第16回 神奈川キャンピングカーフェアへ行ってきました【その17】
今回は2016年9月24日(土曜日)に神奈川の川崎競馬場で開催された『第16回 神奈川キャンピングカーフェア』を見に行った時の様子をご紹介。
こちらは、レクビィのコーナー。以前はキャンピングカーランドという社名だったのですが、2016年4月1日より、株式会社レクビィという社名に変更になったみたい。
キャンピングカーランド時代からよく分からない会社だったのですが、アネックス、キャンピングカー広島などのキャンピングカーを販売している代理店のよう。
そのレクビィが今回展示しているのは、200系ハイエースのスーパーロング特装車をベース車両にした、『プラスSL Superior』というバンコン。
最大の特徴は何と言ってもこの最後部にあるフリールーム。このフリールームの大きさは国産5×2サイズキャブコンのフリールームの室内空間を凌駕しており、非常に魅力的。
キャンピングカー内にどうしてもトイレの使える空間が欲しい私にとっては、バンコンの中では今のところ一番理想に近いキャンピングカーと言えるでしょう。
これだけの空間があれば、ジェットスキーに乗った後の濡れたウエットスーツやライフジャケット、シューズなども放り込んでおけます。床に防水パンを設置すれば尚完璧。
ただ、この折れ戸の質感がどうしても気に入らないのが唯一のネック。おそらく一般住宅用建材を流用していると思われますが、キャンピングカーの室内用扉としては違和感を感じてしまいます。
磨りガラスでなければならない理由も無いと思われるため、普通の木製ドアでいいのではないかと思ってしまいます。採光を考えいるのであれば、元々ハイエースのバックドアには大きなガラス窓があるため、採光という面ではそれで十分だと思うのですが・・・。
シャワー設備も無い空間にユニットバスのような扉があることに、どうしても抵抗を感じてしまう私です。
内装レイアウト的には完全なる二人旅仕様のよう。
乗車定員8名、就寝定員3名ということになっていますが、前向き乗車できるのは運転席・助手席の2名のみなので、二人旅仕様だと思って間違いありません。
シートの縫製や細部の造り込みはよく出来ていると思います。
黒いシートカバーと濃い目の茶色の家具の組み合わせも渋い感じで、落ち着いた空間を演出。
二人で寛ぐには十分過ぎる程のソファーがあり、最後部のフリールームにポータブルトイレを設置すればキャンピングカーの外に出なくてもある程度の滞在は可能。
フリールームへ通じる扉を開けたところ。コンパクトな折れ戸のため、開くとこれだけの開口部が現れます。気密性などを考えれば、このサッシの折れ戸の採用もやむなしなのかと思うところ。
確かに色気はありませんが、実用性と導入コストを考えればこのサッシタイプの折れ戸でもいいのかもしれません。それでも磨りガラスはいただけないため、何か目隠しをする方法を考えなければなりません。
白い車体は汚れが目立ちそうですが、やはり白いボディーカラーもいいと思ってしまいます。白は膨張色のため、スーパーロングのワイドボディー車の200系ハイエースが、さらに大きく見えますね。
かなり理想に近いキャンピングカーではありますが、ベース車両にディーゼルエンジンの4WD/ATの設定が無いため購入できません。価格はガソリン2WD/ATで460万円(税別)のため、ディーゼル4WD/ATになると500万円を超えてしまうのではないかと・・・。
ディーゼルエンジン& 4WDマニアの私にとっては譲れないポイントでもあるため、やはり無理。コースターのバスコンを購入できないのも4WDのバスコンが無いため。(そこまでの予算が無いという現実問題もありますが・・・)
次期300系ハイエースのディーゼルエンジンのラインナップと、各キャンピングカービルダーが出すバンコンを見てからでも遅くはないと思っているため、キャンピングカー自体の買換えはまだまだ先の話になりそうです。
それまで走行距離が17万キロを超えた旧々カムロードのジルが持ち堪えてくれればいいのですが・・・。