カムロードのエアコン(クーラー)改良作戦『エアコンブースター』【その19】
私の所有しているキャンピングカーのベース車両である、トヨタカムロードのエアコンブースターの工作もほぼ完了し、後は真夏にテストをするだけとなっています。
7月も間近に迫り、ここ関東地方も観測史上最も早く梅雨明けし、暑さも本格的になってきました。いよいよキャンピングカーの給水タンクに水を入れ、エアコンブースターの試運転をしようかと思っていました。
ところが、いろいろと考えを巡らせているうち、そう言えば給水タンクにエアブリーザー(オーバーフローパイプ)を取り付けていないことを思い出しました。
エアブリーザー(オーバーフローパイプ)が取り付けられていなければ、何の不都合があるかと言うと・・・
・給水タンクの水が水中ポンプで吸い出される
・当然給水タンクの水が減少していく
・給水タンクの水が減少する際、どこからも空気が入って来なければ、極端な話、タンク内が真空状態になる
・タンク内が真空状態になると、水中ポンプが水を吸い込めなくなる可能性がある
ということで、車のガソリンタンクやジェットスキーのタンク同様にエアブリーザーの装備が必要なため、早速取り付けることに。
ここで気が付いたのですが、以前給水タンクの蓋部分に取り付けられていたオーバーフローパイプが、エアブリーザーの役目も兼ねていたのだと気付く私。
「そうだったのかぁ~」と思いながら、取り外した部品を再度取り付けることにしました。
まずはタンク上部にある透明のアクリル板を穴一つ分切り取ります。
真ん中位にカッターで切れ目を入れ、折り曲げて折ってしまいます。
残った透明のアクリル板の角を紙ヤスリで丸く仕上げ、手を切らないように処理。
少し見づらいですが、青っぽいホースの右隣にある透明のホースが元からあったエアブリーザー(オーバーフローパイプ)。
ちょうどコックも付いていることから、このまま使用することにします。
給水タンクの上でチョイと作業中。
給水タンクの蓋部分にL字型のニップルを取り付けます。
さらにその先にL字型のホース継ぎ手も取り付け。
エアブリーザー(オーバーフローパイプ)の高さが足りませんが、機能的には問題無いため、そのまま使います。
L字型のニップルを給水タンクの蓋に取り付け、ウォーターポンププライヤーでプラスチックナットを締め付けていきます。
L字型ニップルにホースを取り付け、とりあえず必要無いとは思いますが、ホースバンドも取り付けておきました。
適当な長さに切り、エアブリーザー(オーバーフローパイプ)と繋げば完成。
L字型継ぎ手の部分にはホースバンドは取り付けていません。特別水圧が掛かる部分ではないため、必要無いと思います。赤色のL字型ニップルに取り付けてあるホースバンドも、特に必要ないはずですが、余っていたので取り付けただけという感じ。
とりあえずこれでエアブリーザー(オーバーフローパイプ)も完成したため、カムロードのエアコンブースターの作成は完了ということで。
後は試運転と問題があれば修正ということになります。