ジャパンキャンピングカーショー2016『かなり豪華なペット用移動医療施設を見学』
今回は、2016年2月11日(木曜祝日)に千葉県の幕張メッセで開催された『ジャパンキャンピングカーショー2016』の様子をご紹介。
キャンピングカーが展示されている一角に『PET RESCUE(ペットレスキュー)』と壁面に描かれた大型の車両が停めてありました。
一見するとキャンピングカーのようで、採用されているエントランスドアもキャンピングカーで使われているものが付いています。
「キャンピングカーなのかな?」と思いながらエントランスドアから中を覗いていると・・・。
「中をご覧になりますか?」と、キレイなお姉さんに声を掛けられます。「えっ、中を見ていいんですか~?」と、これまた鼻の下を少し伸ばし気味に応える私・・・。
「ハィ~、どうぞ~、コレは動物用の移動医療施設です」という感じで説明を受けながら、車内を案内してもらいました。
先程エントランスドアから見たダイネット部分から、運転席・助手席の部分を見た様子がコレ。ヨーロッパ製の大型フルコンを改造しているようで、ダイネットのテーブルは運転席・助手席を回転させて使うタイプのよう。
キャンピングカーらしい装備品もあり、3口のガスコンロやシンクもありました。
さらに大型のシャワールームもあり「ここで犬などを洗うのですか?」と聞くと、「いえ、これは人間用です、ただ使用頻度は極めて少ないですが・・・」という回答。
「ふ~ん、まぁ、ドッグバスも無いみたいだから、犬等を洗うのは難しいかもしれないなぁ~」と思いながらさらに奥へ。
一番奥のスペースには動物用の医療機器が備え付けてあり、検査機器や診察台、聴診器などもありました。「ここでちょっとした手術なども出来るんですよ~」と、確かキレイなお姉さんが言っていたように思えます。
それにしても豪華です。最近はペットも長寿命化が進み、人間と同様に高齢者と同じような病気になるペットも多く、さらに地震などの災害で被災するペットもいるということで、このようなペット専用レスキュー車が活躍する場がますます増えてくると思われます。
「しかしこんな凄い車、どこが所有してるんだ?」と思って車外に出てみると『anicom』と車体前面に書いてありました。「あ、あのペット保険のアニコムね」ということが分かりました。
キレイなお姉さんに聞いてみたところ、やはりアニコム損害保険株式会社が所有している車ということでした。
新宿に大型の動物施設を持っているようで、「ペットの保険って儲かるのね」と、下世話な想像をしてしまう私。
確かにペットは保険がきかないため、1回動物病院に行くと1万円単位で費用が掛かり、人間のかかる病院とは桁違いに費用が掛かるのも事実。
まぁ、ペットも趣味・趣向のひとつですから、国の保険で賄う訳にもいかず、アニコムのような民間の保険会社を利用するしかありません。
ただ、掛け金も決して安くはないのですが、やはり背に腹は代えられないということで、ペット保険に加入している方も多いのかもしれませんね。
それを証拠に最近の動物病院の混雑ぶりは尋常ではありません。近所にある動物病院も、平日にも関わらず大賑わい。駐車場に停めきれずに路上駐車して順番を待つ飼い主さんの姿がある程。
犬と猫の飼育数が逆転しそうだと言っていますが、ペット全体の飼育数はこれからもそれ程急減少するような感じではないため、動物病院の混雑やペット保険の加入数の増加はしばらくは続きそうな気がします。
お隣には、ペットと旅するための総合情報サイト『Pet宿.com』のPRコーナーもありました。ペットと旅行するにはキャンピングカーがあれば便利ですが、全ての方がキャンピングカーを持っている訳ではないため、ペットと宿泊できる宿の人気も近年高まっていると聞きます。
「まさにペット様々だよな・・・」と、思いながら、少し休憩のために一旦キャンピングカーショー会場の外に出ることにしました。