『ジャパンキャンピングカーショー2017』in幕張メッセに行ってきました【その14】三菱ローザの4WDが気になる私
今回は、2017年2月4日(土曜日)に千葉県の幕張メッセで開催された『ジャパンキャンピングカーショー2017』を見に行った時の様子をご紹介。
ダイハツクラフトのコーナーにやってきました。『家よりもぐっすりウェイク』ということで、車中泊に特化した軽自動車を展示中。
小さなシンクや収納庫などを車内に備え付けた軽キャンピングカーもありますが、基本的に軽自動車は車内空間が限られるため、寝るだけに特化した方が結果的に寛げるような気がします。
緑色のウェイクはまさにそのような『寝る』だけを目的とした車両のようで、これで十分なのではないかと思います。
その隣にあるオレンジ色のウェイクは内装を施してあり、一見使えそうな装備に見えますが、このような形でテーブルを出して使える場面は限られるため、実用性は低いハズ。
それなら素直に寝るだけの機能に特化した軽キャンピングカーもどきの方が、ゆっくり休めると思いますね。
続いて、フィールドライフのコーナーにやってきました。
『SIRIUS(シリウス)』というマイクロバスをベース車両とした『セミフルコン』を展示中。
最後部にある外部収納庫。このような大きな外部収納庫を見るたびに私が思うこと・・・「ここで一人寝られるよな・・・」というのはお約束。
何を入れるのかはさておき、これだけ大きな収納庫があればキャンプ道具というより、普通の家庭用の家財道具を入れて自宅同様の生活が可能だと思われます。
『新型セパレートエアコン ルーフトップユニット 誕生!』とあり、家庭用エアコンの室外ユニットをオリジナルBOXで加工することにより、ルーフトップに設置可能となりました。スペースさえあれば国産キャブコンや輸入モーターホームにも施工できます。お気軽にご相談下さいませ。
家庭用エアコンをキャンピングカーに搭載するのが最近のトレンド。ただ、ヤマダ電機やケーズデンキの広告を見たことがあると思いますが、家庭用セパレートエアコンのセール価格は5万円程。
オリジナルBOXで加工しているとは言え、7倍以上の37万円というのはちょっと高額過ぎるのではないかと思う私。10万円位であれば妥当なところだと思いますが、やはりキャンピングカー用ということで、特殊なため高額になってしまうのでしょうか?
べバストのFFヒーターもそうですが、石油ファンヒーターが1万円そこそこで購入できるのに対し、20万円もするのはちょっと信じられませんね。
このセミフルコンであるシリウスの価格は1,200~1,500万円という価格帯。まぁ、一般庶民が買えるようなお値段ではありませんが・・・。
お高いだけあって内装は豪華そのもの。夜のお店のような豪華さ。
もちろんトイレもシャワーも付いています。
FRP製のキャンピングシェルは断熱性と耐久性に優れたハイドロバックパネルを採用。埼玉県にあるセキソーボディーが開発した工法で、アネックスなど他のキャンピングカービルダーも使っています。
シンクの上にある換気扇はあまり良いものではなく、音がうるさく換気効率の悪いタイプ。ここは家庭用のレンジフードを取り付けた方が良いのではないかと思います。
セミフルコンのため、バンクベッドではありませんが、運転席・助手席上にFRPのキャンピングシェルが載っています。マイクロバスのシャーシだけを使っているため、キャンピングシェルの形状によってどのような形のキャンピングカーも造れるのがセミフルコンのメリット。
そのため、既存のマイクロバスには無いゆったりとした居住空間や迫力ある外観となっています。
ベース車両は三菱ローザ特装。車両サイズは、全長6,690mm×全幅2,100mm×全高3,150mmという大きさで、オプション付きの価格は1,739万円。
2017年のニューモデルということですが、「この価格でも買う(買える)人はいるんだよなぁ~」と、ため息をつく私。
三菱ローザのヘッドライトは相変わらずの丸目タイプ。ちょっとレトロな感じもしますが、ライバルであるトヨタコースターはフルモデルチェンジし、ライト周りもカッコよくなっているため、このままで良いのでしょうか?
外開きのアクリル二重窓など、この辺りの見た目はキャブコンのよう。普通のマイクロバスと違い、FRPの壁面が垂直に立っているため、より大きく見えますね。
確か三菱ローザは2015年に4年ぶりとなる4WD仕様の車両を復活させており、ベース車両に4WDを選ぶことができる唯一のバスコンとなっているハズ。
ディーゼルエンジン+4WD至上主義の私にとっては、フルモデルチェンジをしたトヨタコースターが気になるところではありますが、新型コースターもやはり4WDのラインナップは無く、余計に三菱ローザの4WDが気になるところ。
エアコンはエントランスドア上に装備。多くのキャブコンなどでもここに装備されていることから、ここがデッドスペースなのでしょう。
この直下にはエントランス用のステップもあるため、収納庫なども取り付けづらいと思われ、エアコンの室内機を取り付けるにはうってつけのスペースだと思われます。
運転席・助手席の頭上にも収納スペースがあり、バンクベッドのように見える部分もしっかりと活用し、車内の使い勝手を向上させています。
「このシリウスを運転できる方が羨ましい・・・」
素直にそう思う私でした。