『ジャパンキャンピングカーショー2017』in幕張メッセに行ってきました【その38】ハイマー社の1,700万円のキャンピングカーを見学
今回は、2017年2月5日(日曜日)に千葉県の幕張メッセで開催された『ジャパンキャンピングカーショー2017』を見に行った時の様子をご紹介。
来場者アンケートを記入し、順番を待って見学をするスタイルの、RVランド社のブースに来ています。RVランドに展示してある全ての車両がそうではありませんが、プレミアムクラスのキャンピングカーにおいては、事前受付が必要。
普通のキャンピングカーであればそこまでして見ようとは思いませんが、キャンピングカー界のメルセデスと呼ばれる『ハイマー社』の製造・販売しているキャンピングカーの内部を見ることができるのは貴重な体験のため、多少の手間や時間は惜しみません。
今回見学をさせて頂くのは、『ハイマー ML-I 620』というフルコンバージョンで、全長7,800mm×全幅2,220mm×全高2,900mmという大きさのキャンピングカー。
メルセデスベンツ3319CDIというベース車両を採用し、2,980ccのディーゼルエンジンを搭載し、最高出力は190馬力の7速AT車。
8m近いボディーサイズのキャンピングカーを、乗車定員4名、就寝定員4~5名で使用するというのだから贅沢の極み。
オプションの付いた展示車両の価格は17,056,000円(税抜)ということで、このキャンピングカーショー会場の中でも1、2を争う高額キャンピングカーとなっています。
早速中を見学させて頂きます。運転席・助手席付近の様子はこんな感じ。右ハンドル仕様となっており、全長はともかく、2,220mmという全幅のキャンピングカーで、運転席からの見晴らしも良いため、普段の運転はしやすそう。
ダイネットのテーブルから後方を見ると、ベッドルームまでの距離が長いことが分かります。ベッドルームへ行くまでの間に、ギャレーやトイレ・シャワー設備の姿も見えます。
ハイマー社の製造するキャンピングカーらしく、落ち着いた雰囲気はさすがと言わざるを得ません。
シンクとコンロの様子。
コンロは上に蓋が付くタイプで、蓋を持ち上げると3口コンロが顔を出します。これ位の大きさのキッチンスペースとコンロがあれば、キャンピングカー内で何かを作って食べようという気になるのでしょうか?
私のキャンピングカーの場合、お湯を沸かしてカップラーメンを食べる程度のことしか最近はしていません。
ダイネットスペースは、おそらく運転席・助手席のシートを回転させて囲むタイプだと思われ、そうであればスペース効率の良い使い方ができますね。
独立したトイレルームも完備。さらにトイレルームにも室内同様のカーペットが敷かれ、「掃除はどうするの?」という庶民的な疑問は残りますが、車内のトーンを統一するのに一役買っています。
手洗いスペースも豪華で、オシャレなシティーホテルのよう。
こちらは、最後部にあるベッドルームの様子で、2,220mmの全幅を生かした大きめのベッドルームとなっています。収納家具の配置と窓のレイアウトもさることながら、適度な囲まれ感があり、落ち着いて就寝できるスペースとなっています。
その、収納家具の扉や全体の質感も秀逸。国産キャブコンも真似をしている部分でもあるのですが、まだまだこの領域に達していないのが本当のところ。
いつも思うのですが「この雰囲気の違いは何なのだろう?使われている素材?それとも全体のトータルコーディネートの差なの?」と、疑問に感じる私。
独立したシャワールームも完備。日帰り温泉の充実している日本では活用する場面が少ないと思われますが、あれば便利な装備には違いありません。
シャワーヘッドもホテルにあるようなタイプを採用。超高級車らしい装備品と言えますね。
下部にある小物入れの青色LEDの照明が清潔感を演出するなど、国産キャブコンには無い細かなデザインが目を惹きます。
エントランスドア付近には電源関連の集中パネルを配置。液晶テレビを取り付けるためのステーの姿も見えます。
1,700万円以上もするキャンピングカーのため、内装がホテルのような佇まいになるのも頷けるところ。
こんな超高級キャンピングカーを所有している方は、どのようなところに出掛けているのでしょうか?私としてはそっちの方に興味がありますね。