神奈川キャンピングカーフェアを見に川崎競馬場へ【その11】バンコンの使い勝手に思うところ
今回は、2015年9月26(土曜日)に神奈川県川崎市で開催された、神奈川キャンピングカーフェアを見に行った様子をご紹介。
日産のNV350キャラバンをベース車両としたバンコンタイプのキャンピングカーも徐々に増えてきて、この神奈川キャンピングカーフェア会場内でもチラホラと見掛けるようになりました。
そのNV350キャラバンをベース車両とした『インディ1027』というバンコン。このNV350キャラバンの最大の魅力は、パートタイム4WDのディーゼルエンジン仕様があるという点。
この部分については、最大のライバルであるトヨタの200系ハイエースに対し、大きなアドバンテージがある部分。キャンピングカーや重量のある車両は、低速トルクの細いガソリンエンジンより、絶対ディーゼルエンジンの方が勝っていると私は思っているため、キャンピングカーであれば、ディーゼルエンジン、さらに4WDと決め付けているような感じ。
実際今乗っているバンテックのジルも非力ながら、ディーゼルエンジンのパートタイム4WD仕様。やはり4WDというのはアウトドアライフを満喫するにあたり、あれば絶対的な安心感が違う、いわば『お守り』のようなもの。
「一年中4WDのフルタイム4WDも結構ですが、普段は2WDで燃費良く涼しい顔をして走り、いざとなったら4WDに切り替えて窮地を脱出!みたいな使い方がオシャレかも」と、勝手に思っている私。
そんでもって内装はこんな感じの落ち着ける空間になっているなんて、「やっぱりキャンピングカーって素敵!」となっちゃう訳。
見た目はライバル車である200系ハイエースにそっくりな感じで、「あまり車に詳しくない人が見れば同じ車に見えてしまうだろうなぁ~」と思う私。
さて、そんなライバル車である200系ハイエースのバンコンが、おしり部分をパカッと開けておいでおいでと私を呼ぶ・・・。
このハイエース、男性か女性かは不明ですが、とりあえず好奇心旺盛な私はフラフラとその誘いに乗ることに・・・。
何だか結構ごちゃごちゃしているようですが、このバンコンが使い易いのだとか。
リアサイドには『実用新案出願済』のこれまたパカッと開くアウトサイドウインドゥの姿が・・・。「やはり競馬場なのでパカッ、パカッと開くのが流行りなのかしらん」とやや間抜けなことを考えながら展示車両を見る私。
エントランスドアぎりぎりの場所に冷蔵庫を置いているため、外でバーベキューなどをする際には飲み物などをすぐに取れるため、使い勝手が良さそう。
「おとうさ~ん、ジュース取って~」と子供や妻に言われ(命令され!?)「はいよ~」と言ったのはいいけど、まずは靴を脱いで、天井に頭をぶつけないようにソロソロと車内を移動し、たどりついた冷蔵庫から飲み物を取り出し、またソロソロと車内を移動して表へ・・・。
という具合であれば、そのうちキャンプに行くのも億劫になってしまいそう。ですから、冷蔵庫の位置はキャンピングカーを購入する際、自分がどのようにキャンピングカーを使うのか、しっかり妄想してから吟味した方がいいと私は思います。
珍しいことにバンコンなのに常設の排水タンクを装備。17リッターとそれ程大きくはありませんが、重い汚水の入ったポリタンクを持ち歩かなくていいのは助かるところ。ただ、内容物によっては側溝などに直接流すのはルール違反になるため、流しを使用する際には流すものに気を付けなければなりません。
この、テーブルが下に下がるというのはよく考えられていると思います。大抵のバンコンはポールを床に挿し、そのポールにテーブルを取り付けるタイプ。見た目はいいですが、取り外したあとのポールとテーブルが実に邪魔。
ポールを使って何か踊るのであれば別ですが、ポールだけがぽつんと立っていても何の役にも立ちません。立っているのに立たないなんて、なんだかとんちのよう・・・。
バンコンの泣き所って、やはりこの車内空間の絶対的な狭さだと思います。本格的なベッドメイクをしようとすれば、荷物を一旦外に出したり、場合によっては家族が一度外に出なければいけない場面も・・・。
「もし外が大雨や吹雪のスキー場だったらどうしましょう・・・。」ということにもなりかねません。
このバンコンがそうだとは言いませんが、荷物を厳選して持っていかないと、キャンピングカー内で荷物に場所を取られ、狭い思いをして車中泊をしなければならない可能性も・・・。
ただでさえ最近微妙な雰囲気の配偶者と荷物一杯の狭いバンコンで車中泊、「う~ん、なんか事件が起こりそうですねぇ~」と意地悪な私。
まぁ、いろいろと持って行けば便利ですが、無けりゃないでなんとかなるものなので、バンコン、キャブコン、バスコンに限らず、荷物は最小限がいいかと・・・。
そうすれば、無駄な争いをしなくて済むと思います。