ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセ【フィールドライフ『SEED(シード)』を検証】

ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセの会場に来ています。今回のキャンピングカーショー会場内には昨今のコーヒーブームを反映してか、カフェコーナーが設けられていました。

ジャパンキャンピングカーショー2015

そのコーナーに特設会場として設置されていたのが、『ドッグカフェエリア/イオン幕張新都心アクティブモールエリア』というコーナーで、ペットのしつけ教室が行われていました。

ジャパンキャンピングカーショー2015

そのしつけコーナーの様子をコーヒーを飲みながら見るという感じになっています。

ジャパンキャンピングカーショー2015

そこに停めてある巨大なトレーラーのフロント部分はこんな感じで、もの凄い頑丈そうな鉄製のフレームが前方に長く伸びていました。

ジャパンキャンピングカーショー2015

その鉄フレームの下で小さくなりながら何やら作業をしている人がいます。よく見てみるとペットしつけコーナーの音響を担当している人のようでした。フレームの下に隠れるようにして音響設備の調整や操作をしている様子。

ジャパンキャンピングカーショー2015

ドッグカフェエリアはご覧の通りの盛況ぶりで、この場所の他にはフードコートやAステージ・Bステージなどに座る場所があるのですが、何せこの人の数ですからお昼時には椅子の数が全然足りていない状況になっていました。

ジャパンキャンピングカーショー2015

そんなドッグカフェエリアの近くにあるキャンピングカービルダーが、フィールドライフのコーナー。今回は新型のバスコンをジャパンキャンピングカーショー2015の会場に持ってきているようです。

ただ、新型と言っても渋い緑色のカラーリングのベース車両のせいでしょうか、何となくレトロな感じのバスコンに見えてしまうのは私だけでしょうか?

ベース車両もトヨタのコースターではなく、三菱ローザ特装をチョイス。ただ、排気量が2,998ccにも関わらずインタークーラーターボ付きで175馬力もの最高出力があります。

ミッションは『自動トランスミッション(AMT)の伝達効率を極限にまで高めた、6速デュアルクラッチ式トランスミッション「DUONIC®」をバスとして世界で初めて搭載』というように6AMTというタイプを搭載。

この辺りがトヨタコースターとの主な違いで、ベース車両に関しては賛否両論ありそうですが、ここはコースターと好みが分かれるところ。

ジャパンキャンピングカーショー2015

エントランスドアはマイクロバス標準のスイングドアをそのまま使い、これは普通の開き戸に比べて外側に大きく扉が開かない構造のため、隣に車が迫っている場面でもキャンピングカーから乗り降りしやすい構造。

エントランスドアを入った正面にギャレーの姿が見え、この部分には通常セカンド、サードシートが装備されていることが多いのですが、ちょっと変わったレイアウトになっています。

ジャパンキャンピングカーショー2015

さらに後部を見てみると、サイドソファーがあり、その正面に単座とサイドソファーがあるようなレイアウトで、乗車定員は9名となっています。

乗車定員9名に対して就寝定員は3名となっているため、どちらかと言えば大人数で日帰り旅行に行くといったスタイルを想定しているバスコンかもしれません。

2名で使うのであれば問題のないレイアウトで、逆に2名で使うには贅沢過ぎる程の室内空間があります。それでも輸入キャブコンやフルコンの中には2名で使うことを想定したこの『フィールドライフ SEED(シード)』より大きなキャンピングカーもあるため、需要はあるのかもしれません。

私は貧乏性なので「これだけ広い車内なのだから、乗車定員6名の就寝定員4名は最低欲しいよなぁ~」と思ってしまうところ。

ジャパンキャンピングカーショー2015

オーバルヒートシステムという暖房システムを採用しているようで、概要として『FFヒーターを標準装備とし、企画設計段階に組み込むことで、マイクロバスに最適な暖房システムを構築しました。ボディと家具の隙間に暖房を送り込み、室内を包み込むような暖かさをボディーワーク無しで実現しています。(オーバルヒートシステム)もちろん断熱材は入れていますが、鉄板ボディーは熱を受け易いのでヒーターは必須装備です。画期的な暖房システムこれがフィールドライフからの新しい提案です。』

床暖房の装備もオプションで準備されているということで、これだけの暖房設備があればリア3面FRP窓埋めもしていることから、真冬のスキー場でも寒い思いをしなくて済みそうです。

ジャパンキャンピングカーショー2015

運転席・助手席のシートカラーも渋い色が使われていて、この色調がますますレトロ感を感じさせるような気がします。

ジャパンキャンピングカーショー2015

最後部にはバスコンではお約束の収納庫の扉があり、フリールームにアクセスできるようになっています。フリールームの入り口に大きな段差があるのが気になりますが、毎日のように出入りする場所でもないため、気にはならないと思いますが・・・。

ジャパンキャンピングカーショー2015

「よっこらしょっ」という感じで跨いでフリールームに入らなければならないため、高齢者や小さな子供が使うには少し使いづらいかもしれません。

家庭用セパレートエアコンも装備されているため、真夏の暑い時期でも問題はなさそうです。セパレートエアコンは1500Wのインバーターで駆動するのでしょうか?

サブバッテリーが190Ahなので少々心許ないような気もしますが、やはりこれに発電機などの装備品を追加した方がいいのでしょうか?その辺りを少し疑問に感じてしまいました。

そこで調べてみるとやはりインバーターでは短時間しか家庭用セパレートエアコンを作動させることができないらしく、発電機もしくは外部電源が必要とのこと。

これはサブバッテリーの容量にもよるのですが、長時間家庭用エアコンを作動させるのはなかなか厳しいようで、これが各キャンピングカービルダーのこれからの課題になりそうです。

ジャパンキャンピングカーショー2015

標準装備で家庭用セパレートエアコンが付き、FFヒーターや65Lの冷蔵庫など、装備面では充実していて、1,000万円前後のバスコンとしては「価格と内容がそれなりにつり合っているかな」、という感じのバスコンです。

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