ジャパンキャンピングカーショー2015『かなりいい感じの ファンルーチェ serengeti(セレンゲティ)というキャブコンを検証』

ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセの会場に2015年2月15日(日曜日)『2日目』来ています。

キャンピングカーショー

ファンルーチェのserengeti(セレンゲティ)をじっくり見ていこうと思います。この セレンゲティは200系ハイエースのボディーカットキャブコンで、ハイエースを使ったキャブコンの中では一番カッコイイと個人的には思っています。

センターエントランスのドアには高級感溢れるユーロタイプのドアを使用し、閉めた時の音も現在の高級乗用車のような重厚な音がします。

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ロゴの入った専用のカーペットも準備されるなど、キャンピングカービルダー側の力の入れようが分かるというもの。

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エントランスを入った正面にダイネットがあり、固定式の対面シートはリクライニングしないタイプ。特にセカンドシートは背もたれの部分の高さが低く、リクライニングもしないため、長時間の乗車はキツイかもしれません。

運転席・助手席に夫婦が乗り、サードシートに子供2人が乗るというスタイルが一番快適に移動できる最大人数かと。

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ダイネット部分から通路を挟んで反対側にはシンクがあり、このシンク下には冷蔵庫も装備されています。最後部には二段ベッドの姿も見え、その手前にはフリールームも装備。

結構いろいろと詰め込んでいるような感じはしますが、これで車両サイズは、全長4,990mm×全幅2,100mm×全高2,840mmと5×2サイズに収めているところが秀逸。

普通ここまで装備品(特に二段ベッド)を200系ハイエースのボディーカットキャブコンに詰め込んでしまえば、軽く5mは超えてしまいそうなところを、うまく5m以内に収めています。

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運転席・助手席部分から後部居室部分に通じる開口部も大きく確保されており、セカンドシートの背あてを小さくして、開口部を大きく取るというキャンピングカービルダー側の考えのようです。

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エントランス部分のステップは一段で、これは200系ハイエースのボディーカットキャブコンに共通している点ですが、ある程度の低床化傾向にあり、特別外に補助的なエントランスステップなどを設けなくても乗り降りしやすい構造になっています。

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このセレンゲティの最大の特徴は、「安全・安心」の鋼製スペースフレーム入り、ということで、キャンピングシェル全体を鋼製フレームで囲うことにより、衝突時のキャビンの変形を防ぐというもの。

通常キャンピングカーのシェルを構成しているフレームには、木材などが使用され、このように全体を鋼製のフレームなどで覆っている車両はありません。

ですから、このような鋼製のフレームが入っていないキャンピングカーであれば、追突事故などが起きた際、キャンピングシェルが相当なダメージを受けるのではないかと思っています。

私もこのような鋼製フレームの無いキャブコンタイプのキャンピングカーに乗っていますが、次に購入するキャンピングカーは、このようなしっかりとしたフレームが入っているキャンピングカーも選択の一助にしようと思っています。

セレンゲティの主な装備品は次の通り。

●エアバッグ(運転席/助手席)
●ABS
●イモビライザー
●集中ドアロック(エントランスドア含む)
●寒冷地仕様
●オートエアコン
●リアヒーター&クーラー
●FFヒーター
●バックカメラ
●給水タンク40L
●排水タンク(床下35L)
●12V冷蔵庫(65L)
●サブバッテリー115A
●外部電源(充電装置付)
●走行充電システム(プロテクター付)
●アクリル2重窓(シェード&防虫ネット付)
●吸排気式ベンチレーター
●調理器具(カセットコンロ)
●ファン・照明付クッカーフード
●LEDエントランスステップライト
●リアスピーカー

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このサイズのキャブコンにフリールームは嬉しい装備で、ポータブルトイレを設置して使うには十分なサイズで、実用性もあります。

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フリールームの扉も十分に開口し、位置関係も良好です。

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ギャレーの上には換気扇の姿も見えますが、この換気扇、私のジルにも標準装備されていた音のうるさいタイプのものとそっくりで、実際に作動させてはいませんが、当時よりファンの音や換気効率が改善されていることを祈るしかありません。

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後部二段ベッドの下はお約束の大型収納庫となっていて、室内・車外のどちらからでもアクセス可能。後部に二段ベッドを装備しているキャンピングカーの魅力は、やはりこの大型収納庫にあり、この装備品は欠かせませんね。

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シンクの下には給水タンクの姿が見えます。扉の裏側の処理もきちんとされているようで、見えない場所も手抜きなく造られている様子に好感が持てます。

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冷蔵庫の扉を開けてみました。サードシートに干渉しそうな微妙な位置関係ですが、扉がサードシートに干渉して半分しか開かないということはなさそうです。

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このような感じできちんと全開にすることができました。細かい点ではありますが、冷蔵庫やフリールームの扉の開き具合ひとつでキャンピングカー内の使い勝手は大きく違ってきますから、確認を忘れないようにしたい点です。

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バンクベッドも天井高こそそれ程高くはありませんが、幅と奥行が十分にあるため、大人でも問題なく就寝可能です。

このセレンゲティ、乗車定員7名、就寝定員大人5名+子供2名ということですから、4人家族であれば乗車・就寝共に余裕のキャンピングカー。

理想としては、後部二段ベッドに子供が一人づつ就寝し、ダイネットベッドにママ、バンクベッドにパパが寝ればかなり快適に車中泊ができるキャンピングカーだと思います。

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運転席・助手席のシートも後部居室部と同じシートカバーが付けられていて、内装全体に統一感があります。

鋼製のフレームを贅沢に使用した200系ハイエースのキャブコンで、価格は645万円(税別)と、それ程高額ではないため、トラックベースのキャブコンと迷っている方には、私としてはこちらがオススメなのではないかと個人的に思っています。

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