お台場キャンピングカーフェア2016へ行ってきました【その14】『日本特種ボディー株式会社のASAKAZE(あさかぜ)を検証02』

今回は2016年11月6日(日曜日)にお台場で開催された『お台場キャンピングカーフェア2016』を見に行った時の様子をご紹介。

『日本特種ボディー株式会社』という真新しいキャンピングカービルダーの製造している、ASAKAZE(あさかぜ)という名前のキャブコンの内装を見ていきます。

お台場キャンピングカーフェア2016

セカンドシートはFASPの3人掛け、サードシートは固定式の2人掛けシートを採用。2人掛けシートの背もたれは他のキャンピングカービルダーでよく見掛ける、座面が垂直で薄いタイプではなく、厚みのある背もたれと座面を採用。

これ位の厚みと角度があれば、長時間の乗車でも疲れにくいと思われます。キャンピングカーはダイネット部分のシートをベッドとして使用することが前提となっているため、どうしてもフラットな座面を採用しなければならず、この辺りは乗用車と違って各キャンピングカービルダーも頭を悩ませるところ。

乗用車のシートのようにくぼみを付けてしまうと、乗車中は体をホールドしてくれるため楽ですが、いざベッドにした際はそのくぼみが寝心地を損ねてしまう結果に。

その相反する要求事項を満たすためには、ある程度着座時に体が沈み込み、就寝時にはあまり体が沈み込まないような、微妙な硬さのマットが求められ、その辺りのさじ加減も難しいところ。

お台場キャンピングカーフェア2016

天井部分には鏡があり、車内を広く見せるのに一役買っています。そのフチにはLEDライトも埋め込まれていて、なかなか凝った造りです。

お台場キャンピングカーフェア2016

白い吊戸棚の表面材も落ち着いた感じで、窓が大きく外の見晴らしが良いのも特徴。これ位大きなアクリル二重窓が装備されていれば、マイクロバスをベース車両としたバスコン同様の解放感がありますね。

お台場キャンピングカーフェア2016

サードシートには大型のヘッドレストも装備され、本気でサイードシートの快適性を追求しているところに好感が持てます。

お台場キャンピングカーフェア2016

セカンドシートのヘッドレストも大型の物を採用。これだけの幅があるシートであれば、家族4人であればかなりゆったりと過ごせるはず。

お台場キャンピングカーフェア2016

バンクベッドはマットをハメ込んで展開するタイプ。天井高はそれ程ありませんが、両サイドに小窓が付き、この辺りの装備関係については私の所有しているバンテックの『ジル』と同じ。

お台場キャンピングカーフェア2016

スポットライトが天井と吊戸棚の両方に装備され、窓際のカップホルダーは4個装備されるなど、細かいところの装備品にも芸の細かさを感じるところ。

お台場キャンピングカーフェア2016

フリールームの後部に常設ベッドも装備。その下は車内からもアクセスできる大型のベッド下収納。先程外部からじっくりと検証してみましたが、このベッド下の大型収納庫の収納量は魅力的。

かなりキャンプ道具が多くなっても余裕で積み込みができそうで、大人数でキャンプに行く際にも便利かと。住宅も同じですが、やはり収納が多いというのは室内がスッキリして良いと思いますね。

お台場キャンピングカーフェア2016

ギャレースペースは意外にスッキリとした感じ。コンロの姿が見えませんが、カセットコンロで対応するのでしょうか?この辺りは少し不明ですが、キャンピングカーにビルトインのコンロは必要無いと思っているため、無くても全く問題ありません。

お台場キャンピングカーフェア2016

ギャレーの上部にも収納用の吊戸棚があり、奥の方にはオプション扱いの電子レンジの姿も。電子レンジもキャンピングカーには必要無いと思っているため、コレは無くてもいいかも。私ならその代わりに扉を付け、収納スペースとして活用したいところ。

お台場キャンピングカーフェア2016

いすゞのトラックにも純正採用されているクーラー、『i-Cool』の外装が黒色になり、以前は茶色だったような気がしますが、こっちの方がシックで良い感じ。白色の内装家具との相性も良さそうで、車内の家具に統一感が出ました。

お台場キャンピングカーフェア2016

私がキャンピングカーを見る際、必ずと言っていい程確認するのが、この家具の裏側部分。意地悪く言ってしまえば、『見えない部分まで手抜きなく造り込まれているのか』ということを確かめるため。ここでは書けませんが、もう少し仔細に見る場所もあり、その部分の造りの良さなどを見て、そのキャンピングカービルダーの総合的なキャンピングカー造りの姿勢であるとか、技術力を推し量っています。

家具の裏側に家具の部材で配線を挟み込んでいるような危ないキャンピングカーも過去にあり、そのような見えない部分まで手抜きなく造られているか、高額なキャンピングカーを購入する上で、是非とも見て頂きたいポイント。

お台場キャンピングカーフェア2016

このような何気ない扉ひとつでも、左右の微妙なズレ、閉まり具合の良し悪し、ひいては扉の作動にかかる力具合など、キャンピングカーと言えども住宅並みのチェックは必要だと考えます。

このキャンピングカーに関して言えば、1,000万円を超える価格のため、まさに住宅並みのクオリティーと質感が求められるのは当然でしょう。

今回は電装関連の配線の様子などは見ていませんが、家具関連の出来が良いだけに、その辺りも是非見てみたいと思わせるキャンピングカーではあります。

『日本特種ボディー株式会社』というキャンピングカービルダーの製造している、ASAKAZE(あさかぜ)をもう少し検証していこうと思います。

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