カムロードのエアコン(クーラー)改良作戦『エアコンブースター』【その16】
私の所有しているキャンピングカーのベース車両である、カムロードというキャンピングカー専用シャーシですが、エアコン(クーラー)の効きがイマイチ。
そこで、エアコンのコンデンサーにホースで水を掛ける装置を自作することに。エアコンのコンデンサーを強制的に気化熱で冷やし、クーラーの効きを改善させようという作戦。その製作過程をご紹介。
水中ポンプを作動させるための配線はほぼ完了し、作動確認もOK。スイッチの設置がまだですが、それが完了すれば、後は実際に真夏になってから作動試験と効果を検証するだけとなりました。
ただ、その前に少し気になっていたのが、いわゆる『バッ直(バッテリー直配線)』にしている回路のこと。
そこでチョイと手を加えることに。
新たに購入した部品は、東芝の『安全ブレーカ』というモノ。
コレをバッ直配線の間にかまし、普段はスイッチに触れても水中ポンプが不用意に作動しないようにします。水が無い状態で水中ポンプが回り続けると、水中ポンプのインペラが焼き付いてしまう恐れもあるため、それを防止する役目もあります。
単純なブレーカーですが、一応導通をテスターで調べておきます。テスターで調べた結果、当たり前ではありますが、通電と遮断がキチンと行われている模様。
早速配線の間に割り込ませました。
スイッチから来ている配線にギボシ端子を取り付けました。
スイッチからの配線の片側を、水中ポンプのモーターを作動させる配線と繋いでいきます。
もう一方は12Vの電源コードと接続し、配線を仕上げていきます。
ブレーカーは給水タンクとリアエアコンの間の隙間に設置しました。木ネジで床面にしっかりと固定します。
配線を処理し、最初の配線や配管がゴチャゴチャしていた給水タンク付近がスッキリしました。
構想から半年余り、実際の作業は仕事が終わった後、夜コツコツと進めた結果、2ヵ月程の期間が掛かりましたが、とりあえず満足いく出来となりました。
水中ポンプを作動させるスイッチを取り付ける作業が少し残っていますが、これでカムロード用のエアコンブースターがほぼ完成となりました。
実際に真夏になり、効果を検証する作業はありますが、良い結果が出ることを祈りつつ、今年の暑い夏を待とうと思います。