東京キャンピングカーショー2017を見に東京ビッグサイトへ行ってきました【その12】『タコス』の『VERY(ベリー)』という新発売されたキャブコンが凄い

今回は2017年7月1日(土曜日)に東京ビッグサイトで開催された、東京キャンピングカーショー2017を見に行った時の様子をご紹介。

東京キャンピングカーショー2017

『タコス』というキャンピングカービルダーのコーナーにやってきました。このキャンピングカービルダーもなかなかユニークなキャンピングカーを製造・販売しています。

東京キャンピングカーショー2017

今回の東京キャンピングカーショーでは、キャンピングカーの車両自体を見るのもさることながら、各キャンピングカーメーカーが展示しているキャンピングカーに、どのようなアルミホイールを履かせているのかを見るのもひとつのテーマ。

東京キャンピングカーショー2017

トヨタのキャンピングカー専用車両である、カムロード用のアルミホイールはあまり選択肢がありませんが、200系ハイエースのアルミホイールはそれこそ無数にある感じ。

このキャンピングカーも例に漏れず、なかなかカッコいいアルミホイールを履いています。やはり標準の鉄ホイールもしくはホイールキャップより見栄えが良いのは当然。

キャンピングカーの場合、耐荷重の問題も多少あるとは思いますが、カムロードベースのキャブコンより選択肢は確実に多いと思われます。

東京キャンピングカーショー2017

200系ハイエースのボディーカットキャブコンのため、運転席側の側面に今流行の家庭用エアコンの室外機を納めています。

信頼の国産メーカーで、パナソニック製を採用。やはり高温多湿の日本においては、国産の家庭用エアコンの右に出る外国製メーカーは無いと私は思っています。

東京キャンピングカーショー2017

『VERY(ベリー)』という新発売されたキャブコンのようで、真後ろから見ただけでは200系ハイエースとは分からないような外観が特徴的。

東京キャンピングカーショー2017

最後部にはフリールームが設けられています。ポータブルトイレと、小さな踏台が一緒に入っていますが、この小さな踏台の意味が車内に入ると分かります。

東京キャンピングカーショー2017

扉には何やらスリットのような加工がされています。

東京キャンピングカーショー2017

価格は、ハイエース ロールーフバンGLPという2,000ccのガソリンエンジン2WD/ATがベース車両の場合、568万円(税別)~というお値段。

車両サイズは全長4,990mm×全幅1,890mm×全高2,500mmという大きさで、乗車定員5名、就寝定員大人3名+子供3名という内容。

この大きさでこれだけの就寝定員と200系ハイエースのボディーカットキャブコンという内容を考えると、格安のキャンピングカーではないかと思います。

コレ、他のキャンピングカービルダーが同じタイプの車両を製造すれば、700万円~というお値段になるような内容だけに、チョッと驚きの価格設定かと・・・。

東京キャンピングカーショー2017

非常に気になるキャンピングカーだけに、もう少し詳しい説明を載せておきます。

VERY
produce by TACOS
2017’ NEW CAR CONSEPT

*ベース車ハイエースのボディーを後方&上部を少なめにカットし外装のFRPシェルをかぶせています。二重構造ボディー
(安全性の向上+断熱性の向上+室内快適性の向上)

*バンコンには出来なかった装備品の確保が可能に
(ルームエアコンの搭載スペース+フリー&トイレルームの確保+3面アクリルウインドウによる快適な外気の導入+ガラス窓より断熱性の優位)

*ハイエースベースの機動性(2,000ccガソリン+3,000ccターボディーゼルエンジンの選択可能)
(エアサスを標準装備し足回りの良さ+豊富なアフターパーツ)

*車両寸法をあまり大きく設定しませんでした
全長4,990mm×全幅1,890mm×全高2,500mm
(通常キャブコンより走行安定性の向上)
(外観デザインの向上)
(気楽な走行の確保)

東京キャンピングカーショー2017

内装は、スライドドアであるエントランスを開けた正面にギャレーを配置。

東京キャンピングカーショー2017

エアコンの室内機は運転席側後部天井付近に装備。

東京キャンピングカーショー2017

シンクはキャブコン用というよりは、バンコン用のミニマムサイズを採用。手を洗う位であれば、この大きさでも十分かと。

キャンピングカー内で料理をする方にとっては物足りないかもしれませんが、キャンピングカーで旅をするのであれば、ご当地の美味しい物を食べ歩いても良いのではないかと思います。

東京キャンピングカーショー2017

一応バンクベッドらしきスペースはありますが、高さがミニマム。子供であれば何とか大丈夫な感じの大きさ。

東京キャンピングカーショー2017

小さめの電子レンジがありますが、私はコレは要らない装備だと思っています。電子レンジで『チン』したお弁当を食べるのであれば、ほか弁を買って温かいうちにすぐ食べたいですね。

東京キャンピングカーショー2017

後部は変形の二の字ソファーというレイアウト。ブルーとオフホワイトの配色が清潔感を感じさせる色使いです。

東京キャンピングカーショー2017

助手席側最後部にあるフリールームの扉の様子。

東京キャンピングカーショー2017

外側から見たスリットの正体は、このように2分割になるドア用のスリット。このようにベッド展開をしていても、フリールームの扉を開けることができ、ポータブルトイレを使用することが可能。

東京キャンピングカーショー2017

フリールームに入る際、やや大きめの段差が生じるため、小さな踏台を階段代わりに使い、フリールームに入るような格好になります。先ほど見た踏台はそのためのもの。

もちろん折り畳み式の踏台のため、使わない時は折り畳んで他の場所に収納しておくことも可能。

私も実際に踏台を使いフリールームに入り、ポータブルトイレに腰掛けてみましたが、問題無く使える空間が確保されていました。

東京キャンピングカーショー2017

後部ベッドルームには二段ベッドになるベッドボードも装備され、就寝定員の拡大に貢献。なかなか考えられた造りとなっています。

東京キャンピングカーショー2017

シートの端に黄色い札で、『少々変更します』と書かれてあり、まだまだ改良&進化するみたい。この辺りの意欲的なキャンピングカーに対する造り込みはタコスらしいと思えるところ。

東京キャンピングカーショー2017

収納庫の色使いも渋い感じで、飽きがこなくて良いデザインだと好感が持てますね。

東京キャンピングカーショー2017

電気関連のスイッチは天井付近に配置。コレ、小さなお子さんのいるファミリーには嬉しい配慮。

というのも、小さい子供は「触っちゃダメ!」と言ってもスイッチ類などは触りたいもの、その点、この高さにあれば容易に触れないため、不要な電気を勝手に点けられたりしないため、なかなか良い配置だと思います。

私も、気が付けばボイラーのスイッチは入っているは、電気が点いていたり、FFヒーターを勝手に消されたりと、手の届く場所にスイッチがあるキャンピングカーに乗っているので、そのような経験がありますから・・・。

このタコスのベリーというキャンピングカー、全体的には非常に良く出来ているキャンピングカーで、セカンドシートを前向きのFASPか何かにしてもらえれば、かなり私の理想に近いキャンピングカーだと思います。

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