ジャパンキャンピングカーショー2015『結構造りがいいタコスのトレーラー「MIMIE 310」』
ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセの会場に2015年2月15日(日曜日)『2日目』来ています。
タコスのコーナーにやってきました。
やや小ぶりな感じのトレーラーが展示してあり、キャンピングカー業界で静かなブームになっているトレーラーもしっかりと押さえているようです。
フロント部分に一目見て分かる通り、家庭用のエアコンを搭載しているようです。ドローバー上に家庭用エアコンの室外機を置くのは重量配分は大丈夫なのかと聞いてみると、「特に問題はない」とのこと。
トレーラー自体の重量が軽いため、この部分に室外機を載せてもバランス的には問題が無いということでした。
車両サイズは、全長4,770mm×全幅1,940mm×全高2,340mmということで、全幅が2m以下に抑えられているため、日本の道路事情にマッチしたサイズだと思います。
エントランスドアはアメリカ製の薄いタイプですが、トレーラーは移動時に人が乗る車両ではないため、これでもいいと思います。欲を言えばユーロタイプのドアがいいのですが、本体価格が198万円(税抜)という低価格なので、仕方のない部分かもしれません。
エントランス部分から家具がキッチリと置かれていて、多少狭い感じも受けますが、この辺りは国産の5×2サイズのキャブコンとそれ程変わりがないような感じがします。
さすがにこのサイズのトレーラーだけに、エントランスを入って車内を見渡せばすぐに前部の壁が迫っているような感じがします。
コの字型のソファーの真ん中にテーブルがある、トレーラーなどではオーソドックスなスタイル。こうして見ると意外に広く見えます。
これで就寝定員は大人4名ということですが、やはり快適なのは大人2名+小学生前後の子供2名といったところでしょうか。
電子レンジと冷蔵庫がエントランス脇の非常に良い場所に装備されていて、この位置関係だと使い易いと思います。時々電子レンジがかなり高い位置や床面に近い位置などに装備されているキャンピングカーもあるため、この位置に取り付けられているのは実用的。
エントランスを入った正面に細長い扉が付いていましたが、その中は意外に広いフリールームになっていて、ポータブルトイレが置いてありました。このクラスのトレーラーでこれだけの広さのフリールームを確保しているモデルも珍しく、実際にポータブルトイレに腰掛けてみましたが、足元のスペースにも十分な余裕があり、本当に使えるフリールームになっています。
仕切り板などで棚を自作し、普段はアウトドア用品などを収納するスペースとして活用するのもいいかもしれません。
前述の通り、このトレーラー『MIMIE 310』には家庭用エアコンが装備されています。取り付け場所は最後部にあるギャレーの上で、垂直な壁面でエアコンの室内機が取り付けられる場所と言えばここしか無いといった感じ。
国産のパナソニック製エアコンが取り付けられていて、やはり国産の家庭用セパレートエアコンであれば信頼性も高い上、きめ細かい温度調整も出来るため、この選択は嬉しいもの。
最近の国産キャブコン、バスコン、バンコンなどにも国産家庭用エアコンの導入が進んでいて、キャンピングカーの空調設備としてはこれが最強&最適だと思われます。
外部電源や発電機、大型インバーター+大容量サブバッテリーなどのパワーソースが必要ですが、今後もますます普及が進んでいくと思う装備品のひとつ。
吊戸棚の上には間接照明のLEDライトが取り付けられていて、室内を柔らかく照らす光になっています。
家具の造りも丁寧で、200万円以下のトレーラーとしては頑張っていると思います。
198万円(税別)の『MIMIE 310』の主な装備品は次の通り。
●国産セパレートエアコン(パナソニック製)
●安定ジャッキ
●給・排水タンク
●調理器具(カセットコンロ)
●サブバッテリー
●外部電源
●カーテン(遮光)
●ルーフベンチレーター(ファン付き)
●常設ベッド
●リア専用クーラー(壁掛けエアコン)
●収納庫(ワードローブ)
●サイドオーニング
●電子レンジ
●TVアーム
以上のような内容で198万円(税抜)というのはかなり安い価格設定。自走式で同じような装備内容の車両を求めれば500万円はしてしまうような内容。
やはりエンジンや運転席部分などが付いていないトレーラーは安いと感じるところ。
置く場所さえあれば、手軽にキャンピングカーライフを満喫できるトレーラーという選択肢もアリかもしれません。