第16回 神奈川キャンピングカーフェアへ行ってきました【その15】
今回は2016年9月24日(土曜日)に神奈川の川崎競馬場で開催された『第16回 神奈川キャンピングカーフェア』を見に行った時の様子をご紹介。
このタイプのカンガルーバーは最近流行っているのでしょうか?本格的なクロカン四駆に装備されている物に比べて中途半端な印象を受けると共に、あまりデザイン的にもカッコよくない感じがするのですが、いかがなものでしょうか。
ハイエースに取り付けるカンガルーバータイプの物であれば、過去に100系ハイエース用の少しカッコいいデザインの物があり、そちらの方が良かったようが気がします。
と、思って検索してみたら、200系ハイエースにもこのようなクロカン四駆タイプのカンガルーバーもあり、装着には賛否あろうかと思われますが、こっちの方がカッコいいと思ってしまいました。
まぁ、カンガルーバー(グリルガード)は好みで選択すればいいことなので、内装を見ていきます。やはり200系ハイエースの運転席は10年以上前の設計とは言え、カッコいいですね。
メーター関連も商用バンがベースだとは思えないような豪華さで、これなら普通乗用車から乗り換えても、あまり違和感はないはず。
パワーウィンドーのスイッチが収められている室内側部分もデザインされ、高級感を演出。
このインパネのデザインも200系ハイエースがロングセラーになっている理由のひとつだと思われます。
カーナビの画面では今見ている展示車両である、ユーアイビークル社の『トヨタ ハイエース フリースタイルエディションⅡ 7人乗り 4ナンバー』の紹介DVDを流していました。
ナローボディーがベース車両ですが、334万円(税別)というリーズナブルな価格。ただ、キャンピングカーとしての装備品である、サブバッテリーなどは無く、ベッドキットと床処理等が施されているだけ。
ナンバーも『8』ナンバーではなく、『4』ナンバーとなっています。
セカンドシートも純正品を採用。シートカバーは少し違うような気がしますが、コレは汚れが目立たない色でいいですね。
シート生地の縫製もキッチリしており、この辺りの造り込みの良さもユーアイビークルのバンコンは良いと思わせるところ。
このシート生地の色も各地の展示会で見慣れた色ですが、やはり何度見ても落ち着いた色でいいなと思ってしまいます。
サードシートとその後ろにあるベッドマットを組み合わせて後部ベッドにする仕様。寝るだけに特化したバンコンであれば、本当にコレで十分だと思いますね。
基本的にバンコンは現地で生活する車ではなく、移動先で遊んだ後に寝るだけの車両だと私は思っているため、あまり装備品を詰め込んだ高額のバンコンには興味が無いのが正直なところ。
唯一、スーパーハイルーフのワイドボディーをベース車両に使ったバンコンであれば、ある程度の生活は可能だと思われますが、同価格でキャブコンが購入できる程のお値段となるため、それならキャブコンを選択した方がいいと思ってしまいます。
ですから、このような『寝る』ことだけに特化したバンコンはリーズルナブルで魅力的。「バンコン買うならコレでいいかな?」みたいな感じですかね。
最近は『堺』ナンバーというのもあるのですね。確かに『4』ナンバーのバンコンのよう。
スライドドアを開けるとできる巨大な開口部を覆う網戸のような装備品もあり、これはなかなか考えられた装備品。使える場面は限られると思われますが、夏場のオートキャンプ場などでは活躍しそう。
シート表皮の色も選べるようで、グリーン以外にもグレーやブラウン、レッド、ホワイト、ダークグレーなども選択可能。
ブラウンやグレーも落ち着いた色合いになりそうで気になりますが、やはりイチ押しはこのグリーンかな。でも、ブラウンのシート表皮を使った現車もみてみたいものです。
このように、シート表皮の色やデザインを本気で悩みながら購入を考えられる理想のバンコンが現れるのはいつなのでしょうか?200系ハイエースのディーゼル4WDのラインナップが貧弱な現状では、なかなかそのような時が来そうにないのも事実ですが・・・。