ジャパンキャンピングカーショー2015『ハイエース エアサス特装車 アイディール』を検証
2015年に幕張メッセで開催されたキャンピングカーショーに来ています。
こちらは、スマイルファクトリーのコーナーで、確かこのスマイルファクトリーはキャンピングカー用のエアサス等を販売している会社。
そのエアサスを販売している会社が自社のエアサスを導入した200系ハイエースベースのバンコンを展示していました。
200系ハイエースは最新のマイナーチェンジでフロントマスクの形が少し変わり、グリルガードがやや大きなパーツに変更されています。
乗車定員は10名ということで、かなりの人数が乗れるようですが、前向き乗車できるのはそのうちの6名。シートベルトなどの安全装備品が有効に使える人数としては、6名が限界で、それ以上の人数が乗車する場合は横向きに座る人が出てきます。
短時間であれば横向き乗車でも問題は無さそうですが、長時間乗車するのであればやはり前向きに座れた方が疲れが少ないと思います。
最後部にある対面対座シートが2段ベッドになるということで、プライスボードに就寝定員の表記はありませんでしたが、就寝定員は4名以上を確保している様子。
ハイエース系のバンコンでは定番の網戸もオプションで準備されているようです。車中泊をする際に窓を開けて風を通すためには必須の装備品のため、やや価格は高いですが取り付けておく価値のある装備品だと思います。
このバンコンの最大の特徴は、目立たない存在ではありますが、『エアサス』が装備されている点。車名も『ハイエース エアサス特装車 アイディール』となっています。
ハイエースにこれだけの内装を施し、エアサスも入っている割には基本価格377万円(税別)というのは安いと思います。
車内電装関係もサブバッテリーや外部電源なども標準装備されているようで、とりあえずバンコンとしての基本的な装備品は付いているようです。
やはりハイエースも基本は貨物車のため、乗り心地に不満がある方も多いと思います。そのような方にとってはエアサスを標準装備しているこの『ハイエース エアサス特装車 アイディール』はオススメかもしれません。
しかしキャンピングカーショー会場内にはハイエースやNV350をベースにしたバンコンが非常に多く展示されているため、バンコン購入を考えている方はどれにすればいいか迷ってしまう程。
これはあくまで私の個人的な意見なのですが、バンコンであれば400万円~500万円程の最低限の装備品が付いたものを選び、必要に応じて装備品を追加していくのが良いかと。
バンコンでも600万~700万円以上するものもありますが、そこまでの金額を出すのであればキャブコンやバスコンも検討してみる価値があるのではないかと思っています。