ジャパンキャンピングカーショー2015『キャンピングカープラザ大阪のRIW(リュウ)というバンコンが面白い』
ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセの会場に2015年2月15日(日曜日)『2日目』来ています。
こちらは、キャンピングカープラザ大阪のコーナーで、NV200ワゴン 16X-2Rというベース車両を使った簡易的なバンコンを展示していました。
RIW(リュウ)という車名の付いたこのバンコン、よくある車内に軽くキャンピング装備を施したバンコンだと思って見ていたのですが、意外に面白いバンコンであることが判明。
車両の外観はルーフラックが取り付けられている程度でベース車両そのものの姿をしていて、新しいベース車両だけあってなかなかカッコイイと思います。
乗車定員4名、就寝定員2名ということで、家族で使うのであればキャンプ場の使用が前提となります。
後部から見た様子がこのような感じで、ラックのような感じで収納が組まれ、ほぼラゲッジスペースは一杯といった感じ。ヘッドレストの後ろにテントや椅子、バーベキュー用コンロなどを積むといった感じでしょうか。
実際の使用場面としては、このようなカーサイドタープを後部ドアに取り付け、車両後方を最大限生かして使うというスタイルになるようです。
ラックから次々と荷物を降ろしていき・・・
ラックだと思われたものが実は外で使うテーブルや椅子に早変わりして・・・
セカンドシートを反転させると、こんな感じで室内が広々と使える空間に変身、という感じ。
床面はよくあるビニール製のクッションフロアではなく、本物の木を使用。この木を使用した理由は、ハードに使ってもクッションフロアのように傷が付きにくく、むしろ傷が付いたところを『味』として長く使えるから、ということ。
もちろん木材なので傷が付いたり破損したりした部分を交換することも可能だとか。
なかなか面白い発想で、室内の右側には固定式のキャビネットもあり、やはり天然木の蓋が装備されていて、独特な雰囲気を醸し出しています。
大型のキャンピングカーのように室内で過ごすことを前提とするのではなく、あくまでキャンプ場などで外で過ごすことを前提として造られているこの車、完全なキャンピングカーとは言えませんが、このワイルドな割り切り感がウケるのか、若いお父さん達の熱い視線を集めていました。
フロアに大胆にも天然の木材を使用しているといところが私も気に入りました。これは通常のキャブコンにも取り入れると面白いと思うのですがいかがでしょうか。
木材は断熱性にも優れ、ビニール製のクッションフロアは冬冷たく、夏場はエンジンルームからの熱を伝えやすいため、キャブコンの床を木材にするのも悪くはないと思うのですが・・・。
後はコストの問題と、木材であればある程度厚みのある材料を使用しなければならないため、車内高に微妙な影響が出るという点が多少気になるところではあります。
いぜれにせよ、そのような構想のキャブコンがあってもいいのではないかと思った、キャンピングカープラザ大阪のRIW(リュウ)というバンコンでした。