カムロードのエアコン(クーラー)改良作戦『エアコンブースター』【その02】
私の所有しているキャンピングカーのベース車両である、カムロードというキャンピングカー専用シャーシですが、エアコン(クーラー)の効きがイマイチ。
そこで、エアコンのコンデンサーにホースで水を掛ける装置を自作することに。その製作過程をご紹介。特にこの装置の名前は無いのですが、とりあえず『カムロード用エアコンブースター』という、それらしい呼び名も良いかと・・・。
約80L程の容量がある、シャワー用の水タンクの中から水中ポンプを取り出していきます。15年以上経過している装備品のため、ホースが変色し、硬くなっていました。
ホースに付いているニップルを取り外そうと引っ張っても、簡単には抜けてくれません。ホースが硬くなっていることも影響していると思いますが、ガッチリとニップルに張り付いており、ビクともしません。
仕方ないのでカッターでホースを縦に切り、ニップルから強引に引き剥がしていきます。既存の古いホースは再利用しないため、切っても問題無し。
ホースやニップルとガサゴソ格闘すること十数分。ようやく水中ポンプを取り出すことができました。シャワーを使うために装備されていた水中ポンプのため、水量と水圧を確保するためでしょうか?直結のダブルポンプになっています。
エアコンのコンデンサーに水を掛けるだけなので、そこまでの水圧と水量は必要ないため、片方のポンプは切り離すことに。
ニッパーで配線をカットします。
ここまでくればもう後戻りはできません。(まぁ、ホースを繋ぎ直し、配線を繋ぎ直せば元通りになりますが、今はシャワー自体を使っていないため、直すこともないでしょう。)
水タンクのオーバーフロー用ホースをやや強引に抜いてみました。シリコンコーキングでがっちりと留められていたため、多少手こずりましたが、何とか抜けました。
キャンピングカーの床に18mm程の穴がぽっかりと空き、天井に装備されているルーフベントファンを回していると、穴から風が出ているのが分かります。
キャンピングカーの車体下のどの辺りに出ているのか詳しくは分かりませんが、随分前に見た記憶によれば、ガソリンタンクの上に出ていたような気がします。
そう言えば昔、水タンクを満タンにし、坂道に停車しているとガソリンタンクから液体が流れ落ちているのを発見し、燃料の軽油が漏れているのではないかと肝を冷やしたことを思い出しました。
オーバーフローした水が、ガソリンタンクの上に降り注ぐような構造になっていること自体信じられませんが、まぁ、バンテックのキャンピングカーですから、こんなものでしょう。