ジャパンキャンピングカーショー2015『岡モータース ミニチュアクルーズ』を検証
2015年に幕張メッセにて開催されたキャンピングカーショーで気になったキャンピングカーを検証してみます。
RVランドのコーナーに出展していた、岡モータースというキャンピングカー販売店&ビルダーの軽キャンピングカー。軽キャンピングカー人気は相変わらず続いていて、キャンピングカーショーのニュースなどがインターネットに出る度に軽キャンピングカー人気のことが伝えられる程。
私も最近は定年したら大型のキャンピングカーではなく、こうした小さな軽自動車ベースのキャンピングカーを運転してアチコチ出掛けるのもいいかもしれないと思っているところ。
運転が楽なのはもちろん、ガソリン代や高速代、車検や消耗品など、小さいがゆえにいずれも安く済むため、その余ったお金で車中泊旅や食べ歩き旅を楽しむスタイルもいいかもしれないと思っています。
今はジェットスキーを載せた普通トレーラーを牽引しなければならないため、軽キャンピングカーという訳にはいきませんが、ジェットスキーを卒業したら(するのか?)軽キャンピングカーでもいいかもしれません。
このミニチュアクルーズという軽キャンピングカー、軽自動車のエブリィバンPCというベース車両を使い、価格は185万円(税抜)程と軽キャンピングカーの中では安い部類。
しかし安いからと言って内部の装備に手を抜いている訳ではなく、必要最低限の家具類やベッドマットもきちんと付いています。
私が軽キャンピングカーに求めるものはただひとつ『快適に就寝できること』だけ。軽キャンピングカーに大型キャブコンと同等の装備品は必要ないと常々思っています。
あまりごちゃごちゃと装備品を付けてしまえば一見便利そうに見えますが、それ程装備品の使用頻度は高くはなく、しばらくしてから車内空間を圧迫するだけの無駄な装備品だったということに気付く人も多いはず。
必要最低限の収納と、ベッド部分で使える小さなテーブルみたいなものがあれば軽キャンピングカーの装備品としては十分かと。
そういった点ではこの岡モータースのミニチュアクルーズは、軽キャンピングカーを使用する人の立場に立った内装設計がなされていると思います。
・就寝スペースがきちんと取れていること
・家具などの車内空間を圧迫する装備品がミニマム
・サブバッテリーと走行充電システムが標準装備
・もちろんサブバッテリーで使える室内灯も完備
・床下収納スペースも確保
とりあえずこの辺りが軽キャンピングカーとしての必要最低限の装備品として取り付けられており、これだけあれば軽キャンピングカーとしては十分かと。
逆にこれ以上の装備品を取り付けるのは車内空間を圧迫する原因にもなるため、やめた方がいいと私は思います。あえて取り付けるとすれば、300Wのインバーター位で、これは後から自分で購入して取り付けることも十分可能な装備のため、このままでいいと思います。
「二人で長期の旅に出るのは少し大変かも知れませんが、ひとりでアチコチ出掛けるのであればこれ以上コストパフォーマンスの高い車両は自転車位しかないかも知れない」と思ってしまう私。
2015年の幕張メッセで開催されたキャンピングカーショーも日曜日の営業はそろそろ終了のよう。多くの人で賑わっていたバンテックの商談コーナーにも人の姿はありません。
キャンピングカーの展示スペースにも人の影はまばらで、ゴミ袋を持ったブースのスタッフが片付けをしていました。
午後6時という時間ですが、2月なので外はすでに日が暮れています。
この時間帯でも駐車場には乗用車やキャンピングカーの姿が見えます。
キャンピングトレーラーや大型のキャブコンの姿も。
しかし自分のキャンピングカーを駐車したスペースの周りのキャンピングカーはすでにお帰りになったようで、ぽつんと私のキャンピングカーだけが駐車しているという有様。
しかも北風が非常に強く吹き付け、何も遮るものがないキャンピングカーまでの短い距離が非常に寒く感じます。キャンピングカーショー会場内では厚手のジャンバーは邪魔になると思いキャンピングカー内に置いてきたため、ダッシュでキャンピングカーに戻ります。
風圧で開けにくいキャンピングカーの運転席ドアを開け、大急ぎで運転席に乗り込んで一息つきます。
帰りの道は渋滞していましたが、暖房が効き始めたキャンピングカー内で今日見たキャンピングカーのことを思い出しながらノンビリと家路につきました。
今度はどのキャンピングカーショーに行こうかなぁ~。