ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセ【東和モータース販売のユニークな輸入車『2015エヴァンスポーツI560D』を検証してみました】

ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセの会場に来ています。

ジャパンキャンピングカーショー2015

東和モータース販売のコーナーにやってきました。白い布を使って展示スペースの演出をしていて、キャンピングカーショー会場の中でもちょっと他社とは違う雰囲気を醸し出しています。

ジャパンキャンピングカーショー2015

ドイツのキャンピングカービルダーが製造した、2015エヴァンスポーツI560Dというフルコンバージョンというジャンルのキャンピングカーを展示していました。

フルコンにも関わらずポップアップルーフを装備しているのが特徴で、車両サイズも全長5,650mm×全幅2,150mm×全高2,780mmとフルコンにしては抑え気味なサイズで、これなら日本国内での取り回しも苦労しなくて済みそうです。

ジャパンキャンピングカーショー2015

ベース車両はフィアットデュカトX250という車両で、排気量3,000ccのディーゼルエンジンの最高出力は177馬力もあり、この大きさとエンジンスペックであれば、かなり軽快に走るのではないかと思います。

ハンドルも右ハンドルで、この点も日本国内で運転するには嬉しいところ。

ジャパンキャンピングカーショー2015

エントランスドアこそ右側になっていますが、写真で見る通りかなり開口部が大きく、ドアもしっかりとしたものが付いています。

国産キャブコンのエントランスドアもここまでの大きさとは言わないまでも、「もう少し幅があれば乗り降りや荷物の出し入れが楽になるのになぁ~」と、このエントランスドアを見て思ってしまいました。

ジャパンキャンピングカーショー2015

内装のレイアウトは、助手席の後ろ側に対面式のダイネットがあり、最後部にトイレ・シャワールームを装備しています。さらに車両後部に大型のバゲッジドアを装備し、トイレ・シャワールーム前のスペースを大型の収納庫として使えるようにしています。

ジャパンキャンピングカーショー2015

ポップアップルーフがあることから、その『二階』部分に上るためのラダー(はしご)が掛けてありました。このラダーを使って二階部分へ行き、そこで就寝するスタイルにより、乗車定員6名、就寝定員5名を実現。

このポップアップルーフの空間はいかにも小さな子供が喜びそうな空間で、キャンプ旅などに出かければこのポップアップルーフの空間が秘密基地のような存在になり、喜んで二階部分で寝ると思います。

二階で子供が寝ている間に親は下のダイネットで寛ぐことができ、このサイズのキャンピングカーながら2ルーム的な使い方ができるのも、『2015エヴァンスポーツI560D』というフルコンの特徴かもしれません。

主な装備品は次の通り。

●エアコン(オート)
●ヒッチメンバー
●FFヒーター(軽油)
●給水タンク60L
●排水タンク90L
●調理器具(ビルトイン)
●シャワー(温水)
●温水装置(軽油)
●トイレ(ポータブル)
●サブバッテリー(95Ah)
●外部電顕
●LPG(カセット式ボンベ)
●走行充電
●ルーフベンチレーター(自然換気)
●液晶テレビブラケット
●冷蔵庫(冷蔵85L/冷凍6L)
●ダイネットベッド(185×90)
●電動ステップ
●手動プルダウンベッド(180×150)
●ポップアップルーフ(200×135)
●360°アラウンドビューカメラ

というような感じで、やはり最近のキャンピングカーへのLPガス充填拒否問題を受け、LPガスの装備はあるものの、カセット式のLPガス装置が装備されています。

温水装置が軽油で作動するところもなかなかユニーク。給水タンクが60Lというのは少し小さく感じますが、どこにでも日帰り温泉のある日本国内ではキャンピングカー内のシャワー設備はあまり重要ではないため、この位の容量でも問題ないかもしれません。

あと、現車を見ていても分からなかったのですが、手動式のプルダウンベッドが装備されている様子。写真をよく見てみると、確かにポップアップルーフへ上るラダーの写真の右の方に、運転席・助手席の上にプルダウンベッドのようなものが装備されているのが分かります。

