東京キャンピングカーショー2018【その07】AtoZのカムロードベースのキャブコンを詳しく検証

今回は2018年7月21日に東京ビッグサイトで開催された、『東京キャンピングカーショー2018』を見に行った時の様子をご紹介。

東京キャンピングカーショー

AtoZのコーナーにやってきました。

ようやくトヨタのキャンピングカー専用シャーシである、カムロードをベース車両としたキャブコンを作成したと聞き、見に来た次第。

東京キャンピングカーショー

家庭用エアコンを装備しているとは言え、温水ボイラーやカセットトイレの装備が無い状態、さらにガソリンエンジンの2WDのカムロードをベース車両にしているにも関わらず、価格は578万円(税別)という設定。

この15年位の間でベース車両の値上がりや人件費、材料費の値上がりがあったと思いますが、15年位前に比べると確実に200万円は高くなったと思います。

それはAtoZのキャンピングカーに限らず、他のキャンピングカービルダーのバンコンやキャブコンも同様で、かなり価格がアップした印象があります。

東京キャンピングカーショー

キャンピングカーに家庭用エアコンを装備するのはすっかり市民権を得たみたい。キャンピングカービルダーはシャワー装備の水タンクの置き場を考えるより、家庭用エアコンの室外機を5×2クラスのキャブコンのどこに配置するのかに頭を悩ましているハズ。

東京キャンピングカーショー

カムロードを初めて採用したNEWモデルということで。

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外観は大人しい感じで好印象。

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室内を詳細にチェックしている人がいました。

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無垢材の家具が良い雰囲気。やはり合板を組み合わせたキャンピングカーの室内とはトーンが違い、温もりを感じさせる室内。

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エントランスは内側に異形のステップがあり、慣れないと足を引っ掛けてしまいそう。ギリギリ2組の靴が置ける大きさかな?

東京キャンピングカーショー

正面にはフリールームの扉があり、コチラも無垢材を採用。

東京キャンピングカーショー

フリールームの扉を開けたところ。車両の角部分のデザイン性のため、角が一部取られていますが、ポータブルトイレ等を置いて使用するには十分過ぎる程の広さがある空間。

実際に入ってみて座る動作をしてみても、窮屈さを感じません。床面は防水処理のされたパネルを敷いてあるため、濡れたキャンプ用品等を入れても大丈夫。

大型のバゲッジドアも装備されており、キャンピングカーの外から荷物を入れるのも便利そう。

東京キャンピングカーショー

私は必要無いと思っているのですが、電子レンジとその下に冷蔵庫も装備。

必要無いと思っている理由に・・・

・電子レンジはサブバッテリーを痛める恐れがあること
・冷蔵庫は現在所有しているバンテックのジルの冷蔵庫が数年前に壊れて撤去して以来、冷蔵庫無しのキャンピングカーライフを送っていますが、特別不便を感じないため

以上が15年以上キャブコンタイプのフル装備キャンピングカーを使ってきた私の考え。確かにキャンピングカー初心者にはフル装備のキャンピングカーは魅力的に写りますが、実際に使ってみると不要な装備が多いことに気が付くと思います。

人それぞれキャンピングカーに求めるモノが違うため、一概には言えませんが、簡易装備のキャンピングカーでもキャンピングカーライフは楽しめると思っています。

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ダイニングテーブルを囲むイメージはこんな感じ。内装デザインを専門のインテリアコーディネーターに依頼しているだけあり、なかなかセンスが良く優しい雰囲気。

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バンクベッドもそれなりの広さがあり、快適そう。

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収納家具も無垢材がふんだんに使われており、合板の家具とは見た目も香りも違います。

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家庭用エアコンの室内機は室内サイド上部に設置。変に全体を覆うようなカバーをしていないため、フィルターのメンテナンス性等は良さそう。

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収納庫の中に小さなカセットコンロが入っていました。キャンピングカーによくある常設のコンロは火力が弱くて使い物にならないため、カセットコンロというのは良い選択。

全体的に見て良いキャンピングカーだと思いますが、リアエアコンが家庭用エアコンだけというのはいただけません。キャンピングカーの走行中に家庭用エアコンを駆動させる方法を確立しなければ、後部居室部がサウナ状態になり、とてもじゃありませんが、乗っていられないと思います。

発電機を搭載して発電機を回しながら移動すれば良いのかもしれませんが、発電機はオプション扱いの上、防振・防音対策も必要。

そういった意味においては、AtoZのキャンピングカーの設計コンセプトには疑問を感じてしまうところ。内外装共に良いキャンピングカーだけに、少し残念な気もするキャンピングカーですね。

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