ジャパンキャンピングカーショー2016【ホンダ ポータブル電源E500のコンセプト】
今回は、2016年2月11日(木曜祝日)に千葉県の幕張メッセで開催された『ジャパンキャンピングカーショー2016』の様子をご紹介。
こちらは、ホンダのコーナー。いつの頃からでしょうか?キャンピングカーショーにメーカーのブースが出展されるようになったのは。記憶が定かではありませんが、10数年前のキャンピングカー展示会に車メーカーの展示は無かったような気がするのですが、どうだったのでしょうか。
今ではトヨタ・日産・ホンダ・三菱・ダイハツ等の自動車メーカーが独自のコンセプトを持ったキャンピングカー仕様の車を展示。通常の車両に加えて特殊な分野であるキャンピングカーの裾野と需要の拡大により、メーカーも黙って見ていることができなくなったということなのか。
そのホンダは2015年の幕張メッセのジャパンキャンピングカーショーでは、極小のトラベルトレーラーを展示し、注目を浴びていたのですが、今回はそのようなサプライズ展示はなさそう。
ホビオ フレックスコンパクトという、軽ワゴン車をキャンピングカーもどきに仕上げているデモカーを展示。
それでも色がなかなか渋いです。からし色というのでしょうか?ツヤの無いボディーカラーとプラスチッキーなグリルとの組み合わせが何だかオモチャのよう。
ワゴン車の良い所はこのスライドドアが装備されているということ。ドアの開口部がミニマムなキャブコンタイプのキャンピングカーに乗っている私からしてみれば、この大きく開くスライドドアは非常に魅力的。
室内空間は比べ物にはなりませんが、積める『物体』の大きさで言えばこちらの方が上だと思われます。
まぁ、完全な一人仕様ですな。テーブルにアウトドアコンロ、ノートパソコンを広げた上には防水パックに入ったスマホの姿も・・・。
その横に寝袋を敷いて寝るという、男にとって至福の時間の使い方のような車内。大自然の中で寝るにしても、ペラペラの布一枚のテントより遥かに頑丈で心強い車という道具は頼りになる存在。
私も自分のキャンピングカー内で寝る時は、どんな辺鄙な場所でも車内に居れば安心します。そういう意味では大自然の中のシェルターのようなもの。
さらに後部ドアも大きく開くため、大型のアウトドアグッズも楽に積載可能。ハイエースやキャラバンも同様にこのバックドアの存在は有り難いものです。
それでも凄く珍しいという訳でもなく「まぁ、コンセプトは理解できるよね」と、思いながらホンダブース内を散策。
「ん?『電気を貯めて運ぶ』って何だ?」と思って近付いてみると・・・。
インバーター内蔵のポータブル電源のよう。
こんなカワイイ感じの外観デザインもあり、ランチボックスのようにも見えます。
スペックは下記の通り。
ホンダ E500
・定格出力:交流100V、最大出力500VA
・本体上部のハンドルで持ち運び可能
・充電時間は6時間⇒1時間の連続動作
サイズ
全長:250mm
全幅:180mm
全高:240mm
重量:6kg
2017年春頃の発売を予定
屋外で手軽に使えるコンパクトな100V電源ということで、かなり注目を浴びている製品のよう。私の場合はキャンピングカー内にサブバッテリーとインバーターが装備されているため不要ですが、乗用車等で手軽に100V電源が使えるというのはいいと思いますね。
また、最新の商品である特徴としてUSBへの給電口も装備されているようで、スマホやデジカメなどの充電にも重宝しそうです。
なかなかコレといった革新的な製品が出ない中、ホンダも自動車以外の製品を模索し続けているようです。