これでポップアップルーフに2名、ダイネットベッドに1名、プルダウンベッドに2名と、合計5名の就寝スペースを確保しているということ。

ジャパンキャンピングカーショー2015

あとは、『360°アラウンドビューカメラ』を装備しているということで、どのような仕組みになっているのかは分かりませんが、死角の多いキャンピングカーにとって、周囲の様子がモニターできる装置が装備されているのはありがたいもの。

さらにトイレは当然カセットトイレだと思っていましたが、ポータブルトイレという割り切りも面白いところ。確かにカセットトイレは設置してしまえばそれなりのスペースを取るため、ポータブルトイレを置いておき、緊急時にだけ使用するという方法もアリかもしれません。

ジャパンキャンピングカーショー2015

これだけの装備品が付いたフルコンで、価格は1,200万円程ということですが、これを高いと見るか安いと見るかは人それぞれだと思いますが、私は「やや高いかな?」と思う程度で、それほど「高すぎっ!」とは思いませんでした。

輸入車ということと、国産のセミフルコンとは全く違う迫力のある外観を思えば、国産のセミフルコンも1,000万円以上しますから、それほど高額とは言えないかもしれません。

ジャパンキャンピングカーショー2015

お次は、フェニックスTOWAという、TOWAモータース販売が手掛けているアメリカ製のキャブコンバージョン『Dolly Vreden 25ft(ドリーバーデン)』というキャンピングカーを見てみます。

一目で「デカイ」キャンピングカーだと分かりますが、その車両サイズは全長8,330mm×全幅2,460mm×全高3,260mmという巨大なサイズ。

ジャパンキャンピングカーショー2015

この大きさであれば、日本国内でも行ける場所が限られてしまうため、高速道路を多用し、観光バスが行くような観光地や大きな駐車スペースと道幅のあるキャンプ場などに行くしかありません。

広大な国土を持つアメリカ本国であればこのサイズでも小さいのかもしれませんが、やはり日本国内では持て余してしまうサイズ。

ジャパンキャンピングカーショー2015

エントランスドアはアメリカ製のキャンピングカーのため、このアメリカ製のチープな感じのドアが採用されています。

ジャパンキャンピングカーショー2015

内装はスライドアウト機構もあることから、「広い」の一言で、国産5×2サイズのキャブコンのようにエントランスを入ればすぐにダイネットやトイレ・シャワールームが眼前に迫るということはありません。

ジャパンキャンピングカーショー2015

内装家具は良くも悪くもアメリカンテイストで、この雰囲気が好きという方にはたまらないかもしれません。この辺りはヨーロッパのキャンピングカーの内装とは180°雰囲気が違います。

ジャパンキャンピングカーショー2015

最後部にはベッドルームがあり、ダイネット部分と2ルーム的な使い方も可能で、短期間であれば2家族が滞在することもできるかもしれません。

ジャパンキャンピングカーショー2015

ベース車両はフォードE450で、排気量6,800ccのエンジンは最高出力305馬力という高出力。おそらく燃費は1リッターあたり2~4kmだと思われますが、燃費のことを気にするようではこのキャンピングカーに乗ることなどはできないでしょう。

価格は1,570万円(税別)と、こちらもビッグで、誰もが購入できるような金額ではないことは確か。

ジャパンキャンピングカーショー2015

この迫力あるフロントマスクと、巨大な居住空間を維持するのは大変だと思いますが、やはり大きなキャンピングカーへの憧れがある人が多いのか、見学に訪れる方が後を絶ちません。

ジャパンキャンピングカーショー2015

それでもやはり日本国内で使うのであれば、5×2サイズのキャブコンタイプのキャンピングカーが価格面や大きさから言っても現実的で、やはりこのクラスのキャンピングカーはどの展示コーナーでも人気がありますね。

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