ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセ【バーストナージャパン『Grand Panorama i920G(グランド パノラマ)』他を検証】
ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセの会場に来ています。赤いカーペットが一際映えるバーストナージャパンのコーナーにやってきました。
大型のフルコンキャンピングカーを展示している様子が見えます。バーストナーのコーナーにも多数の来場者が来ていて、高額なキャンピングカーではありますが、その姿を一目見ようと集まってきています。
そんな中、会場の片隅にひっとりと展示されていた、THULE(スーリー)の車外用テントが気になってしまう私。実際に現物も展示しているようなので、早速見てみることにします。
タバート社の『ホワイトエッグ』という小型のトラベルトレーラーにカーサイドテントを組み合わせて空間をうまく使う演出がされています。実際にカーサイドテントの下に入ってみましたが、十分な広さがあり実用的な空間だと思います。
カーサイドテントの下でアウトドアテーブルを展開し、昼間はそこでくつろぎ、夜になったらキャンピングトレーラー『ホワイトエッグ』の中で寝る、というような使い方がいいかもしれません。
この『タバート ホワイトエッグ』、外観はそれ程大きくはありませんが、ギャレーや冷蔵庫、収納庫などもそれなりにあり、おもちゃのような外観ですが、実用的なトラベルトレーラーのようです。
ダイネットもしっかりと展開されているようで、2~3人で使用するのにちょうどいいサイズとなっています。
このダイネット部分をベッドにして就寝するスタイルで、就寝定員は3名となっていることから、若いカップルなどがオシャレにキャンプ生活を楽しむためのトレーラーとしてもピッタリかもしれません。
FFヒーターも装備されていて、価格は200万円そこそこと、やはり自走式のキャンピングカーに比べると半額以下というリーズナブルなお値段。車両重量も560kgと750kg以下のため、牽引免許も必要なし。
ヘッド車両さえあれば牽引装置を付けるだけで、即キャンピングカーライフをリーズナブルに始めることができるトラベルトレーラーとなっています。
こちらはバーストナーの『Grand Panorama i920G(グランド パノラマ)』というフルコンで、フロントのシェードが電動で開く様子を見ることができました。
こんな感じで上下に分かれてフロントウインドウのシェードが開いていきます。
さすがは2,000万円程のキャンピングカーです。我が家のキャンピングカーのように手でガサガサと音を立てながら開け閉めするようなことはなく、ほぼ無音でシェードが開いていきます。
これであれば市販の目隠し用シルバーシートを吸盤などでフロントウインドウに貼り付けることをしなくても大丈夫です。「やっぱ超高級車はちがうなぁ~」とため息の私。
バーストナーの展示場で目立ったのが、このような感じでボンネットを開けて車両を展示している光景。キャブオーバーのトラックではこのような形でエンジンを見せる訳にはいきませんが、ボンネットがあるタイプのベース車両なので、このような見せ方が可能に。
そのエンジンルームに掲げてあった小さなプレートには・・・
ようこそ~ハインツアンドカンパニーブースへ
展示車両 内覧ご希望のお客様へ
~受付にお越し下さい
・受付にて簡単なアンケートにご記入頂きますと説明員がお客様を車内へご案内致します
・混雑時はお待ちいただく場合がございます
・詳しくはお近くのスタッフまでお気軽にお声掛けください
ということで、簡単なアンケートに答えると超高級車の車内を見せてもらうことができるということ。ただ、今はご覧の通り非常に混雑しているため、もう少し落ち着いてから見せてもらおうかと思います。
エンジンルームを見せるだけでは足らず、今度はエンジン単体での展示も行っていました。
ただ何のエンジンなのかは不明で、バーストナーのホームページを見てもエンジンの詳しいスペックには触れられておらず、『3.0クリーンディーゼル』みたいな表記だけで、何のことやらさっぱり・・・。
エンジンブロックに打刻されている数字を見る限り、2013年に製造されたエンジンだということがかろうじて分かる程度。バーストナーのベース車両はフィアットデュカトがメインだと聞いてはいますが、あまり公表したくはないのだろうか?と思ってしまいました。
このロードトレックはいつ見ても迫力がありますね。アメリカンな感じがして個人的には好きなキャンピングカー(アメリカ製バンコン)なのですが、維持するのが大変そう。
4,800ccと6,000ccのガソリンエンジンを選択することができるようですが、さすがにガソリン価格が安くなってきたとは言え、この排気量のキャンピングカーを維持するのは容易ではありません。
ただ、それを差し引いても200系ハイエースなどが逆立ちをしてもかなわない圧倒的な存在感と重厚感がこのロードトレックにはありますね。