ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセ【オートワン(株)クルーズカンパニーのドライカーボン仕様トレーラー『WAN CAR GO(ワンカーゴ)』を検証】
ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセの会場に来ています。
オートワン(株)クルーズカンパニーのブースには、NPO法人 日本自動車研究者ジャーナリスト会議(RJC)が主催する「2015年次 RJC カー オブ ザ イヤー」を受賞した、スズキの軽自動車ハスラーが展示されていました。
キャンピングカーショーに出展している車両のため、当然普通の仕様ではなく、エネチャージ対応走行充電システムやサブバッテリー、500Wインバーター、外部100V電源、断熱処理、LED照明、メイン&サブバッテリー残量計、4連スイッチパネル、12Vソケット、等が装備され、キャンピングカー仕様となっています。
さらにキャンピングカーらしいと言えば、小さなトラベルトレーラーを牽引しているという点。『超軽量軽トレーラー』ということで、かなりコンパクトなトレーラーが連結されています。
ハスラーの車両側にもきちんとボールマウントが取り付けられていて、トレーラーの灯火類を点灯させるためのカプラーも装備されている様子。
ちょっと写真が暗くて分かりにくいですが、意外にきちんと取り付けられているようです。無理やり付けた感もなく、実用的な感じがします。
ドローバーの上にはエアコンの室外機のようなものが取り付けられていて、その近くには何に使うのか分からないレバーのようなものが取り付けられていました。
それではそのトレーラーの方もちょいと見てみることにしましょう。入り口にはこのように『誠に恐れ入りますが、安全の為お車をご覧になられたいお客様はお気軽にスタッフまでお声掛けください。』とありますが、小さな軽トレーラーのため、中に入らなくても外から全てが見えます。
その理由としては、このように後部のハッチが『ガバッ』と全開にされているため、一目見ただけで内装がどのようになっているのかが分かります。
ポップアップルーフが装備されていることから、就寝定員は2+2の4名となるようです。天井・床・壁には断熱材もしっかり入っていて、エアコンが装備されていることから分かるように、本気で使える軽トレーラーを作成したようです。
このサイズの軽トレーラーであれば、コンパクトさを前面に押し出して、居住性や快適性は二の次のような感じになるところなのですが、しっかりと使える仕様に仕上げているところは評価できる点。
外観も丁寧に仕上げられており、ドライカーボンという軽量かつ強度のある部材を使用した贅沢なトレーラー。
オプションも何も無しで179万円(税抜)という価格ですが、軽自動車が150~180万円程することを考えれば、快適に過ごすためのオプションを入れると400万円前後になることから、そうなれば200系ハイエースのバンコンや、安いキャブコンであれば手が届く価格になってしまいます。
ただ、このような話題性のある車でカワイイ軽キャンピングトレーラーを牽引すれば目立つのは間違いありません。トレーラーも使える仕様になっているため、コンパクトな車両どうしで出かけるのもオシャレかもしれません。
トレーラーはアチコチの展示会などに出展しているのでしょうか。電源カプラーの一部にサビが出てきています。まぁ、この部分はすぐにサビてしまう部分なので仕方はありませんが、展示車なのだから細部までこだわって欲しかったというのが正直なところ。
ちなみにこのオートワン(株)クルーズカンパニーの軽トレーラー、名称は『WAN CAR GO(ワンカーゴ)』という名前らしいです。
内装は対面シートに小さなテーブル、エントランス部分も就寝時にはベッドに展開できるようなマットがあり、とにかく寝るだけであれば十分な装備内容となっています。
近くにはボナンザのパーツコーナーがあり、カセットトイレやポータブルトイレに使用する、アクアケムグリーンや発電機、その他キャンプ用品などが即売されていました。
こちらはステージで開催されていた、キャンプ教室のイベントのようで、意外に多くの人が熱心に聞いていたのが印象的。
これが今回のジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセの会場案内図。時刻はもうすぐ16時になろうとしているのですが、まだまだ半分も見られていません・・・。
「じっくり見ているとやはり時間が足りないよなぁ~」と思いながら、次のブースへ向かう私でした。