お台場キャンピングカーショー2019に行ってきた『最後部にフリールームのあるバンコンが気になる私』
こちらは、日産キャラバンNV 350ベースのバンコンキャンピングカー。
ガンメタリックグレーの車体は結構綺麗だと思う。普通のシルバーも綺麗だと思うのだが、やはり色の深さから言うとこの色は結構渋くて好き。
日産のGT-Rも20年前に出ていたR32というGT-Rがこのような色を採用しており、非常にカッコよかったことを覚えている。
相変わらず押し出しの強いマスクだと思う。
株式会社レクビィという会社が販売しているNV 350ベースのキャラバンキャンピングカー。ガソリンエンジンベースで全長は5メートル少々。200系ハイエースで言う標準ボディという位置づけだと思われる。
キャンピングカーとしての装備は、冷蔵庫やダイネットテーブル、サブバッテリー、走行充電、断熱材入りの樹脂フロア、マックスファン等々が装備されており、とりあえず最低限の装備はある模様。
乗車定員6名に対して就寝定員が2名なので、基本的には二人旅仕様の車だと思われる。展示車両の価格は500万円ちょい。
バンコンとしてはまあまあ標準的な価格。消費税の表記が10%になっているのがやはり痛いと言うか、仕方ないと思うところ。
内装は見た感じ丁寧に作られているように思う。キャビネットを開けたりとかはしていないので、中の内張りの様子までは伺えないが、外から見た感じでは綺麗。
天井の吊戸棚やサイドソファー、単座の対面ソファーなどがありキャンピングカーらしい内装にはなっている。単座のセカンド・サードシートは珍しく、乗車定員より 室内の空間を重視した作りなのかもしれない。
ある程度乗車定員及び就寝定員を絞っている理由の一つに、この後部のフリールームの存在がある。防水パンが敷かれた後部のフリールームは広大で、助手席側の壁面にはシンクが装備され、シャワーヘッドも付いている。
扉を閉めるとこのような感じで、ひとつの部屋として使うことができ、濡れたものや汚れたものを後部から遠慮なく車の中に収納することができる仕様。
また、これだけのスペースがあれば当然ポータブルトイレを置いて使用することも可能で、トイレルームとしても重宝すること間違いなし。
やはりベース車両がNV350キャラバンもしくは200系ハイエースでも、このタイプが自分の使い方にとって一番合っていると思われます。
ただ、バンコンでは現在のようにキャンピングカーの中にジェットスキーを積むような使い方はできないので、やはりジェットスキーはトレーラーで牽引し、車両の中で寝たりトイレを使用したりする従来の使い方に戻ってしまうのは少し仕方のないところかもしれないかな。
釣りやキャンプ、冬のスキー・スノボ等のアウトドア遊びをされる方にとっては、この収納スペースは非常に魅力的。現地に行っての荷物の積み下ろしや、撤収の時にもこのフリールームは大活躍すると思われる。
防水パンを敷いてあるので、多少汚れている物や濡れた物を積んだ後でも水を流して洗うことができるのも良いと思う。
自分であれば木製もしくは樹脂製のスノコをぴったりの大きさに切って敷き、その上に荷物を置いたり汚れ物を置いたりすれば より利便性は高まると思われる。
装備が簡易な割に価格がそれなりに高いのは、このフリールームにお金がかかっているからだと思われるが、このフリールームの利用価値は無限大なので、このあたりの価格上昇については十分納得できる範囲だと私は思いますね。