ジャパンキャンピングカーショー2016『アネックスのペットと旅するキャンピングカー』
今回は、2016年2月11日(木曜祝日)に千葉県の幕張メッセで開催された『ジャパンキャンピングカーショー2016』の様子をご紹介。
こちらはアネックスのコーナー。このキャンピングカービルダーも15年程前にはカムロードをベース車両としたキャブコンを製造していたのですが、今ではすっかり200系ハイエースベースのキャブコンとバンコンを製造するメーカーとなっていますね。
品質的には間違いのないキャンピングカービルダーで、トレンドでもある『ペットとの旅』に特化したキャンピングカーの開発にも余念がありません。
NV350キャラバンをベース車両にしたバンコンも開発し、隙の無いラインナップを揃えているあたりはやはり老舗キャンピングカービルダーだと感じるところ。
ただ、モノはいいのですが価格がやや高め。NV350キャラバンの標準長&ナローボディーのバンコンが500万円オーバーと、なかなかのお値段。
そこまでの価値があるのかどうかは微妙なところですが、バンコンはせいぜい出しても350万円までだと思っている私にとってはちと敷居が高いキャンピングカーであることには違いありません。
それなりの価格のため、内装はとってもオシャレ。シート生地の質感や家具の造り、フロアに敷かれているカーペットの素材感など、やはり高級バンコンにふさわしい佇まいであることは確か。
天井部分がおそらく嵩上げされていると思われ、スカイライトルーフから外の光が差し込み、室内は明るい雰囲気。非常にモダンな雰囲気のキャンピングカー。
『アネックス コンポーザー HR with Dog』ということで、犬と夫婦2人で旅に出ることを想定したバンコンとなっています。
最後部には犬用のフリールームが準備され、入り口は少し狭いようですが、室内側から行き来できるようなレイアウトになっています。
毎日のように出入りする部分ではないため、このような割り切った形の開口部でも十分なのではないかと思いますね。
脇には犬用キャリーのようなものも置いてあり、まさに犬と快適に旅をするためだけに開発されたキャンピングカーという感じ。
軽キャンピングカーにも犬との旅を想定した車両がありますが、やはり200系ハイエースやNV350キャラバンをベース車両にしたバンコンの方が車内空間に余裕があります。
軽キャンピングカーであれば、それこそ犬の鼻先でご主人様が寝なければならないような状況になることもあると思われるため、やはり予算と保管場所が許せば少し大きめの車両の方が断然使い勝手が良いと私は思うのですが・・・。
あと、アネックスさんに希望することと言えば、小型のカムロードベースのキャブコンを開発してくれないかということ。200系ハイエースベースだとどうしても価格が高くなってしまうため、300万円後半の価格でシンプル装備の小型キャブコンが出れば売れると思うのですが、いかがなものでしょうか。
キャブコンも最近は大型化が進み、乗用車から乗り換える際に違和感を覚える方もいると思います。かつてのグローバル・チャンプのような小型キャブコンをどこかのキャンピングカービルダーが復刻してくれないかと期待しているのですが・・・。