お台場キャンピングカーフェア2016へ行ってきました【その02】

今回は2016年11月6日(日曜日)にお台場で開催された『お台場キャンピングカーフェア2016』を見に行った時の様子をご紹介。

お台場キャンピングカーフェア2016

ここ数年のキャンピングカーショーの中で、いつも最大の展示面積とキャンピングカーの展示台数を誇るナッツのコーナーですが、今回も例外ではなく、かなりの台数のキャンピングカーを展示。

お台場キャンピングカーフェア2016

そんな多数のキャンピングカーが展示されている中、私が気になったのは『カムロードがマイナーチェンジ』というこの表記。

現在キャブコンタイプのキャンピングカーに採用されているベース車両の中では抜群の人気を誇り、他のベース車両の追随を許していない、トヨタのキャンピングカー専用シャーシであるカムロードのマイナーチェンジということで、私も大いに注目したいところ。

お台場キャンピングカーフェア2016

それでもまずはこのクレソンボヤージュという、キャブコンタイプのキャンピングカーをじっくりと見ていきます。数多いキャブコンの中でも私はこのキャブコンのデザインが一番好き。変に外観がゴテゴテしていなくて非常にシンプルな造りに好感が持てます。

バンクベッドの辺りのデザインも秀逸で、走行中の風の抵抗等を考えると、この位スッキリしていた方が走行が安定しそう。

お台場キャンピングカーフェア2016

エントランスドアはいつものハータル社製を採用。このエントランスドア、ハータル社に数百枚単位で発注しなければ卸してもらえない代物らしく、やはりナッツ位の規模と販売台数があるキャンピングカービルダーでなければ採用が難しいとか。

でもそれならキャンピングカー業界でまとめて発注するとか各社で協力すれば、質感に乏しいアメリカ製のペラペラのエントランスドアを無理に採用する必要も無いと思うのですが、いかがなものでしょうか。

お台場キャンピングカーフェア2016

このエントランスステップが一段内側に増設されているタイプのキャブコンが最近は増えました。二段目のステップがやや小さいのが少し気になりますが、これは便利。しかも一段目のところに脱いだ靴を置けるため、2足程度とは言え、意外に車内で置き場所に困る靴を収納するのに重宝しそう。

お台場キャンピングカーフェア2016

セカンド・サードシートは固定式を採用。テーブルの大きさも十分なもので、実際にシートに腰掛けてテーブルとの位置関係を確認したところ、使い勝手も良さそう。窓際に設置されたカップホルダーも地味に便利だと思うところ。

お台場キャンピングカーフェア2016

セカンドシートが前向きに展開しないため、走行中は基本的にサードシートに乗車することになります。家族4人であれば安全に移動することができるでしょう。

お台場キャンピングカーフェア2016

シートベルトの安全基準が変更になったため、サードシートにも3点式のシートベルトが標準で装備されるようになりました。このような感じで実際の使用場面では背もたれの前に出し、体に掛ける訳ですが、実際に体験してみると思った以上に窮屈。

これは他のキャンピングカービルダーも同じような方式を採用しているため、ナッツ社製のキャンピングカーだけではありませんが、乗用車に比べて乗車時にかなりキツイ思いをすることは間違いない感じがします。

安全のためには仕方のないことなのですが、ここはキャンピングカー業界の中でも改善の余地がある部分ではないかと思いました。ですから、キャブコンやバンコンを購入しようと思っている方は、実際にシートベルトの使い心地やシートの座り心地をじっくり比較検討して決めた方がいいと思いますね。

私も最近は次のキャンピングカーを購入するという目線で、各キャンピングカービルダーのキャンピングカーを見ているため、自然と厳しい見方になってしまいます。

お台場キャンピングカーフェア2016

バンクベッドは外観から想像する通り、高さはありませんが寝るだけであればコレで十分かと。

お台場キャンピングカーフェア2016

後部に常設二段ベッドがあり、私的には後部二段ベッドは不要。「後部二段ベッドを撤去してフリールームを拡大した車両は造れないですか?」と聞いたところ、それは無理とのこと。

後部二段ベッド部分は上板が外せるので、収納庫としてはお使い頂けますということで、やはり量産化されたキャンピングカーのため、細かいオーダーには応じられない様子。

まぁ、あまり細かくオーダーをしていると価格に跳ね返ってくるため、贅沢も言えないですが・・・。

お台場キャンピングカーフェア2016

シンクは陶器製を採用。ステンレス製に比べて少し重量は増えますが、見た目はこちらの方がキレイで優しい感じがしますね。

お台場キャンピングカーフェア2016

この車両サイズ、全長4,990mm×全幅2,070mm×全高2,910mmで常設二段ベッドとフリールームを装備しているのは立派。フリールームの扉の質感も上々。

お台場キャンピングカーフェア2016

フリールームの内部はこんな感じ。実際に入ってしゃがんだりしてみたところ、決して広くはありませんが、ポータブルトイレを設置すればギリギリ使えるような空間となっています。

お台場キャンピングカーフェア2016

運転席・助手席へのアクセスはバンクベッドがスライド式になっているため、開口部も大きくて楽に行き来できそう。

お台場キャンピングカーフェア2016

賛否両論あるアクリル二重窓ですが、やはりガラス二重窓に比べて軽量ということと、頑丈ということで最近は殆どのキャンピングカービルダーが採用しています。

「経年劣化で曇ってきてしまうのでは?」という質問に対しては、各キャンピングカービルダー曰く、「そんなことはありませんよ~」という共通の答えが返ってきます。

でも私の16年前のバンテック社製のジルのアクリル二重窓は曇りまくりなのですが・・・。外れだったのでしょうか?(泣)という感じで、できれば最新のクリアカラーのアクリル二重窓に交換したいところ。

お台場キャンピングカーフェア2016

室内の吊り戸棚の内部を意地悪く子細に観察してみましたが、仕上がりは良好で、量産化されたキャンピングカーであるにも関わらず、手抜きなく細部までしっかりと造り込まれている様子が伺えます。

お台場キャンピングカーフェア2016

後ろ姿もシンプルでよろしい。これ位『ツルッ』としていると、洗車するのも楽ですね。(多分購入しても殆ど洗車はしないと思いますが・・・)

価格はガソリンエンジンで557万円(税別)からということで、サブバッテリー、走行リアクーラー、FFヒーター、冷蔵庫など、最低限の装備は付いているので、私的にはこれで十分かと・・・。

ということで、最近かなり気になっているナッツ社のクレソンボヤージュという、トヨタカムロードベースのキャブコンの検証でした。

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