ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセ【MYSミスティックの『ウェイク レジスト』を検証】
ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセの会場に来ています。
こちらはMYSミスティックのコーナーで、2014年のグッドデザイン賞に選ばれたアンセイエという名前のキャブコンが展示してあります。
先日道の駅に駐車していたところ、実際に走行している姿を見ました。展示会場以外の場所で見るのは初めてだったので、思わず写真を撮ってしまいました。「へぇ~、もう乗っている人がいるんだ、いいなぁ~」というのが正直な感想。
確かに好みが分かれるデザインではありますが、あの無骨な雰囲気の外観は従来のキャブコンにはなかったもので、いかにも『男の遊び道具』という感じがして、私は好きなデザイン。
「ウェイクだよ!」
ということで、やはりダイハツの新型軽自動車のウェイクをベース車両にした軽キャンピングカーがお目見えしています。
内装は緑を基調としたシンプルなもので、特にこれと言ったキャンピングカー用装備品もなく、『寝る』ことに特化した仕様のようです。
と、思っていたら、サブバッテリーは搭載されているようで、室内の電源を管理するパネルが設置されていました。
電源1、冷蔵庫、室内灯1、室内灯2、みたいなスイッチがあり、簡易的ながらキャンピングカー用の装備品が付いているようでした。
これは後方から見たところですが、運転席側のラゲッジルームにポータブル冷蔵庫が置かれていますが、冷蔵庫があると運転席側のシートがフルフラットになりません。
「ん、2人で寝る時はこのポータブル冷蔵庫はどうするんだ?まさか外に放り出しておくのでは・・・」と、思ってしまいました。
外に出しておいてもいいのですが、朝起きたら冷蔵庫とその中身も丸々無くなっているということにもなりかねず、やはり軽1ボックスではない普通軽自動車では室内空間に限界があると感じるところ。
このダイハツの新型軽自動車、『ウェイク レジスト』の価格はグレードにもよりますが、204万円(税抜)からという価格になっています。
ということで、軽キャンピングカーが欲しいけど、やはりウェイク レジストでは室内が狭いという方には、この『ミニポップビー』はいかがでしょうか。
エレベータールーフを装備したキャンピングシェルの恩恵は絶大で、車内で立つことも可能。
緑色も鮮やかで、雨ガエルのようにも見えてしまいますが、非常にビビットなカラーで、人目を引く軽キャンピングカーになっています。
運転席・助手席のシートも緑色で、非常に好みが分かれる色使いではありますが、セカンドカーとしては面白いと思いました。
バッテリーのケースもきちんと緑色に塗装されていて、なかなか細かいところまで手抜きをせずに造られていると感じます。
価格は250万円(税別)と、ウェイク レジストより50万円高く、ベース車両も軽トラックですが、軽キャンピングカーとしてきちんと使いたいのであれば、こちらの方が使い勝手がいいのは歴然。
正面から見ると『仮面ライダー』に似ているとどうしても思ってしまうのですが、いかがでしょうか。居室部分は非常に真面目に造ってあり、大人2名であれば快適に就寝できる環境となっています。
こちらは復刻したランドクルーザー70で、専用のキャンピングシェルを載せたものを展示中。
この復刻版のランドクルーザー70ですが、エンジンは4,000cc(231馬力)のガソリンエンジンのみで、ミッションもマニュアルのみ。
「えっ、ディーゼルエンジンやATの設定はないの?」と思ってしまいます。これが3,000ccのディーゼルターボエンジンのAT仕様であれば、かなり魅力的なクロカン四駆なのですが、ガソリンエンジンと聞いた途端に「い、いやいいです・・・」となってしまう私。
ディーゼルエンジン教の信者である私にとっては、ガソリンエンジンのクロカン四駆などは考えられません。4,000ccのガソリンエンジンはハイオクガソリン仕様で、燃費は6.6km/Lということですから、実際の使用場面では5km/Lといったところでしょうか。
エンジンは残念ですが、やはりこのスタイルは魅力的で、今回の復刻版に興味はありませんが、復刻版の復刻版がランドクルーザー50周年記念に出てくるのを期待するしかありません。
なかなかカッコいいホイールを履いていました。このように外観をカスタマイズしたり、キャンピングシェルを載せたりすれば、かなりカッコ良くて個性的な車に変身しそうです。
グッドデザイン賞を受賞した『アンセイエ』の展示コーナーに帰ってきたところ、内覧待ちの人達の行列ができていました。
「ウェイクだよ!」って、もういいか・・・。軽自動車としてはなかなかカッコいい外観で、売れているみたいですね。