カムロードのエアコン(クーラー)改良作戦『エアコンブースター』【その01】
私の所有しているキャンピングカーのベース車両である、カムロードというキャンピングカー専用シャーシですが、エアコン(クーラー)の効きがイマイチ。
2017年の夏の終わりにRVランドさんでクーラーの点検を受けましたが、特にエアコンのガスが漏れている場所は無いとのこと。ただ、少しエアコンのガスが減っていたので、補充してとりあえず様子見ということに。
いろいろと話を聞いていると、カムロードのエアコン(クーラー)を冷やす部分のユニットの容量に無理があり、元来トラックのキャブ部分(運転席・助手席)部分を冷やすだけの能力しかない機器で、後部居室まで冷やそうとしているため、そもそも能力不足とのこと。
ツインコンデンサーや家庭用エアコンなどの後付け装備を取り付けることで、それを補っているカムロードベースのキャンピングカーも多いとか・・・。
しかしどれも費用がそれなりに掛かる改造(改良)ばかりで、少し躊躇していたところ、エアコンのコンデンサーに水を掛けると気化熱によりコンデンサーが冷え、エアコンの効きが多少は良くなるという話を聞き、「それだ!」と思った次第。
で、どうするのかと言えば、エアコンのコンデンサーにホースで水を掛ける装置を自作することに。
ホースはこんな感じのメッシュ入りホースを使用。
キャンピングカーのシャワー設備に使われているホースと同じで、モノタロウやアマゾン、ホームセンターでも売っているホース。
それで水はどこから供給するんじゃい?ということで、全く今は使っていない、シャワー用の給水タンク(約80L)を使うことに。
もちろんシャワー用に水を送り出す水中ポンプも付いているため、それを今回は使います。
ということで、早速作業に取り掛かります。
コレがキャンピングカージルに装備されている約80Lの水タンク。もう何年も使用しておらず、どうなっているのかチョイと不安もありますが、まずはポンプの確認とホースの取り外しから。
モンキーレンチでは大きさが合わず、赤いホースニップルのプラスチックナットを外すことができません。いきなり頓挫してしまいそうです・・・。
そこであまり使いたくはありませんが、ウオーターポンププライヤーでつまみ、やや強引に回していきます。キャンピングカーショップがお客様から預かっている車両であれば、このような強引なやり方だと部品に傷が付いてしまうため御法度ですが、自分のキャンピングカーなので、その辺りは遠慮なくやっちゃいます。
こんな感じでホースニップルが外れました。ついでにホースも抜いておきます。と言っても簡単に抜ける訳もなく、結局ホースを縦に切り、何とか抜きました。
ちなみにこちらのホースはタンクのオーバーフロー用ホースで、このまま床下から車体の外に出ています。
こちらの奥の方のホースが水中ポンプに繋がっているホース。こちらのホースニップルも簡単にホースが抜けず、縦にホースを切り開いて抜きました。ホースの再利用は考えていないため、切ったホースは廃棄する予定。
タンクの中に入っている水中ポンプの様子。15年以上経過しているキャンピングカーのため、ホースが変色し、非常に硬くなっていました。
こちらのホースも再利用しないため、外して廃棄します。