第16回 神奈川キャンピングカーフェアへ行ってきました【その04】

今回は2016年9月24日(土曜日)に神奈川の川崎競馬場で開催された『第16回 神奈川キャンピングカーフェア』を見に行った時の様子をご紹介。

神奈川キャンピングカーフェア

キャンピングカーの老舗であるバンテックも当然のように出展中。今回はジルクルーズを持ってきています。

神奈川キャンピングカーフェア

いすゞのエルフの顔つきはカッコいいですね。トヨタのカムロードが優しい感じの顔つきであるのに対し、いすゞのエルフは精悍な顔つきといった感じ。

白色は膨張色のため、大きなボディーがより一層大きく見えますね。

神奈川キャンピングカーフェア

文字が小さくて見えづらいですが、価格は10,692,000円(税込)という1,000万円超えの価格。ベース車両が高額だということもあるのですが、家庭用エアコンやソーラーパネル、サブバッテリーシステムやFFヒーター、トイレ、シャワー等、フル装備の内容だけに仕方のないところかも。

さらに展示車両は4WDということらしく、それも価格を押し上げる要因に。

神奈川キャンピングカーフェア

エントランスはセンターエントランス。

神奈川キャンピングカーフェア

エントランスドアはいつものコレ。毎回言っていますが、1,000万円以上するキャンピングカーに使われているエントランスドアにしてはチープで貧弱。ユーロタイプのドアに交換すればどれ程価値が上がるだろうと思いながら、つくづく残念に思うポイントですね。

神奈川キャンピングカーフェア

エントランスドアの脇には鏡があり、車内を広く見せるために設置しているのでしょうか。他のキャンピングカービルダーでは見ない手法。

神奈川キャンピングカーフェア

運転席・助手席の後部は長いベンチシートのようなレイアウトになっています。椅子の背もたれが直角に立っているため、走行中は後ろ向きということもあって着座には適していない座席となります。

神奈川キャンピングカーフェア

エントランス部分から見たダイネットの様子。ダイネットの床部分に段差があるのが気になりますが、その段差部分を生かしてLEDの間接照明を装備している辺りはオシャレだと思います。

神奈川キャンピングカーフェア

エントランスステップ内に一段ステップを設けており、コレは嬉しい配慮。キャブコンタイプのキャンピングカーは、トラックの荷台部分にキャンピングシェルを載せている構造上、どうしてもエントランスステップの高さが高くなってしまうため、この内側にステップを設けるというのは、子供や高齢者には優しい装備だと思います。

私の所有しているキャンピングカージルもエントランス部分は高くなっており、内側にステップを設けようにもここまでの奥行きがないため、内側にステップを増設することはできません。

この辺りは15年に渡る進化の様子が見てとれるところです。

神奈川キャンピングカーフェア

サードシートも背もたれが直角になっているタイプで、3点式のシートベルトが装備されていることから、走行時にはサードシートに座ることになると思いますが、快適性ということに関しては、FASPやサプリオなどのリクライニングするタイプのシートの方が上なのは間違いないところ。

「ここはコストダウンして欲しくなかったな」といったところでしょうか。二人旅用と割り切ればこれはこれでいいのかも知れませんが、車格に対してこのシートは残念。

神奈川キャンピングカーフェア

エントランスドア上にはルームエアコンンが装備されています。エアコンのフィルターを掃除する際には家具が邪魔になりそうですが、頻繁に掃除するものでもないため、これでいいのでしょう。

神奈川キャンピングカーフェア

ルーフベンチレーターはさすがに高級タイプを採用。昔のジルに装備されていた煩いだけのチープなベンチレーターとは決別した模様。

神奈川キャンピングカーフェア

ギャレーのスペースはなかなか良い感じ。コンロ部分とシンク部分に蓋ができるのも好印象。この蓋があればギャレー部分が非常にスッキリしますね。これは私のジルにも取り入れたいところ。

神奈川キャンピングカーフェア

バンクベッドは昔から変わらない形状。ルーフの先端部分が絞り込まれているため、先端部分はやや窮屈ですが、開口部に頭を持ってきて寝る分には何の問題もありません。

基本的には広々としているため、快適に就寝できるでしょう。

神奈川キャンピングカーフェア

ダイネットのテーブルは大型のものを採用。窓付近にはカップホルダーも装備され、この辺りは使い勝手が良さそう。

神奈川キャンピングカーフェア

乗車定員を示すステッカーが貼られていました。

乗車定員
前席3名
中央席2名
後席2名

という内容で、合計7名が乗車可能となっています。ただ、前述の通り中央席と後席があまり座り心地が良さそうではないシートのため、長距離の移動はつらいかもしれません。

神奈川キャンピングカーフェア

こちらはトイレルーム。最新型のカセットトイレが装備されていました。

神奈川キャンピングカーフェア

カセットトイレの蓋を開けたところ。便座が丸いですね。この蓋がペラペラなのが気になりますが、これはカセットトイレのメーカー品をバンテックが採用しているだけなので、どうしようもありませんね。

まぁ、トイレがキャンピングカー内にしっかりと装備されているということだけでも、よしとしなければなりません。

神奈川キャンピングカーフェア

手洗いの水栓はなかなかオシャレ。この部分だけを見るとホテルのトイレルームのよう。

神奈川キャンピングカーフェア

最後部にはベッドがあり、2段ベッドにもなる模様。上段ベッドの真ん中部分の板が跳ね上がる構造になっていて、下段ベッドだけを使用する場合は頭上空間を広く使うことができそう。

神奈川キャンピングカーフェア

車外に出てみると、後部のナンバープレートが付く辺りに大型のスライド式収納庫があり、これは便利。汚れたものや濡れたものをとりあえず放り込んでおくには丁度良い場所と大きさの収納庫。

私であればジェットスキーに行った時のウエットスーツやゴミ、アンカーなどを入れておくのに重宝しそう。このように実際の使用場面をイメージしながらキャンピングカーを選ぶことはとても大切。

何でもかんでもフル装備が良いという訳ではなく、自分がキャンピングカーを使って何をしたいのか、ということをじっくりと考えながら選べば、失敗することもあまり無いと思います。

神奈川キャンピングカーフェア

テールランプはLEDタイプ。車格に対しては小さいように思えますが、まぁ、ここは好みの分かれるところではありますね。

神奈川キャンピングカーフェア

これは近くにあったコルドバンクス。やはりカムロードの顔つきもなかなか良いものです。乗り心地や走行特性についてはエルフよりもカムロードの方が上だということで、ベース車両の金額を考えれば、カムロードベースのキャブコンでも十分なのではないかと思います。

神奈川キャンピングカーフェア

こちらはカムロードのフロントタイヤ。

神奈川キャンピングカーフェア

対してこちらはエルフのタイヤ。パートタイム4WDのため、切り替え用の機構が付いています。使用されているナット類も大きく、カムロードもトラックですが、エルフの方がより『トラック』らしい造りになっています。

1,000万円以上するキャンピングカーのため、いろいろと辛口の評価をしていますが、全体的にはよく出来たキャンピングカーだと思います。

細かいところの改良を繰り返しながら、さらなる進化を期待したいところです。

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