ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセ【バンショップミカミの6輪キャンピングカーを見て思うこと】
ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセの会場に来ています。
バンショップミカミのコーナーに来ています。
いつもの『テントむし』が展示してあります。と、思ったのですが、何だか様子が変です。よくよく見てみると、後輪が2軸になっているのが分かります。
「ん、全部で6輪の軽キャンピングカー?」と思って見てみると、やはりベースは軽自動車ですが、全長が軽規格を超えてしまうため、普通8ナンバー登録になる模様。
その車両サイズは、全長4,050mm×全幅1,490mm×全高2,020mmという大きさで、軽自動車の最大規格サイズである全長3,400mm×全幅1,480mm×全高2,000mmを軽く超えています。
リアゲートがかなり大きく開く仕様で、そのリアゲートに窓が付いています。これくらい大きなリアゲートであれば、エントランスドアから運び込めないような大型の荷物も室内に入れることができるため、ハイエースのような使い方もできるかもしれません。
エントランスドアはカワイイタイプを採用し、これは女性ウケするデザインだと思います。ユーロタイプのドアも丸い窓のエントランスドアがあれば、結構カワイイ感じのするキャンピングカーができると思うのですが、いかがでしょうか。
内装レイアウトはエントランスドアを入った正面に長いベンチシートがあり、最後部にギャレーがあるという至ってシンプルな内装。
ポップアップルーフもあり、乗車定員6名、就寝定員4名という内容。
乗車定員6名ということはあのベンチシートにも移動中は人が乗ってもいいということですが、軽トラックの荷台に人が乗るというのと同じ事のため、乗り心地はいかがなものでしょうか。
もちろんそれは小型トラックの荷台にキャンピングシェルを載せている車両も同じで、あまり乗り心地が良い座席とは言えません。
軽自動車を6輪にしたという話題性は大いに評価できるところですが、この内容で460万円という価格はいかにも高額で、50馬力の3ATのベース車両に払う金額ではないような気もします。
460万円を出すのであれば、100馬力以上のエンジン出力を持つ200系ハイエースやNV350キャラバンも十分視野に入ってくる価格であることから、なかなか販売に苦戦しそうなキャンピングカーだと思いました。
ただ、見た目は非常に人目を引くところがあるため、人と違ったキャンピングカーや車両を求めている方にはいいかもしれません。
しかしどうも6輪にするメリットがあまり感じられないことと、6輪にするためのコストが掛かり過ぎていて、現実的な価格になっていないような気がするキャンピングカーだと私は感じました。
まぁ、いろいろなことに挑戦し、いろいろなキャンピングカーが毎年のようにキャンピングカーショーに出てくるから面白いと思うため、もしかしたらこの6輪キャンピングカーも市場に受け入れられ、販売台数を伸ばすかもしれないと思いながら、バンショップミカミのブースを後にしました。