第16回 神奈川キャンピングカーフェアへ行ってきました【その14】
今回は2016年9月24日(土曜日)に神奈川の川崎競馬場で開催された『第16回 神奈川キャンピングカーフェア』を見に行った時の様子をご紹介。
こちらは、ティピーアウトドアデザインのコーナー。数年前から200系ハイエースをベース車両にしたバンコンを製造・販売しているキャンピングカービルダー。
ティピーアウトドアデザインもキャンピングカーショーの常連出展社になりつつあるため、今回も前回同様の展示だと思い、それ程期待せずにフラリと見学。
と、思っていると「ん?何か内装が可愛くないですか?」乙女心をくすぐるカントリー調に仕上がった200系ハイエースって実は今まで殆どなく、一目で気になるバンコンに。
ティピーアウトドアデザイン 国産(自社工場)製の『LBD200SL/PRO』というバンコンで、限定車ナチュラルデザイン28万円(税別)というオプション等が装備されている車両。
キャンパー特装車がベース車両になっており、全長5,380mm×全幅1,880mm×全高2,285mmというサイズ。
床面も木目調のフロアになっており、このフロアは他のキャンピングカービルダーでも時々見掛けるのですが、家具との一体感はこちらのモデルの方が上。
マジで女子ウケしそうなバンコンで、これならキャンピングカーの購入を反対している、奥さんや娘さんを説得するのに追い風となりそう。
造り付けの家具の扉もカントリー調。
扉を開けるとこのような感じで、裏側までキッチリと造り込まれています。
ホームセンターでも販売していそうなノブですが、これを採用しているキャンピングカーは少ないため、インパクトがありますね。
テーブルも無垢材なのでしょうか?確認するのを忘れてしまいましたが、無垢材でなければ無垢材のテーブルをオーダーしたいところ。
ギャレー部分も雰囲気も他の部分と統一されており、蓋をすることで上手に雰囲気を壊さない工夫がなされています。
上開き式のエンゲル製冷蔵庫を採用。DC12Vで作動するタイプで、容量は40L。バンコンですから、これ位のサイズで十分。特に無くても不便はないような気もします。
白木の家具と木目調のテーブルとフロア、さらに青と白をうまく使ったシート生地を採用することにより、爽やかなカントリー調の室内デザインを実現。
カーテンはもう少し深いグリーンでも良かったのかもしれませんが、全体的な雰囲気からしてこの明るいグリーンでもOKかも。
フロアはクッションフロアのよう。
フロントエンド部分を見るとクッションフロアだということが分かります。まぁ、無垢材を敷き詰めるにはコストと手間が掛かり過ぎる上、車という道具にそこまでのこだわりは必要ないのかもしれませんね。
永久保証というのは、かなり思い切った決断をしたものです。どこまでが永久保証なのかは詳しく分かりませんが、なかなか永久保証を謳うことは難しいと思われるため、その英断を評価したいところ。
価格はオプションを含めると500万円を超えてしまいますが、この内装を見るとあながち高過ぎると思わないところがこのバンコンの凄いところかもしれません。
スライドドア入り口付近にある靴箱もしっかりとカントリー調になっていて、細かい点においても手抜きなく造られていることが分かります。
フロントにカンガルーバーみたいな物が付いているため、無骨な感じを受けますが、内装はガーリーというアンバランスさもなかなか良いと思います。
200系ハイエースのナローボディーをベース車両に使ったモデルもあり、こちらはオプション込みで470万円(税別)ちょい。
内装は同じようなカントリー調で、レイアウト的にもほぼ同じ。
後部が2段ベッドになっており、ナローボディーながら就寝定員は4名を確保。
シートのデザインも同じで、私のキャンピングカージルのシート生地も、こんな爽やか系の生地に交換してみたいと思わせるデザインです。
あまり期待せずにフラリと訪れたコーナーで、なかなか面白いものを見せてもらえました。これだからマメにキャンピングカーショーなどに足を運ばなければ、レアなキャンピングカーを見ることが出来ないと思った次第。