お台場キャンピングカーフェア2016へ行ってきました【その09】『バンテックの新型ライトキャブコンの価格に疑問』
今回は2016年11月6日(日曜日)にお台場で開催された『お台場キャンピングカーフェア2016』を見に行った時の様子をご紹介。
バンテックブースに到着しました。私の所有するキャンピングカーも、このバンテック社製の『ジル』という車両。16年前のキャンピングカーとなりますが、まだまだ現役で活躍中。
16年の間に当然のようにバンテックのキャンピングカーも進化し、内装レイアウトに大きな変更は無いものの、内装の質感や外部収納庫などの使い勝手は大幅に向上。
特にこの写真にあるような、スライドして出てくる外部収納庫は非常に魅力的。大きさもさることながら、深さも十分にあるため、ある程度の大物も入れることができる収納庫は羨ましい限り。
これだけの深さがあれば、発電機やクーラーボックス、折り畳みの椅子やテーブルなども楽々収納可。いちいちクーラーボックスをキャンピングカー内に持ち込まなくてもよいため、準備や片付けが楽だと思います。
お台場キャンピングカーフェア2016の会場内にはペット(犬)を連れた方が多数。
やはりキャンピングカーで、ペットと旅を楽しむ方が多いのではないかと思われます。
バンテックのブースに何やら見慣れないキャンピングカーが展示してあります。マツダのボンゴトラックがベース車両のライトキャブコンのよう。
バンテックの新型ライトキャブコンのようで、『Cyda(シーダ)』という車名。
主要装備品は次の通り。
●エアコン(シングル)
●清水タンク(19L)
●排水タンク(30L)
●サブバッテリー(100Ah×1)
●ルーフベンチレーター(給排気)
●調理器具(2口コンロ)
●外部電源
という装備品が標準らしいのですが、FFヒーターやリアエアコンが無い状態で524万円(税別)はちょっとお高いような気がしますね。
それでも最近のカムロードベースのキャブコンが軒並み600万円超えということを考えれば、ライトキャブコンと言えども、500万円超えは仕方のないことなのでしょうか?
とりあえず外部をぐるりと見てまわります。
ベッド下の収納庫でしょうか?2方に扉が付いており、荷物の収納量及び出し入れに関しては使い勝手が良さそう。テールランプ周りのデザインもクールな感じで、最新のキャブコンらしい佇まい。
運転席側の後部にも独立した収納庫の姿が。
FRPで覆われた箱型の収納庫で、水抜き栓があるだけのシンプルな空間。小型の発電機や、濡れた物、キャンプで出たゴミなど、車内に収納するにはちょっと気が引ける物を収納するのに良い感じ。
敢えてベッド下収納スペースと切り離して独立させたことにより、様々な使い方が想定できるユニークな収納庫となっています。
リアタイヤが随分と奥に入っているように見えますが、これはライトキャブコン全体に言えることなので、仕方のないところか。
運転席インパネの様子。見事にスピードメーターと燃料計、水温計という潔さ。やはりライトトラックなのでこんなものでしょう。それでも私の旧々カムロードよりはデザイン的に今風かな?
でもこれ位シンプルな方が見やすくていいかも。燃料計と水温計が一目瞭然なのはいい感じ。それ以外の警告は灯火で十分なことを考えれば、変にゴチャゴチャしていなくて見やすいと思います。
ハンドル、インパネ周りもスッキリとしたデザイン。
コラムシフトの5速ATのため、ペダルはアクセルとブレーキの2ペダル。
ちょいと気になったのが、この4H/2Hの切り替えノブ。パートタイム4WDの切り替え用レバーなのですが、最新のベース車両としてはいかにも無骨。私の16年前の旧々カムロードでさえ、フリーホイールハブの切り替えこそ手動になりますが、一度『ROCK』の方へ切り替えておけば、車内からボタン一つで2駆/4駆の切り替えが可能。
ベース車両単体で見れば安い車なのかも知れませんが、キャンピングカーとしては500万円以上する車のため、その辺りの便利機能は欲しかったところ。
パートタイム4WDは個人的に好きなため、ベース車両に設定があること自体は歓迎しますが、もう少しこの『無骨なレバー』の存在を何とかして欲しいと思ってしまいました。
運転席側ドア脇に外部電源の取入れ口があり、位置的にはここでも問題は無さそう。これは延長コードを使用すれば基本的にはキャンピングカーのどの位置でも大丈夫なため、特に異論はありません。
とりあえずサラッと外観とキャブ部分を見たので、次は居室内を見ていこうと思います。