ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセ【インディアナRVのインディ927Vは意外にいいバンコンかも知れません】
ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセの会場に来ています。
インディアナRVのブースに展示されていたのは、日産のNV200というバンをキャンピングカー仕様に改造した車。
この幕張のキャンピングカーショー会場内でもこのNV200を使ったバンコんが展示されていて、200系ハイエースやVN230キャラバンに比べてサイズが小さいことと、価格が安いことからそれなりの需要がある様子。
車両サイズは、全長4,400mm×全幅1,695mm×全高1,970mmと標準ボディーのNV350キャラバンのバンロングボディ標準幅、標準ルーフの全長4,695mm×全幅1,695mm×全高1,990mmより全長が短いため、取り回しも良さそうです。
ただ、全長が短い上、ノーズがある車体のため荷室サイズはそれ程大きくありません。このインディアナRV製のインディ927Vもその辺りの制約には苦労したと思われます。
車内レイアウトは、スライドドアを開けた正面にセカンドシート、その後部に簡易ギャレーと単座を配しているというレイアウトで、やはりこの室内空間でギャレー部分を確保しようとすれば、このようなスタイルになるのは仕方のないところか。
運転席・助手席に各1名、セカンドシートに2名、最後部の単座に1名の合計5名の乗車が可能となっています。
就寝定員は4名となっていますが、4名の就寝を可能にしているのが、このポップアップルーフの存在。
やはりポップアップルーフがなければ就寝定員は2名となってしまうため、乗車定員が5名でもキャンプ旅に出掛けることができるのは2名にならざるを得ません。
ポップアップルーフには換気用にメッシュの部分もきちんとあり、暑い時期でもある程度は快適に眠れるようになっています。
最近は高速道路のサービスエリアなどでポップアップルーフを上げて停車しているバンコンを見掛けることが多くなりました。真夏でもやや標高の高い場所にあるサービスエリアでは夜間ひんやりすることもあるため、快適に就寝できているようです。
リアゲートを開けた状態で車内をみてみると、ポップアップルーフを展開しているため、それなりに広く感じます。使用人数的には、夫婦二人に小学生前後の子供二人が快適に使える限界かと。
この車両サイズであれば、普段乗らない時に奥さんが買い物などにも使えるサイズだと思うため、車両サイズで奥様にキャンピングカーの購入を反対されているパパにとっては、なかなかいいキャンピングカーなのではないでしょうか。
キャンピングカーらしからぬ外観も普段使いには違和感もなく、何よりこの内容で358万円(税抜)という比較的安い価格のため、普通乗用車からの乗り換えも金銭的にも比較的楽かもしれません。
これが200系ハイエースやVN350キャラバンベースの車両であれば、プラス100万円は確実で、諸経費を入れれば500万円程になってしまいます。
室内の家具も丁寧に造り込んでいるようですから、このNV200ベースのインディ927V、なかなかお買い得なバンコンと言えるでしょう。今まであまり注目していませんでしたが、このベース車両のバンコンの今後の展開が楽しみです。