『ジャパンキャンピングカーショー2017』in幕張メッセに行ってきました【その36】ハイマーの外部収納庫キーシリンダーのギミックに驚く私
今回は、2017年2月5日(日曜日)に千葉県の幕張メッセで開催された『ジャパンキャンピングカーショー2017』を見に行った時の様子をご紹介。
こちらはRVランドのコーナー。メルセデスベンツの4WD車をベース車両に採用した、ハイマー社のキャブコンを見せて頂くことに。
ハイマーのキャンピングカーはキャンピングカー界のメルセデスと呼ばれ、まさに『ダブルメルセデス』と言った感じの融合キャンパーで、大迫力の外観もさることながら内装もどのような感じに仕上がっているのか、興味津々。
エントランスドア付近からただならぬ高級感を感じさせる佇まい。
チラリと見える内装に期待が高まります。
リア部分には大型の収納庫。
中はこのような感じで、いつものように思うことが「ここで一人寝ることが出来るじゃん・・・」ということ。小型のシングルジェットスキーであれば楽に入りそうな大型の収納庫は、このクラスのスタンダードになっている模様。
エントランス部分の上がり口のHYMERロゴが光っている様子を見るのも久しぶり。この辺りの芸の細かさは日本製キャンピングカーも見習って欲しいところ。
運転席・助手席は回転するタイプを採用。停車時には使わないこれらの座席を活用する手法は、スペースを効率良く使うための良いアイデアだと思いますね。
運転席・助手席シートを回転させ、セカンドシートを使って4人掛けのダイネットを形成するようなレイアウトになっていました。
こちらはギャレースペース。クリーム色の収納庫と床や壁面の色使いも落ち着いた雰囲気で、ヨーロッパ製キャンピングカーらしい内装トーン。
奥は広大なベッドルーム。少し高級なシティーホテルのよう。
もちろんトイレも標準装備。
独立したシャワールームもあり、国産5×2クラスのキャブコンのように、シャワーを浴びた後は『便器の蓋がびしょ濡れ』などということはありません。
下の小物入れスペースに青色のLEDライトが埋め込まれており、清潔感とゴージャスさを演出。
こちらは後部にあるベッドルームの様子。ベッドルームにも小物入れや棚が準備され、快適で清潔な空間が広がっています。
エントランス側からギャレー方向を見た様子。家具やファブリックとの統一感が素晴らしく、日本製のキャブコンとは一線を画す雰囲気に、キャンピングカーの本場であるヨーロッパ市場の車であることを強く感じさせる光景。
ここ数年で日本製キャブコンの内装も随分と良くなりましたが、まだまだこの域に達していないのも事実。追いかけるべき背中はココに在りといった感じ。
バゲッジドアのロック機構がユニークだったので少し解説。
外側の取っ手部分は縦になり、赤いインジケーターのような部分も見えています。
この状態でロックが解除された状態。
次に外側の取っ手部分を横にすると。
ロック部分が横を向き、これでロックが掛かった状態に。
さらに取っ手を縦になるまで回すと。
少し解りずらいかもしれませんが、ロック部分の金具が奥に引っ込んだような状態となり、ロックを掛けた後にドア自体を引き込むような動作をするのが特徴。
このような細かいギミックが施されている辺りも、高級車たる所以なのかもしれません。
価格は1,548万円と、一般庶民が買えるようなお値段ではありませんが、憧れの1台であることには違いありません。