お台場キャンピングカーショー2019に行ってきた『新型デリカのポップアップルーフ仕様キャンピングカーに想うところ』
お台場キャンピングカーショーの会場を見て回っています。
ケイワークスというキャンピングカービルダーのコーナー。三菱デリカの新形の車両を展示。ポップアップルーフがついている車だというのが一目で分かる。
リチウムイオンサブバッテリーシステムを採用しており、最近は鉛式のディープサイクルバッテリーの代わりに、リチウムイオンサブバッテリーシステムを組んでいるキャンピングカービルダーも徐々に増えてきた。
ただ、良いことずくめのリチウムイオンバッテリーシステムだが、やはり一番のネックはコスト。鉛バッテリーの何倍もするコストをかけてまでも、車内の電源装備を充実させるのか、そこが悩みどころ。
確かに鉛式のディープサイクルバッテリーに比べて電池の持ちや耐久性は良いということで、良いということは分かっているのだが、リチウムイオン電池とて消耗品のため次回のサブバッテリーの交換で「20万円です」と言われると、なかなかおいそれと手が出せる装備品ではないような気もする。
内装は黒一色で最近の乗用車はこのような感じで、かなりトーンを落とした内装の車両も多い。
確かに汚れは目立たなくていいのだが、何となく車内が暗い感じがするのも否めない。
これは外から見たポップアップルーフの中。大きさから言って大人2名就寝可能といったところか。
今日のような暑い日はとてもじゃないけど中で寝ることはできないと思う。現実的な問題としてこのポップアップルーフの中で寝られる日は、春先のやや暖かくなった時、もしくは秋口のやや涼しくなった時に限られると思う。
真夏は暑くてとてもじゃないけど寝ていられない上、真冬は布一枚のため就寝具をかなり充実させないとぐっすり眠るのは厳しいと思う。
身体は羽毛布団などで暖かくても、顔の周辺が非常に寒く感じられ、真冬もなかなか展開して使うには勇気のいる装備ではある。
まぁ、子供は喜びそうだが。
車内からポップアップルーフに上がることができる模様。
このような感じでそれほど開口部は広くないが、潜り込むような感じでポップアップルーフに上がるのは、子供であればさぞかし楽しいであろう。
乗用車タイプのミニバンに、とりあえず就寝設備を付けたというような感じの車両で中途半端感は否めないが、やむを得ず車中泊をするような場面になった場合、季節がよければ活躍しそうなキャンピングカーだと思った次第。