カムロードの効かないエアコン(クーラー)奮闘記【その02】

キャンピングカーのベース車両である、カムロードのエアコン(クーラー)についての妄想第二弾は、最近キャンピングカービルダー業界でも大流行りの家庭用エアコンの搭載について。

家庭用エアコンとはそのものズバリ、一般のご家庭の部屋に設置されているアノエアコンのこと。最近は冷房専用などではなく、冷暖房兼用のタイプが主流。

カムロード エアコン

最初は「えっ!キャンピングカーに家庭用エアコンなんて付くの?」と、驚いたものですが、キャンピングカーも移動するとは言え、トイレやシャワー、寝床などもあり、そういった意味においては立派な『家』と言っても過言ではありません。

ただ、家庭と決定的に違う点と言えば、キャンピングカーには電柱から電線が繋がっている訳ではないため、電源を確保しなければならないということ。

コレが意外に難題で、キャンピングカーという限られた空間の中において、最適な電源はどれなのか?キャンピングカービルダーさんを始め、ユーザーの方も頭を悩ませている問題でもあります。

ということで、家庭用エアコンを動かすための、まずは電源の確保はどうすれば良いのかということから始まります。

今回は、キャンピングカー内にサブバッテリーを複数搭載し、エアコンを動かす方法を考察。

カムロード エアコン

まず必要なのは、サブバッテリー。それも1個ではなく最低2個、場合によっては3~4個という数が必要。

当然バッテリーは使うと電機が消費されるため、補充も考えなければなりません。一般的にキャンピングカーには『走行充電器』という機器が装備されており、アイドリングや走行時にサブバッテリーを充電する機能が付いています。

カムロード エアコン

しかし、ただ充電するだけはダメで、メインバッテリー(車のエンジンを掛けるために使うバッテリー)を保護しつつ、サブバッテリーを充電できるよう、『アイソレーター』等の機器も必要。

カムロード エアコン

さらに、12Vでは家庭用エアコンは作動しないため、12V→100Vへ変換してくれる『インバーター』という機器も必須に。

コレにもちろんエアコン本体(室内機・室外機)も必要で、これらを全て揃えるとなるとどの位の予算が必要なのでしょうか?

エアコン本体(室内機・室外機)・・・50,000円前後
サブバッテリー・・・1個15,000円前後
正弦波インバーター1500W・・・80,000円前後
走行充電制御器・・・10,000円前後

サブバッテリーは1個では不十分なため、家庭用エアコンを搭載するにあたり、3個が平均的な使用個数とすれば、サブバッテリー×3個で45,000円前後。

それらを全て合計すると、18,5000円程の機器購入費となります。

さらに自分で取り付けが出来れば良いのですが、キャンピングカー販売店等に取り付けを依頼すれば、取り付け工賃が発生。

仮に50,000円の取り付け工賃だとすれば、合計235,000円程に。

カムロード エアコン

ちなみに、トリプルサブバッテリー+インバーターでの家庭用エアコンの駆動時間は、夜間6~8時間、昼間2~3時間程度というのが実用域らしく、昼間の暑い時間帯をフルにカバーする程の持続力は無さそうです。

ならばキャンピングカーに発電機を搭載して・・・、という手もありますが、コチラはまた別の機会にということで。

家庭用エアコンをトリプルサブバッテリー+インバーターで駆動させるメリット・デメリットについてまとめると・・・。

【メリット】
・発電機等を使用しないため、静かにエアコンを駆動できる
・大容量のインバーターを搭載しているため、家庭用エアコン以外の家電をある程度自由に使える
・家庭用エアコンの効きは強力なため、それ程広くないキャンピングカー内であれば、寒い位に冷やすことが可能

【デメリット】
・家庭用エアコンの室内機、特に室外機をキャンピングカーに設置するにはかなりの無理を伴うため、自作するのが難しい
・トリプルサブバッテリーの管理が面倒
・3~5年ごとに3個のサブバッテリーを交換する必要があり、意外にランニングコストが掛かる
・家庭用エアコンはキャンピングカーに搭載されることを想定していないため、トラブルがあっても保証されない

さらに、忘れてはいけないのが、機器の総重量。普通の住宅と違い、重量物を積載すれば、キャンピングカーの走行性能に影響を及ぼす他、燃費にも影響してきます。

大雑把に検証すると・・・

エアコン室内機・・・15kg
エアコン室外機・・・30kg
サブバッテリー1個・・・25kg(3個で75kg!)
1500Wインバーター・・・5kg

エアコンは機種によって前後すると思われますが、とりあえずネットで調べた平均的な値で計算してみます。

上記の総合計重量は・・・125kgということで、大人2名が常時キャンピングカーに乗車しているような感じになりますね。

こうしてみると、91馬力と非力なジル君にはちと過酷ではないかと思ってしまう私。とりあえず、これは『プランB』ということで、備忘録として記しておきます。

まだまだ続きそうです~(苦笑)。

関連記事

ページ上部へ戻る