気量5,813cc、440馬力のエンジンスペック。
6L・・・6リッター(6気筒)
Y・・・ヤンマー
440・・・440馬力
という意味なのでしょうか?型式を見れば何を表しているのか、一目で分かるような感じがするのは私だけでしょうか。
重量585kgの堂々とした立派なマリンエンジンです。