お台場キャンピングカーフェア2016へ行ってきました【その12】『割り切りコンセプトが好印象のアネックス ファミリーワゴンC』

今回は2016年11月6日(日曜日)にお台場で開催された『お台場キャンピングカーフェア2016』を見に行った時の様子をご紹介。

お台場キャンピングカーフェア2016

こちらはアネックスのコーナー。200系ハイエースのバンコンを展示中。やはりハイエースはこの白もしくはシルバーが色的には私は好き。白は膨張色と言われて車体が大きく見えると言いますが、元々キャンピングカーは大きいというイメージがあるため、その辺りは問題ありません。

2018~2019年頃にフルモデルチェンジが噂されている200系ハイエースのため、この姿を新車で注文できるのも残り少ない期間となってきました。スーパーロング・ワイドボディー・ディーゼルエンジンの4WD/ATの設定が復活されないまま、200系ハイエースとしてのモデルが終了することになりそうですね。

限定復活してくれることを密かに期待していたのですが、やはり新型300系ハイエースの開発の方が優先されているようで、セミボンネット化されるという新型300系ハイエースのエンジン・ドライブトレーンに期待といったところでしょうか。

お台場キャンピングカーフェア2016

この、アネックス『ファミリーワゴンC』という200系ハイエースのバンコン。ワイドボディーのワゴンGLグレードがベース車両で、全長4,840mm×全幅1,880mm×全高2,105mmという大きさ。

これ位の大きさの車体が日本国内で使用するには使い勝手が一番良さそう。やはり全長が5mを超えると、都心部を始め、少し狭い駐車場などでは取り回しに苦労する場面も多いため、キャンピングカー1台で全てを済まそうと思えば、ここサイズのバンコンになるのも納得です。

お台場キャンピングカーフェア2016

内装は、前向き展開も可能なセカンドシート+サードシートは二の字ソファーの組み合わせ。これにセンターポール式のテーブルを組み合わせ、ダイネットスペースとしています。

お台場キャンピングカーフェア2016

天井に取り付けられているライト類は、『アンビエントライト』という名称なのでしょうか?スペック表にはそのような表記がありました。この明るい色のボードに取り付けられているライト類があるだけで、天井の印象が随分と違うことには少し驚き。

何も変化のない200系ハイエースの天井だけに、各キャンピングカービルダーのセンスと感性が問われる場所でもあります。直接的な照明ではなく、間接照明を組み込んだり、鏡やシャンデリアなどの照明機器など、様々な演出が楽しめるのもこの200系ハイエースの天井照明の面白さ。

そんな照明機器だけに注目して、展示会に展示されているキャンピングカーを見るのも面白いかもしれません。

お台場キャンピングカーフェア2016

最後部には段違いベッドのマットの姿も見えます。この内容で、乗車定員10名、就寝定員大人3名+子供3名という設定。しかし、最後部の二の字ソファーに横座り状態で長距離を移動するのは困難で、なにより危険。

やはり実用的な乗車定員は、運転席・助手席+セカンドシートに2名の4名だと思います。就寝定員にしても、この中で6名が就寝するのはさすがにキツイと思われます。

この辺りは、大きめのキャンプ用テントと同じで、利用可能人数からマイナス2名程がゆったりと過ごせる定員なのでは・・・。

お台場キャンピングカーフェア2016

アネックス『ファミリーワゴンC』には、ギャレーの装備がありません。走行充電やサブバッテリーの装備はあるようなのですが、ギャレーが無いというのは良い割り切り。

何故なら、このサイズのバンコン内に無理矢理ギャレースペースを造り、実用性の無いミニマムサイズのシンクを取り付けたところで、使い勝手が良いとは思えないから。それなら最初からギャレー等の装備を付けない方が、価格も抑えられる上、車両の軽量化にも貢献します。

そういう意味では、車中泊に重きを置いた『玄人』好みのキャンピングカーなのではないかと思ってしまう私でした。本当の意味での実用的なキャンピングカーが最近は少しずつ増えてきているような気がして、キャンピングカー業界も成熟してきていると感じますね。

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