第16回 神奈川キャンピングカーフェアへ行ってきました【その02】
今回は2016年9月24日(土曜日)に神奈川の川崎競馬場で開催された『第16回 神奈川キャンピングカーフェア』を見に行った時の様子をご紹介。
最近、ハイエースやキャラバンより小さい車体でジワジワと人気が出てきている、NV200バネットバンをベース車両にしたバンコンが展示中。
リゾートデュオユーロという車名のようで、エレベーティングルーフを装備。排気量は1,600ccということで、ハイエースやキャラバンのエンジンより小型のものを搭載。
運転席・助手席後部には横座りのソファーを設置。このレイアウトから見えてくることは、完全なる二人旅仕様だということ。この状態で横座りソファーに乗車して移動するには危険が伴う上、前向き乗車できないのは車酔いしてしまいそう。
後部から見た状態はこんな感じ。横座りのソファーが二人用ベッドになり、就寝定員は2名といったところでしょうか。
ギャレー部分には電子レンジを装備。大型のインバーターで駆動させるようですが、電子レンジ自体が必須の装備品だとは思えないのですが・・・。最近は全国どこに行ってもコンビニやスーパーがあり、そこで電子レンジが使えるため、キャンピングカー内に電子レンジが必要だと思ったことは一度もない私にとっては、電子レンジの存在はどうしても違和感を覚えてしまいます。
キャンピングカー内で電子レンジを使用するにあたっては、サブバッテリーへの負担が大きいため、できればあまり使用しない方がいいと思うのですが、いかがなものでしょうか。
ベース車両が小さい割には車内は広々とした印象。吊り戸棚などの装備品が天井付近に付いていないことも、車内が広く感じることのひとつかもしれません。
こちらは運転席の様子。商用バンだけにややチープな印象を受けますが、私の所有している旧々カムロードよりは断然洗練されています。
メーターはスピードメーターのみのワンメーター仕様。ウッドパネルを装着し、チープさの払拭につとめている点は評価できますね。
こちらはエレベーティングルーフの開口部。エレベーティングルーフの高さ自体が低いため、子供であれば潜り込めそうですが、大人だとちょっとキツイ感じ。
もっとも荷物置き場や、車内で立つことができる天井空間として使用するのであれば何の問題もないと思われます。
試作車なのでしょうか?エレベーティングルーフの開口部の枠が浮いています。木ネジのようなもので固定しているようですが、天井との隙間が空いていました。この辺りは量産品になれば改善されると思いますが、このままの状態では購入する気も失せてしまいますね。
その他の部分の枠も波打っていたりして、試作車両としてももう少し細部を詰めてから展示した方が良いのではないかと思える造りです。
展示車両は横向き6人乗りで365万円という価格。現実的には横向きで6人乗車というのはあり得ないとは思いますが、とりあえず乗れるということでしょう。
基本的には二人旅仕様のエレベーティングルーフ付きバンコンということで、その発想自体は悪くないため、細部を見直せばなかなか良い感じのバンコンだと思います。