お台場キャンピングカーショー2019に行ってきた『バンテックのジルの内装が残念過ぎると思う私』

お台場キャンピングカーショーの会場内を見て歩いています。

お台場キャンピングカーショー

続いてやってきたのは 私も所有しているキャンピングカービルダーのバンテック。バンテックのフラッグシップ車である、ジルを展示しています。

私も18年程前に購入したバンテックのジルに現在も乗り続けているため、このメーカーの 車両がどのように進化しているのか、興味が尽きない。

ただ、今回バンテックに対してかなり辛口評価になってしまうのは、やはり自分が乗っているキャンピングカー ビルダーに期待をしているという裏返しなのかもしれません。

これからバンテック車を買おうとしている人、契約して納車待ち、もしくは同じようなバンテックのキャンピングカーに乗っている人にとって不快な内容になってしまうかもしれないため、もしそのように感じるのであればこの先は読まない方がいいのかもしれないです。

お台場キャンピングカーショー

まずはエントランス部分のステップをゆっくりと上がる。ここは2段になっておりFRPの造形も綺麗で、足元も広く靴置き場としても優秀だと思う。

お台場キャンピングカーショー

正面に見えるのはトイレ兼シャワールームの扉と、冷蔵庫や各種クローゼットの扉。

ただ、何となくプリント合板の表面が安っぽく見えてしまうのは私だけだろうか?他のキャンピングカービルダーの プリント合板はもう少し質感があるように思われるのだが、非常に安っぽく感じてしまう。

表面の仕上げ自体に問題はなさそうだが、やはりもう少し質感のあるプリント合板を使うと車内の雰囲気が良くなると思う。

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シンク部分に取り付けられているスイッチ類も何となく『チャチ』な雰囲気で、パッと見は良さそうなのだが、近くでじっくりと見ると安っぽさを感じてしまいます。

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こちらも他のキャブコンの例に漏れず家庭用のセパレートエアコンが標準で装備されている。天井にはファンタスティックルーフベントファンも標準装備となっている模様。

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床面はクッションフロアを採用し、この辺りは他のキャブコンタイプの車を製造しているキャンピングカービルダーと同じ。床材の質感は悪くなく、清潔な印象。

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車内がとても広く感じるのは、リアエントランスの真骨頂。左右の大きな窓からの採光も良く、車内が非常に明るく感じます。白いファブリックを使った シートは汚れが目立つかもしれないが、車内を明るくするのに一役買っている。

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冷蔵庫の上には電圧計やスイッチなどを配置。

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さて、ここからはお約束のトイレ兼シャワールームの中を見てみる。

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扉を開けてみた。その時にふと感じた違和感。とりあえずそれは置いておき、トイレルームの中を拝見。

首振り式のカセットトイレが装備されており、使用するには十分な広さ。実際に防水パンの上に立ってみたところ、床面もしっかりしており耐久性は十分にありそう。

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先ほど感じた違和感はこれだった。

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トイレのドアのヒンジがガタガタなのだ。曲がって取り付けられている上、ヒンジに多数の傷がある。展示車両でこのクオリティーということは、実際にユーザーさんに届けられる車両はどのような状態なのだろうか?想像して少し怖くなってしまった。

検品をきちんとしているキャンピングカービルダーなのか?甚だ疑問を感じる部分ではある。

バンテックは多くの人が見に来る展示会の車両に、このような車両を出品するキャンピングカービルダーになってしまったのかと思うと、同じキャンピングカービルダーの車に乗る私にとって少し残念な気持ちになった。

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シンクはきれいにまとめられている。こちらは可もなく不可もなくといったところか。ただこれはバンテックの責任ではないのかもしれないが、前述の通り使用されているスイッチ類の質感がかなりチープに感じた。

見た目は良いのだがプラスチック感満載で、近くでよく見るとかなり作りが荒いのが分かる。

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バンクベッドは標準的。それほどバンク部分の厚みを持たせていないモデルのため天井高はやや低いが、寝てしまえば気にならないレベル。

これはどのキャンピングカービルダーも同じ。

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さらに収納庫の中を少し拝見。

ここでも粗を探してしまう意地悪な私。

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配線の取り込み口の下に、一度木ネジを入れて抜いた跡が残っていた。おそらく場所を間違えて木ネジを入れた後、抜いてそのままにしていると思われる。

この黄色く丸をつけた部分がそう。見えない部分にかなりの手抜きや雑な仕上げが見られ、高額なキャンピングカーにしてはかなりお粗末な印象。

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更に理解に苦しむのが室内にあったこの段差。このアール部分になっている下が掘り込まれていて、足が入るようになっている。

キャンピングカー内という限られた空間の中は、ただでさえフラットなフロアの方がいいのに、なぜこのようなつまずいてしまうような装備を付けてしまうのか。

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それにはこういう理由があった。その掘り込んでいるところの下に LED照明を付けているのだ。

これは夜間見たとき、フロアがほんのりと照らされて綺麗だとは思うのだが、実用性には程遠い装備だと思う。時々ネットの中で「バンテックのキャンピングカーは本当に使う人のことを考えて造っているのか?」というような疑問を呈している人もいるが、私もその一人だ。

車を造り、現場に行ってテストをし、実際に使っている人の声をフィードバックすれば、このように単純に埃が溜まったり、足が引っかかったりするような装備品を付けようとは思わない。

バンテックを始め、各キャンピングカービルダーがスポンサーとしてガッチリ付いているキャンピングカー専門誌は、気が付いていても記事にすることは出来ない部分なのでしょう。

私もバンテックのキャンピングカージルを18年以上乗り(現在も所有している)、良いところも悪いところもそれなりに知っているつもり。もちろん悪いところばかりではなく、良いところも沢山あるキャンピングカーなだけに、「この18年間何をしていたんだ!」という忸怩たる想いもある訳です。

単に歴史があるキャンピングカービルダーというだけでは、この先生き残れないと危惧すると共に、もっと真剣にキャンピングカーを使うユーザーのことを考え、細部を進化(深化)させていって欲しいと切に願うばかり。

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エントランスドア脇にあった謎の装備、おそらく小物入れだと思われる。

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さらに換気扇部分のダクトを見てみる。換気扇から伸びているダクトが車外に出ているのだが、この部分は特に問題なし。私のキャンピングカージルにも同じような装備がある。

ただ、このダクトの脇に断熱材が入っているのかと思ってよく見てみたが、断熱材の姿は一切なかった。18年前のキャンピングカージルと全く同じ作りで、やはりこのキャンピングカービルダーは断熱材を適切に入れることは無い模様。

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キッチンは二口コンロと水栓金具のコンビ。これは結構お金のかかっている装備品。両方とも蓋をすることによって表面をフラットにして使えるというのは便利。

コンロやシンクは常時使うものではなく、ちょっとした物を置いたりするスペースとしてエントランスドア付近のフラットスペースは非常に重宝します。

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コンロのガスはやはり時代なのか、カセットガスを2連装備するカトーモーター製の物を採用。これは他のキャンピングカービルダーも盛んに採用しているため、ほぼスタンダードになったと思われる。

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内装はいろいろあるが、外部の大型収納庫は非常に魅力的。引き出し式の深さのある外部収納庫は、生ゴミや濡れ物を入れるのに最適。

車内に汚れ物を持ち込まないという意味では、この外部収納庫は最強だ。

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ただ、このクオリティで約800万円、皆さんの評価はいかがでしょうか?

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