東京キャンピングカーショー2017を見に東京ビッグサイトへ行ってきました【その06】コンパクトという車名の大型キャブコン!?
今回は2017年7月1日(土曜日)に東京ビッグサイトで開催された、東京キャンピングカーショー2017を見に行った時の様子をご紹介。
東和モータース販売のコーナーをじっくりと見た後、次のブースへ移動することにします。東和モータースも幕張メッセのキャンピングカーショーでは多数のキャンピングカーを展示しているのですが、東京キャンピングカーショーの会場規模であれば、この位が精一杯かもしれません。
会場内には犬を連れた来場者も多く、今回も『ペットケア費』として500円を徴収されていたと思います。ただ、幕張メッセのキャンピングカーショーの時のような、ペットケアを担当するアルバイトの方の姿はなく、どのようなことにペットケア費が使われているのか、少々不透明な気も・・・。
デルタリンクが展示していた輸入キャブコンを見ていきます。
『Compact(コンパクト)』という車名なのでしょうか?いやいや、日本国内ではコンパクトどころか、大型車に分類されそうな大きさですが・・・。
全長6,250mm×全幅2,120mm×全高2,750mmという大きさは、やはり日本国内で『コンパクト』と呼ぶにはパロディーのよう。これがコンパクトであれば、軽キャンピングカーは自転車扱いとなってしまいます。
室内空間もカセットトイレを装備し、日本のマイクロバス程ある車体ですから、当然のことながら『ゆとり』があります。
車体に対して縦に就寝するようなスタイルのベッドも装備され、雰囲気としてはシティーホテルのよう。
その縦に寝るベッドスペースは、車体後方に伸びるスライドアウト部分が拡大に貢献。この後方にスライドアウトする手法はなかなか良い手法だと思います。
日本の駐車場事情を考えると、横に駐車した車のことを考えると、サイドに張り出すスライドアウトは使い勝手が悪いもの。このように後方に伸びるタイプのスライドアウトであれば、高速道路のパーキングエリアのトラック駐車帯で仮眠をする際も、他車の邪魔になりません。
高速道路や道の駅での車中を推奨している訳ではありませんが、少し仮眠をする際にも気軽に展開できるスライドアウト式ベッドルームがあるのはありがたいと思います。
ダイネットは運転席・助手席を回転させて展開するタイプ。この辺りのスペースセーブ的な使い方が、あちらの国で『コンパクト』と呼ばれる所以でしょうか?
ちなみに、ADRIA(アドリア)というスロベニアのキャンピングカービルダーが製造・販売しているキャンピングカーで、車両名は『COMPACT SCS』という名前のよう。
ベース車両はお馴染みのフィアットデュカトで、こちらも純正のアルミホイールを履き、足元がカッコいいですね。
最近のフィアットデュカトは顔つきもカッコよく、日本でもキャンピングカーではなく普通のボンネット付きトラックとして販売しても人気が出そう。
ヘッドライトとフロントマスクのデザインが精悍な感じで、昔のフィアットデュカトに比べ、迫力のある顔つきをしています。
しかしこの『ドーン』と突き出したスライドアウトは圧巻。
出幅は700mmで、上部に雨除けのサイドオーニングのような『ひさし』が自動でついてくる辺り、日本の気候風土にもマッチしているのではないかと思われます。
時刻は12:10分過ぎ。東京キャンピングカーショー会場内も混雑のピークを迎えつつあります。近くの柱の下では、私が欲しいと思っているニンテンドースイッチをプレイする子供達の姿が・・・。
「いいなぁ~スイッチ、俺も欲しい~」と、思いながら、東京キャンピングカーショー2017の会場内を散策する私でした。