ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセ【ビークル『デュオtypeCワイド』NV350キャラバンベースを検証】
ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセの会場に来ています。引き続きビークルの展示ブースを見ていきます。
ジャパンキャンピングカーショー2015の会場内にはNV350キャラバンベースのバンコンもチラホラ見掛けることができますが、やはり200系ハイエースのバンコンの方が圧倒的に多いという状況。
打倒ハイエースの掛け声と共に2012年に販売が開始された新型NV350キャラバンですが、キャンピングカー業界の中ではあまりパッとしない感じになっています。
そんなNV350キャラバンのスーパーロングワイド特装車を使ったバンコンがこの『ビークル デュオtypeCワイド』という車両。
NV350キャラバンのスーパーロングワイドの車両サイズは全長5,230mm×全幅1,880mm×全高2,285mmというスペック。
対するハイエースのスーパーロングワイドの車両サイズは全長5,380mm×全幅1,880mm×全高2,285mmというスペック。
こうして見ると200系ハイエースの方が全長が150mm長いことを除けば他のサイズはピッタリ同じで、いかに200系ハイエースを意識しているかということが如実に分かる車両サイズ。
そんなNV350ベースの『ビークル デュオtypeCワイド』の車内は、スライドドアを入った正面にギャレーがあり、ワイングラスなどが置かれた演出と、落ち着いた家具の色と相まって非常にエレガントな感じのする車内となっています。
やや嵩上げされた床面も、断熱性と遮音性を意識した造りだと思われ、細部まで丁寧に床面も造り込んでいる様子が伺えます。
後部はサロン形式になっていて、そう言えばこの『ビークル デュオtypeCワイド』にはセカンドシートの姿が見当たりません。
その分ギャレー前が広々とした空間となっていて、ここに様々な荷物を積むことができるようになっています。
乗車定員は6名となっていますが、基本的には2名使用することを前提としたバンコンのようで、助手席・運転席が移動時のメインシートとなりそうです。
ギャレー下の小物入れを開けてみましたが、扉の内側に至るまで非常に丁寧に造り込まれていて、見えない部分にも十分なコストと時間を掛けていることが分かります。
この冷蔵庫の青色LEDの庫内照明もクールな感じで、清潔感を感じるところ。これは装備品メーカーが採用しているパーツなのですが、これはなかなかいい感じのパーツだと思います。
家具の細部に至るまで『キッチリ・カッチリ』と造られていて、ビークル社の真面目な仕事ぶりが伺えるような仕上がり。
天井高もそれなりにあるため、車内で過ごす際にもそれ程圧迫感は感じなくて済みそうです。
ビークルの社員の方がベッドに展開する様子を実演してくれることになりました。
シート下からステーを伸ばし、その上にシートの背当てを載せていきます。
テーブルと、テーブルのポールはシート下に収納でき、その際テーブル自体が収納庫の蓋になるように工夫されていて、この辺りはよく考えられているなと感じるところ。
シートをパタパタと載せていけばベッドの完成で、この状態でもギャレー前のスペースは広々と空いているため、荷物があっても一時的にギャレー前のスペースに逃がしておけばベッドメイクも簡単。
ちなみにこのベッドの就寝定員は3名となっているため、2名での使用であればかなり広々とベッドスペースを使用することが可能。
もちろんベッド下も大容量の収納スペースとして活用できるため、荷物の置き場にはあまり困ることがないかもしれません。
お昼どきになってますます人の増えてきた、ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセの会場の様子です。