ジャパンキャンピングカーショー2015『バンレボ(株式会社バンテック新潟)NV350ベースのバンコンを検証』
ジャパンキャンピングカーショー2015 in 幕張メッセの会場に2015年2月15日(日曜日)『2日目』来ています。
こちらは、バンレボ(株式会社バンテック新潟)の製造・販売している、日産キャラバンNV350スーパーロング標準幅を展示しているブース。
ジャパンキャンピングカーショー2015の会場内でも日産新型キャラバンNV350ベースのバンコンの展示車両は少なく、9割がトヨタの200系ハイエースという中においては貴重な存在。
標準幅のボディーを採用しているのですが、車内は3人掛けの対面シートがあり、狭いといった印象は受けません。余分な物を装備していないだけあり、車内は広々としています。
ステップや座席シートの表皮も丁寧に造り込まれていて、仕上がりは悪くありません。
最後部には簡易シンクと小型の収納、さらにその上にベッドマットを展開することにより、標準幅のボディーサイズながら就寝定員5名を確保しています。
ただ、それを鵜呑みにする訳にはいかず、実際に快適なのは大人2名と小学生前後の子供2名程ではないでしょうか。展示車両は荷物などが載っていないために広く感じますが、実際に車中泊をするとなればそれなりに荷物が増えるため、その辺りのことも考慮しなければなりません。
車両サイズは、全長5,080mm×全幅1,695mm×全高2,280mmで、2,500ccのディーゼルエンジン。駆動方式は『パートタイム4WD』の5ATという仕様。
このディーゼルエンジン+ パートタイム4WD+5ATという組み合わせは現行型の200系ハイエースには無い仕様で、この辺りは非常に羨ましい点です。
ただ、300系のハイエースになってもディーゼルエンジン車に力を入れる様子は今のところトヨタには無いようですから、300系ハイエースのラインナップ次第では、このNV350キャラバンの人気が一気に急上昇するかもしれません。
価格は530万円程と、バンコンとしては標準的ですが、やはりエンジンや駆動方式に魅力はあるものの、500万円を超えてくる価格となればキャブコンも十分に視野に入ってくるため、悩ましいところです。
25周年記念車をご成約のお客様限定で、FFヒーター本体+タイマーコントローラー+リモコン送信機の3点セットをプレゼント!と思いきや、その総額から25%オフで購入できるということらしく、「な、何だよ~、無料で取り付けてくれる訳じゃないのね」ということで、そんなうまい話ではありませんでした。
私なら、「タイマーコントローラー+リモコン送信機はいらないから、ベバストのFFヒーターを10万円で取り付けて欲しい」と言いますね・・・。
やはり何度見てもこのNV350キャラバンのフロントマスクは200系ハイエースよりカッコよく、やはり基本設計が新しいだけあり、デザインも近代的です。
リアのテールゲートの裏側には何やら室内で使用するテーブルのようなものが設置されていました。室内スペースの限られているバンコンだけに、ビルダー側の工夫の跡が伺えるようです。