『ジャパンキャンピングカーショー2017』in幕張メッセに行ってきました【その04】バンテックのブースで発電機の消音カバーについて考える
今回は、2017年2月4日(土曜日)に千葉県の幕張メッセで開催された『ジャパンキャンピングカーショー2017』を見に行った時の様子をご紹介。
キャンピングカーの老舗であるバンテックもかなりの面積のブースを展開。いつものように自社のキャンピングカーに装備されている装備品を分かり易く説明するパネルも健在。
『乗る人を安全に目的地まで』ということで、平成28施行予定の新安全基準をクリアしたシートフレームを全ての前向き座席に平成24年から採用し標準装備しております。
とあり、キャンピングカーの座席部分におけるシートベルトの構造要件基準が厳しくなる前から安全に配慮し、シートを開発しているとのこと。
バンテックのキャブコンは既存のFASPやサプリオなどのシートを採用せず、オリジナルのシートを開発し、採用。これについては賛否両論あり、私の所有しているバンテックのジルにもオリジナルシートが装備されているのですが、年式が古いこともあってか、剛性感や操作感はイマイチ。
最新のシートについてはそのようなことはないと思われますが、車の座席は長時間座って移動することも多いため、座り心地や安全性・操作性にはこだわりたいものです。
以前から展示されていた発電機の消音ボックスも展示中。消音ボックス有り・無しの音量の差を体験でき、発電機を消音ボックスに入れるとかなりの騒音が低減されることが分かります。
ただ、この『iBOX』という発電機の消音ボックス、とても高価。189,000円(税込)という価格で、対応車種は200系カムロードベースのジル520E,ジル520,ジル,コルド,コルドバンクス。
さらに、『個人での取付は困難な為、通信販売はできません。最寄りの販売店へご相談下さい。』とあり、単体での個人購入は出来ないため、これに取り付け費用31,500円が掛かります。
もちろん発電機本体のホンダEu16iは別のため、Eu16iはアマゾンで136,000円(2017年2月時点)とあり、消音ボックス189,000円+取り付け費用31,500円+Eu16i本体価格136,000円の合計、356,500円という高額な発電機となってしまいます。
そこですぐに考えてしまうのが・・・「何とか自作できないかな?」というもの。
ここまで立派なものでなくても、インターネットを検索すれば自作の発電機用消音ボックスを作成している人は多く、それらを参考に自作するのも良いかもしれません。
パーツのひとつに『オムロン』の日本製の排熱ファンを採用している模様。これに後は鉄製のフレームと底板と側板、遮音材などを組み合わせた造りになっている模様。
「溶接機があれば何とかできそうだけどなぁ~」と思いながら、バンテックブースを巡ります。
『SUMMER VANTECH RESORT』という看板もあったりして・・・。
バンテックも軽キャンピングカーに最近は力を入れ始めている模様。
『Raps 2(PCリミテッド)』という、スズキのエブリィバンをベース車両とした軽キャンピングカーを展示。価格は180万円程とリーズナブル。
車体に配されたオレンジのラインが何となくオシャレな感じ。
『Raps 3』という200万円台の車両もラインナップ。
内装は最後部に収納スペースを設けるオーソドックスなもの。
天井付近には釣りのロッドラックのような装備品も見えます。
ベッドはギリギリ二人が寝られる大きさ。基本的に一人で使用する方がユッタリと使えると思われますが、一応二人でも就寝可能。
既存のセカンドシートはそのまま活かし、その上にベッドマットを置くというのもよくある手法。
軽キャンピングカーの社内空間はそれ程広くはないため、レイアウトが各キャンピングカービルダー共に似たようなものになるのは仕方のないところ。
後はベース車両であるとか、キャンピングカービルダーの好み等で決めるようになるかもしれませんね。
バンテックのブース前にはカタログを求める人が大勢。アンケートに答えるとエコバックにカタログが入ったものが貰え、今年は私もアンケートに答えて貰いました。
このエコバックが先日キャンピングカーに持ち込んだ大型加湿器を入れるのにちょうどいいサイズで、非常に重宝しています(笑)。
時刻は午前10時30分過ぎ。まだまだ『ジャパンキャンピングカーショー2017』の会場内を見て回ります。