東京キャンピングカーショー2016『レクビィで理想のバンコンに出会うも・・・』
今回は2016年7月3日(日曜日)に東京ビッグサイトで開催された、東京キャンピングカーショー2016を見に行った時の様子をご紹介。
なかなかコレといった200系ハイエースのバンコンが見つからないまま、東京キャンピングカーショー2016の会場内をフラフラと歩く私。辿り着いたのはキャンピングカーの老舗ビルダーである、バンテックのブース。
バンテックはバンコンというよりはキャブコンに力を入れているキャンピングカービルダーのため、メインの展示車両はもちろんカムロードベースのキャブコン。
『ジルを超えるのはジルだけ』というキャッチコピーの看板がありますが、全長を5,160mmにする意味があるのかと疑問に思ってしまう私。あえて5×2サイズの枠を超えたキャンピングカーを出してきた意味が私にはよく分かりません。
相変わらずエントランスドアはペラペラだし、内装やデザインは優れていると思うのですが、どこか昔気質のような感じが否めないキャンピングカーになってしまった気がしてなりません。
私が15年前に購入したバンテックのジルと基本的なレイアウトに変更はなく、それはそれで完成されているのかもしれませんが、あのペラペラのエントランスドアだけはどうにも納得がいきません。
700万円以上するようなキャンピングカーのドアではないです。展示場では固定されていて自由に開け閉めできませんが、一度エントランスドアを閉めてみればよろしい。「ペチャーン」と最近の軽自動車でも無いような安っぽい音がします。
まぁ、バンテックのキャブコンを購入する予定は無いので、あまり欠点ばかりを責めても仕方ありませんね。全体的に良くできているキャンピングカーだと思うだけに、残念なポイントが目立ってしょうがないといったところでしょうか。
幕張メッセで開催されるキャンピングカーショーより会場が狭いため、展示内容は限られますが、装備品の説明パネルも一応ありました。
今度は近くにあった、レクビィのコーナーへ。200系ハイエースのスーパーロング キャンパー特装車のバンコンが展示してありました。
コレコレ、コレですよ。後部が丸々フリールームになっているバンコン。アルミサッシ製の折戸が装備されています。しかしこのアルミサッシがすごく浮いたような感じで、一応仕切り板と同じような色のブラウン採用しているのですが、違和感があり過ぎ。
どうせなら、一枚物のドアにしてしまい、大きな物は後部跳ね上げドアを開放して入れればいいので、ドアの幅をギリギリまで狭くしてしまえば、見た目も実用性もあると思うのですが・・・。
どこかで見たことがあるのですが、室内側に開くような扉を装備しているのですが、ベッドを展開した時でも開けることができるよう、扉が二分割になっているキャンピングカーを見たことがあります。
そうすれば、見た目やその他の問題が一気に解決しそうな気がするのですが、いかがなものでしょう。
このバンコンは完全なる二人旅仕様ですね。二の字シートにギャレースペース。最後部にあるフリールームと合わせて二人であればかなり快適に使用できそうなバンコン。
車内側から扉のスペースを見るとこんな感じ。二分割の扉を採用するのであれば、この位の幅があってもいいかもしれません。仮に分割しなくても、荷物が邪魔で扉が開かなければ、その荷物をどかせばいいだけ。
私の所有しているバンテックのジルでも、トイレルームの扉前に荷物を置いてしまうと扉が開かないため、極力荷物などを置かないようにはしています。
とりあえず、オプション無しの価格で460万円(税別)と、やはりベース車両が高額のため、それなりのお値段。350万円前後では、やはり理想のバンコンは手に入らないのでしょうかね・・・。