東京キャンピングカーショー2017を見に東京ビッグサイトへ行ってきました【その17】日本国内と中国国内のキャンピングカー保有台数について
今回は2017年7月1日(土曜日)に東京ビッグサイトで開催された、東京キャンピングカーショー2017を見に行った時の様子をご紹介。
フジカーズジャパンのコーナーにやってきました。中古のキャンピングカーを数多く取り扱っているキャンピングカー販売会社ですが、輸入キャンピングカーや200系ハイエースベースの新車バンコンなども販売している模様。
今回の東京キャンピングカーショー2017の会場では、どのキャンピングカーにも見学の人が多数乗り込んでいる状態で、内装を丁寧に見ることが出来ないコーナーも多々ありました。
キャンピングカーの人気が高くなっている証拠でもありますが、じっくりと内装などを見て検討したい場合には、直接キャンピングカービルダーや販売店へ出向き、実車を見るのが一番かと思われます。
キャンピングカーショーの使い方としては、キャンピングカーのタイプやおおまかな内装レイアウト、外観などの好みに合った車両の目星をつけておくというのが、正しい楽しみ方なのかもしれません。
200系ハイエースのバンコンの前に置かれていた内装色が選べるパネルのディスプレイ。
普通乗用車と違い、小ロット生産のキャンピングカーだからこそ出来るオーダーメイドで、この辺りの自由度はキャンピングカーならではのもの。
熱心に内装レイアウトや配色などを見学していたのは中国の方々。5名程で東京キャンピングカーショー2017に訪れており、中国国内でもキャンピングカーの需要があるものと思われます。
ここで中国のキャンピングカー事情について少し調べてみると、2013年時点での中国国内でのキャンピングカー保有台数は2万台程。
一方、2013年時点での日本国内におけるキャンピングカー保有台数は8万5,000台ということで、中国国内の4倍程の保有台数となっています。
その中国ですが、2018年には国内保有台数を100万台にしようという目標を掲げているようですが、今現在の保有台数のデータが見つからず、実現しているのかは不明。
ただ、2万台のキャンピングカーが5年で100万台になるとは考えにくく、2017年時点での日本国内のキャンピングカー保有台数がようやく10万台を超えたことを考えると、それ程大きく保有台数を伸ばしているとは思えません。
ちなみに2017年4月時点での日本国内の自動車保有台数は81,398,693台とのこと。そのうちの10万台がキャンピングカーということですから、割合に換算するとわずか0.12%ということになります。
この数字だけを見ると、キャンピングカーはまだまだ特殊な車両なんだなと思いますね。
先程の中国人の方々も熱心にこのパネルを写真に収めていました。中国国内でのキャンピングカー製造の参考にするのでしょうか?
内装レイアウトはこんな感じで、常設二段ベッドにフリールーム、サイドソファーのある豪華なバンコンでした。
中国国内におけるキャンピングカーの普及には、キャンプ場の整備や治安問題、道路整備などの問題もあるようですが、徐々に普及が進んでいくと世界的に見ても人口の多い国ですから、キャンピングカーの需要は十分にあると思いますね。