カムロードのエアコン(クーラー)改良作戦『エアコンブースター』【その14】
私の所有しているキャンピングカーのベース車両である、カムロードというキャンピングカー専用シャーシですが、エアコン(クーラー)の効きがイマイチ。
そこで、エアコンのコンデンサーにホースで水を掛ける装置を自作することに。エアコンのコンデンサーを強制的に気化熱で冷やし、クーラーの効きを改善させようという作戦。その製作過程をご紹介。
キャンピングカーのダッシュボードにあるインパネから取り外したスイッチ用ブラケット。取り付けるスイッチは2個ですが、勢いで4個とも外してしまい、とりあえず持ってきてみました。
真ん中にスイッチを取り付けるための穴を空ける予定ですが、補強のためでしょうか?ちょうど真ん中にリブのような出っ張りがあり、チョイと穴を空けるのが大変そう。
とりあえず中心が分かるよう、鉛筆で印を付けてみました。
しかし固定するモノが無ければこのままドリルで穴を空けることが出来ません。小型の万力でもあれば良いのですが、そのような道具の持ち合わせは無く・・・。
小型のクランプを持っているため、このように挟んでみました。ただ、表面がツルツルしているため、プラスチック製のスイッチ用ブラケットは簡単にズレてしまいます。
ならばと考え、薪用に購入したヒノキの板を小さく割り、クランプで共締めする方法を試すことに。
こんな感じでヒノキの板で両側からガッチリと挟み、やや不安定ではありますが、まずは細いドリルで下穴を空けてみます。
意外にうまくいきました。
今度はもう少し太いドリルで穴を空けていきます。
コチラもうまくいきました。
さらに最終的な太さのドリルで穴を広げていきます。
少し苦労しましたが、コレも何とかうまくいきました。
裏側から見ると、若干中心からズレているようにも見えますが、まぁ許容範囲でしょう。リブの部分も問題なくクリアしており、なかなか良さそう。
カッターで表面と裏側のバリをキレイにします。
早速スイッチを組み付けてみることに。しましたが、穴の大きさが若干小さいようで、スイッチのネジ部分がうまく入りません。これ以上太いドリルは持っていないため、さて、どうしよう。
最後は人力で何とかします。鉛筆に紙やすりを巻き、ゴシゴシと穴を削り、広げていきます。
おお!うまく通りました。苦労が報われる瞬間です。
ついでに言うと上下のリブも微妙にスイッチに当たるため、カッターで慎重に切り取りました。小さな部品ですが、現物合わせで何とか収めていきます。
同じ手順でもう1個も作成し、何とか形になりました。こうして見ると、市販品のような仕上がりで、非常に満足。実物大のプラモデルいじりが非常に楽しいと思える時間となりました。